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Pixel 4に搭載されるGoogleの最新録音アプリはリアルタイムで自動文字起こし可能

米国時間10月15日に開催されたハードウェアイベントで、GoogleはAndroid用の新しいボイスレコーダーアプリを発表した。これは、リアルタイムの音声処理、音声認識、AIといった最新技術を利用して、人が話している最中に音声を聞き取ったテキストをリアルタイムで自動生成するもの。このような進化によって、スマホの録音機能がさらに便利に活用できるようになる。インターネットに接続していない状態でも録音をテキストに変換できる点にも注目だ。

この機能は、Otter.aiReason8、あるいはTrintなど、同様にAIを活用した文字起こし機能を提供する他社と、新たに競合することになる。Googleが説明したように、このアプリのすべての機能は、デバイス上で直接実行される。つまり、機内モードで使っている際にも、音声とともに正確な文字情報を記録することができる。

「会議、講演、インタビュー、その他保存したいものなら何でも、文字起こしできるわけです」と、Googleのプロダクトマネージメント担当副社長であるSabrina Ellis(サブリナ・エリス)氏は述べた。

このRecorderアプリは、今回のイベントでは、ステージ上でライブでデモされた。画面に表示された内容から見る限り、まったくエラーのないテキスト生成を実現していた。一般的な文字起こしアプリは、現実の環境では、バックグラウンドのノイズや、バンド幅の問題によってエラーを発生することが多い。このイベントのデモでは、おそらく音源に直接接続されていたものと思われるが、そうでない場合、つまりテーブルの上にスマホを置いた状態やノイズが多い環境で、Recorderアプリがどのように機能するか、そのあたりはわからない。

同アプリは、音声、単語、フレーズなどで検索できる高度な検索機能も備えている。検索結果は、検索条件に合致するすべての部分が再生バーの上でハイライト表示される。その部分をタップすれば、直ちに必要な部分の実際の音声を再生できるというわけだ。

現状では、Recorderが認識するのは英語のみだが、Googleによれば将来的にはさらに多くの言語のサポートを追加する予定だという。

このボイスレコーダーアプリも、Googleが音声処理とリアルタイムの文字起こしに関して、最近成し遂げた多くの成果のうちの1つに数えられる。同社はすでにこの春、オフラインで迅速に動作する新たな音声認識システムを導入していた。同社のスマートフォンであるPixel用のキーボードアプリ、Gboardとしてリリースされたものだ。またGoogle I/Oでは、アクセシビリティの改善策として、Androidでライブの文字起こしと字幕表示ができるアプリを発表していた。ボイスレコーダーアプリに同様の機能が追加されたのも、当然の流れだったと言える。

同アプリは、ほかのいくつかの新機能とともにGoogleの新しいスマートフォンであるPixel 4に導入される。なお、このアプリをそれ以外のデバイスに導入する予定についてGoogleは何も触れなかった。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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Huluが4KコンテンツをXbox OneやAmazon Fire TVなどにも提供へ

Huluは今夏、4Kコンテンツの提供を再開した。しかし2018年には、ほかのことを優先して4Kを引っ込めてしまった。そのときの4KコンテンツはApple TV 4KとChromecast Ultraだけでしか見られなかった。しかし米国時間10月14日からはXboxOneがサポートされ、Amazon Fire TVとLG WebOSにもまもなく対応する。同社によると、サポート対象デバイスは近日中にもっと増えるそうだ。

Huluが初めて4Kコンテンツを提供したのは2016年の12月だったが、その2年前にはNetflixAmazon Prime Video4K配信を始めている。Huluは4Kにあまり熱心でなかったと言えるが、内容もジェームズ・ボンドの映画とHuluのオリジナルが少々あるだけで寂しかった。そして、その後止めてしまった。

今回のHuluの4Kはオリジナル優先で、「The First」「Castle Rock」「Catch-22」などがある。同社のFAQによると、オリジナルの多くは4K Ultra HDで提供され、16Mbpsでストリーミングされる。

対照的に、オリジナルに積極的に投資しているNetflixには大きなライブラリがあり、それらは4Kで撮られることがここ数年は多くなっている。Amazon Prime Videoにも同社のオリジナルが4Kであり、ほかにライセンスされている映画が50本ぐらいある。

ただし、Netfliで4Kを観るには月額15.99ドルのプレミアムプランに入会する必要がある。一方.Huluの4Kはアカウントのアップグレードが要らない。

4Kコンテンツを見る方法はほかにもたくさんあり、iTunesやGoogle Play Movies&TVが代表的だが、後者は4Kの有料提供を2016年に始めている。Rokuのメニューにも4Kの欄がある。Apple TV+のオリジナルも11月のローンチ以降、4K HDRとDolby Atmosで見られる。Disney+は、追加料金なしの4Kを約束している。また、Vudu、YouTube、FandangoNow、fuboTV、などにも4Kコンテンツがある。

でも4Kがないことは消費者にとって重要な欠点ではないから、Huluの業績は伸びている。米国の定期サービス加入者の数は2018年から12%も増えて、今年4月には2800万人に達した。今後、Disneyのメニューに含まれたら、成長がさらに加速するだろう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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ディズニーがDisney+でストリーミング予定の映画をすべてツイート、予告編一挙も公開

これは優れた事前プロモーションだと感じた。米国時間10月14日、ディズニーはTwitterにスレッドを作り、来月スタートするDisney+でストリーミング公開を予定しているすべての映画、番組のリストを発表し始めた。スレッドは製作の年代順となっており、「Snow White’s Scary Adventures」(邦題:白雪姫と七人のこびと)からスタートしている。1937年製作のこのアニメはディズニーを代表する映画というだけでなく、現代でもカルトのロングテールを引く驚くべきタイトルだ。

さあショータイムです。白雪姫から最新のザ・マンダロリアンまで、ディズニーのほぼすべてのタイトルがやって来ます。ここで#DisneyPlusチェックしよう。アメリカでは11月12日からスタート。

これまでのところ、ディズニーのカタログではディズニー本体に加えて、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ナショジオなどのタイトルがフィーチャーされている。

上のツイートでも触れられているスペースオペラの新作「The Mandalorian」(ザ・マンダロリアン)を始め、「Lady and the Tramp」(邦題:わんわん物語)のリメイク、「Rogue One: A Star Wars Story」(邦題:ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー)の前日譚、 「High School Musical」(邦題:ハイスクール・ミュージカル)シリーズなど 未公開の作品もリストに多数含まれている

しかし今回のツイートで強く印象に残ったのはディズニーのタイトルの底知れない豊富さだった。

実はヒットしたディズニー・アニメではビデオ向けの低予算の続編が作られていた。「Beauty and the Beast」(邦題:美女と野獣)ではベルのファンタジーワールドが製作されているが、陽気な1980年代テレビドラマの空気が溢れている。ピクサーでは有名な「トイ・ストーリー」シリーズだけでなく、「カーズ2」なんていう作品も作っている。

そうかと思えば忘れられた(そもそも最初から知らない)作品も多い。 「Meet the Deedles」(邦題:ディードル・ブラザーズ/悪ノリ双子の大作戦)から「Zenon Girl of the 21st Century」(邦題:ゼノン:21世紀の少女)、さらにはマイナーなFuzzbucket(ファズバケツ)から「The Computer Who Wore Tennis Shoes」(邦題:テニス靴をはいたコンピューター)まである。

ディズニーを見て育った世代にとってリストはノスタルジーの奔流だ。もう忘れてしまったタイトルを思い出したり、自分に黒歴史にハっとすることもあるだろう。

現在のストリーミングサービスではタイトル数を多く見せるためにはつまらないテレビ番組やヒットしなかったB級映画などもすべてリストに含めているが、プロモーションに登場させることはまずない。

ディズニーのアプローチは対照的に極めて透明性が高い。

ドイツ原産の狩猟犬・ジャーマン・ポインターと飼い主の少年の物語「The Biscuit Eater」(ビスケットイーター)、米国初の純血種の馬を描いた「Justin Morgan Had a Horse」(ジャスティン・モーガン・ハッド・ア・ハウス)、「The Adventures of Ichabod and Mr. Toad」(邦題:イカボードとトード氏)などのタイトルを覚えている人々は少ないかもしれないが、こうした知られざる作品も含めて月額6.99ドルのサブスクリプションでDisney+を見ることができる。

Disney+のリスト公開はTwitter史上最大かつ最長のツイートストームに違いない。スクロールしていくと誰でも知っている有名作品に混じって、思いがけないないタイトルを目にするだろう。それぞれのタイトルには解説のツイートがついているのでこれは面白そうだという作品を発見できる。ネコ好きなら「The Cat from Outer Space」(邦題:スペースキャット)に興味を引かれるかもしれない。「フラバー」のオリジナル「The Absent-Minded Professor」(邦題:うっかり博士の大発明 フラバァ)も公開される。

しかしディズニーのソーシャルメディアを使ったプロモーションはツイートストームにとどまるものではない。Disney+で公開予定のタイトルの予告編総集編はなんと3時間にわたる。下にエンベッドしたので時間に余裕のある向きはご覧いただきたい。

Disney+のサブスクリプションの予約はこちらから。

【Japan編集部追記】上のビデオは製作年代順となっている。1959年のオリジナルの「Sleeping Beauty」(邦題:眠れる森の美女)は9分46秒から、1977年の「Star Wars: Episode IV A New Hope」(邦題:スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望)は24分57秒からスタートする。スクラブして移動すれば興味ある年代をチェックできる。Disney+の日本での公開予定についてはディズニー・チャンネルとの関係も含めまだ発表がない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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米国のAlexaがスペイン語を話す、多言語モードでも

先週シアトルで行われたAmazonのハードウェアイベントで、米国とカナダとインドにおいてAlexaデバイスの多言語モードをローンチする計画が発表された。すなわちこれらの国々ではAmazonの音声アシスタントが、英語とスペイン語、フランス語と英語、ヒンズー語と英語をそれぞれ話せる。そして米国時間10月11日のAmazonの発表によると、米国では多言語モードがEchoなどAlexa対応デバイスで実際に使えるようになった。ユーザーはスペイン語と英語を切り替えられるだけでなく、Alexaアプリの設定でスペイン語のみにすることもできる。

これによりデベロッパーは、スペイン語を話す人びとを対象とするプラットホーム向けのスキルを作れる。そしてスペイン語の音声がAlexaに新たに加わり、スペイン語圏のローカルな知識や、Univision、Telemundoなどが作った何百ものスペイン語のスキルが導入される。

米国でAlexaをスペイン語モードで使うには、Alexaアプリで「Español(Estados Unidos)」に切り替える。するとユーザーは、スペイン語でAlexaに、ニュース、天気予報、スマートホームデバイスのコントロール、備忘録(リマインダー)、スキルの起動などを求めることができる。

しかしこの多言語モードのもっと面白いところは、アプリで設定を変えなくても自然に、スペイン語と英語の切り替えができることだ。

たとえば、Alexaに天気予報を英語で求めると返事は英語だが、スペイン語で話すと返事もスペイン語になる。ひとつの家族内で両方の言語が使われている世帯ではとても便利だ。

スペイン語対応のオマケとしてAmazon Musicでは、米国で使うAlexaに最新のラテン系プレイリストをスペイン語でリクエストできる。それらは、Sin Filtro(シン・フィルトロ、都市系アーティスト)、Tierra Tropical(ティエラ・トロピカル、バチャータ、サルサ、クムビアス)、Puro Reggaeton(プロ・レゲトン)、Fierro Pariente(フィエロ・パリエンテ、メキシコの地方音楽)などだ。

Amazonによると、カナダ(英語、フランス語)とインド(英語、ヒンズー語)の多言語モードも提供される。ただしその日程は明らかでない。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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Twitter公式アプリのMac版がMac Catalystアプリとして復活

Twitter(ツイッター)の公式アプリが、Mac Catalyst対応アプリとして米国時間10月10日に公開された。6月にアップルがWWDCでMac Catalystを公式に発表した後、同社はこれを利用してアプリを開発するといち早く表明していた。Mac Catalystは、iPad用アプリをMac版に移植するためのアップルの新しいツールセットで、最新macOS Catalinaに搭載されている。

Mac Catalystは、iOSの開発者がMacのエコシステム向けのソフトウェアを簡単に作れるようにするものだ。開発者は、既存のiOSプロジェクトとソースコードをベースに、Macのネイティブの機能を追加し、タッチ操作をキーボードとマウスの操作に変更することができる。

TwitterはMac Catalystアプリとして登場が待ち望まれていた。Mac Catalystで作られるからという理由だけではない。Twitter社は昨年、Macのデスクトップクライアントを廃止し、デスクトップユーザーに対しTwitterのウェブサイトを使うようにと案内していたからだ。

ウェブではなくネイティブのアプリを使いたいMacユーザーは、TweetDeck、Twitterific 5、Tweetbot 3などの他社製アプリに乗り換えた。TweetDeckはソーシャルメディアの仕事をしている人やパワーユーザー向けのアプリだ。Twitterific 5とTweetbot 3は公式のクライアントアプリの代替に適しているが、有料で余分な機能が多い。

Mac Catalystの新しいTwitterアプリは無料で、Twitterプラットフォームのほかのアプリとエクスペリエンスが一貫している。コードベースを共有しているのでインターフェイスにはなじみがあり、ダークモードにも対応している。ただ、タイムラインがリアルタイムで更新されないことが、ユーザーから多く挙げられている不満のひとつだ。

ほかに不満として挙げられているのは、フルスクリーンで適切に表示されないことや、ツールバーが2段になっているのは収まりが悪いといったことだ。さらにデスクトップクライアントとウェブアプリの不自然な相違点もいくつか指摘されている。

とはいえ、デスクトップに公式アプリが復活したことは、全般に好評だ。指摘されている不満はこれから解決するかもしれないし、そう願いたい。

TwitterアプリはmacOS Catalinaでのみ動作する。おそらく、macOS Catalinaにまだアップデートしていないユーザーもいるだろう。アプリは無料で、Mac App Storeからダウンロードできる。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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米トイザらスのウェブサイトが再開、オンライン販売は小売大手Targetが担当

Toys “R” Us(トイザらス)が、小売大手Target(ターゲット)との新たな提携を得てオンラインに戻ってきた。トイザらスが経営破綻した後に買収し親会社となったTru Kidsは、米国全土での実店舗オープンの第一歩としてToysRUs.comのウェブサイトを再開したと発表した。復活に向けた戦略の一環で、トイザらスのウェブサイトの製品ページから購入しようとするとTarget.comにリダイレクトされるようになっている。

両社は契約条件を明らかにしていないが、売上に関しては双方にメリットのあるシナリオになっていることは明らかだ。トイザらスは、今でもトップランクの知名度を誇るドメインであるtoysrus.comからすぐにキャッシュフローを得られる。一方のターゲットは、トイザらスの経営破綻と再開を知らずにToysRUs.comを訪れた買い物客が流入して新たな売上が増える。

トイザらスの新しいウェブサイトは、オンラインの買い物客をターゲットにリダイレクトするだけではない。最新のおもちゃのトレンド、人気ブランドに関する記事やビデオのほか、詳細な製品レビュー、おもちゃの人気リスト、ブランドごとのページなどがトイザらス自体のサイトに掲載されている。購入しようとしたときだけ、顧客はターゲットにリダイレクトされて手続きをすることになる。

トイザらスのサイトの購入ボタンには、ターゲットのサイトで購入するということが明確に書かれているので混乱することはない。ターゲットのブランド色である赤と白のボタンで「buy now at [target].com」と書かれているのだが、[target]の部分は文字列ではなく、ターゲットのロゴのアイコンになっている。

トイザらスからターゲットにリダイレクトされて購入する場合でも、ターゲットから直接購入するのと同じメリットがある。配送や店舗受け取りで注文できるほか、Target Circleのポイントが貯まるし、ターゲットのREDcardで支払うと5%割引になる。

両社の新しい提携関係は、従来型のオンラインショップで製品を購入する顧客をリダイレクトするだけではない。

トイザらスが今秋、テキサス州ヒューストンとニュージャージー州パラマスに体験型店舗をオープンする際に、ターゲットがオンライン販売のフルフィルメントも担当する。

Tru Kidsは今年7月に、技術系スタートアップのb8ta(ベータ)と提携し、STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematicsの頭文字。科学、技術、エンジニアリング、アート、数学の教育のこと)ワークショップや子供が中に入って遊べるツリーハウス、映画やゲームのシアターを備え、ブランドがインタラクティブに製品を展開できる、最新型の店舗を作ると発表していた。

新たにオープンする店舗では、購入したい製品が店舗にない場合にその場で注文すると、Target.comで処理される。

ターゲットのマーチャンダイジング担当シニアバイスプレジデントのNikhil Nayar(ニキル・ナヤ)氏は「おもちゃ、デジタル、フルフィルメントにおけるターゲットのリーダーシップは、トイザらスにとって最高のプラットフォームだ。トイザらスのファンを再び呼び戻し、ターゲットで簡単で便利に購入してもらうことができる。トイザらスの新しい展開にターゲットの利点を生かすことで、我々はおもちゃを購入する人にもっと貢献でき、新たな成長を加速して、おもちゃにおけるリーダーシップを確立できる」と述べている。

ここ数週間で、ターゲットはトイザらスのほかにもおもちゃ関連で注目すべき提携を発表していた。8月末にターゲットは、同社の店舗内にミニディズニーストアを開設し、おもちゃ、アパレル、コレクターズアイテム、生活雑貨などを販売することでディズニーと合意したと発表していた。すでに25のディズニー「ショップ・イン・ショップ」がオープンし、2020年にはさらに数十のショップがオープンする予定だ。

以前のトイザらスの役員で現在はTru KidsのCEOのRichard Barry(リチャード・バリー)氏はターゲットとの提携について「我々の米国での戦略は、体験を重視し、充実したコンテンツを備えたオムニチャネルの方針を通じて、トイザらスブランドを最新の形で蘇らせることだ」と述べている。

同氏は「こうした戦略の基盤には、小売業のリーダーの手助けが必要だ。新しいトイザらスの購入体験は家族が無限におもちゃを発見し、遊び、楽しめるように設計されており、ターゲットはこの体験を支援する理想的な小売業者だ。ターゲットはおもちゃの品揃え、デジタルの強み、短時間配送に優れているので、トイザらスが目指す体験を実現する力になるだろう」と説明している。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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CBS Newsが「60 minutes」スタイルの短い番組をQuibiで配信予定

映画プロデューサーでドリームワークス・ アニメーションSKGのCEO、Jeffrey Katzenberg(ジェフリー・カッツェンバーグ)氏が4月に立ち上げたストリーミングサービスのQuibiが、CBS Newsと提携して「60 minutes」スタイルの番組をネット時代に合わせた現代的なショートビデオにして配信することになった。「60 minutes」は1時間のニュースマガジン番組だが、CBS Newsは「60 in 6」(60分を6分で)を制作する。オリジナルのニュースストーリーをモバイルデバイス用として6分間のエピソードに圧縮した番組だ。

Quibiとのライセンス契約により、60 Minutesは毎週1本、オリジナルのストーリーを制作する。

60 Minutesのエグゼクティブプロデューサー、Bill Owens(ビル・オーウェンズ)氏は発表の中で次のように述べている。「60 Minutesのように、ストーリー性があり、深く掘り下げて調査するジャーナリズムにとって、新しい視聴者を得るのにもってこいの機会だ。デジタルの世界で足場を広げることがかつてないほど重要になっている中、我々は『60 In 6』を始められることに興奮している」。

Quibiと提携したニュースのパートナーは、CBSが初めてではない。NBCは、Quibiの番組専門のフルプロダクションチームを編成することになっている。朝晩、6分間のニュース番組などを制作する予定だ。一方、BBCとQuibiはミレニアル世代向けに5分間の国際ニュース番組を開発している。そしてESPNはスポーツハイライトとニュース番組の制作に合意したばかりだ。

Quibiを創業し取締役会長に就いているカッツェンバーグ氏は発表の中で「60 Minutesはこれまでも、現在も、これからも、ストーリーを伝えるニュースジャーナリズムの理想であり続ける。その才能とリソースを活かして新しい形で伝えられることになり、Quibiにとってこれほどうれしいことはない」と述べている。

Quibiが配信するのはニュース番組だけではない。サム・ライミやギレルモ・デル・トロなどの有名タレントが出演するエンターテインメント番組が予定されている。さらにSnapchatの成功の軌跡、アクションスリラー、殺人ミステリー、カースタントシリーズ、コメディ、ドラマなども配信される予定だ。

Quibiは、プレミアムなコンテンツを短時間で「つまみ食い」できるように作り、モバイルの利用者向けに縦長と横長の両方の動画を配信しようとしている。基本的な考え方は、Snapchat世代向けのNetflixを作ろうということだ。これはリスキーな試みではある。狙っている年齢層であるY世代(一般に1980年代前半から1990年代中盤生まれ)やZ世代(一般に1990年代中盤以降の生まれ)は、高品質なエンターテインメント作品のサブスクリプションはNetflix、クリエイターが作ったカジュアルなビデオならYouTubeでだいたい満足しているからだ。

Quibiは、サブスクリプションのビデオはモバイルデバイスではなく今でもテレビで視聴されているという事実を無視しているようにも見える。そしてユーザーのスマートフォン上では、多くのアプリやゲームと戦わなくてはならない。Apple Arcadeから新しいタイトルが出てくるし、YouTubeやInstagram、TikTok、Snapchatなど時間つぶしをするものはたくさんある。

そこでカッツェンバーグ氏は業界からQuibiに対して多くの支援を受けている。同社はディズニー、ワーナーメディア、21世紀フォックスなどからすでに10億ドル(約1080億円)を調達し、さらにこの額を増やそうとしていた。今年の夏にはサービス開始前に広告を販売し、1億ドル(約108億円)の予約があった。

Quibiは2020年4月にサービスを開始し、その時点で「60 in 6」も配信される。サービスの利用料金は月に5ドル(約540円)、広告なしの場合は8ドル(約860円)の予定。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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2019Q3のモバイルアプリ売上高は前年同期比23%増の2兆3600億円

モバイルゲーミングやサブスクリプション浸透が貢献し、グローバルのアプリ売上高が成長を続けている。Sensor Towerの新たなデータによると、2019年第3四半期の世界のApp StoreとGoogle Playのコンシューマー売上高は、179億ドル(約1930億円)だった前年同期から22.9%増えて219億ドル(約2兆3600億円)に達しそうだ。

特にこのレポートで注目すべきは、App Storeが売上高の大半を占め続けていることだ。Google Playが総支出の35%を占めるのに対し、App Storeは65%だった。

App StoreユーザーはQ3に142億ドル(約1兆5300億円)を使い、これは前年同期の116億ドル(約1兆2500億円)から22.3%のアップだ。一方のGoogle Playの売上高は77億ドル(約8300億円)で、前年同期の62億ドル(約6700億円)から24%のアップだった。

Sensor Towerの売上高予想はApp Annieがこのほど発表したレポートのものよりも少し控えめとなっている。App Annieのレポートでは、コンシューマー売上高は約220億ドル(約2兆3600億円)ではなく、230億ドル(約2兆4800億円)としていた。

App Annieはまた、Q3に310億回のダウンロードがあったとしたが、Sensor Towerは296億回だった、とした。

いずれのレポートでも、Google Playがダウンロードのメーンソースとなっていて、初インストールの回数はApp Storeの3倍近かった。Sensor Towerは、Q3のダウンロード総数は前年比9.7%増の296億回で、うちGoogle Playが216億回だったとしている。

全体的な成長にもかかわらず、大きなアプリマーケットのひとつ、中国ではわずかに減少したことがSensor Towerのレポートで明らかになった。インストール回数は、前年同期比6%減の22億回だった。これは、9カ月にわたる中国でのゲームライセンスの凍結(今は解禁されている)が影響しているかもしれない。

Sensor Towerのチャートにはサードパーティのアプリストアは含まれていない。なので、中国のアプリマーケットの全体像を表しているわけではない。

2019年Q3で最も売上を上げたアプリ(ゲームは含まない)はまたもやTinderで、消費者の支出額は2億3300万ドル(約251億円)と前年同期比7%増だった。Netflixが第2位で、YouTubeが1億6400万ドル(約177億円)で3位に食い込んだ。

App Annieでのランキングは少し異なっている。売上高順位トップにはTinderとNetflixが入っているが、3位はYouTubeではなくIQIYIがランクインした。これはApp Annieが中国のアプリマーケットをより考慮しているからかもしれない。

ダウンロード数においては、TikTokがFacebook傘下のアプリ独断場だったトップ10位のチャートを切り崩している。Sensor Towerのランキングでは、WhatsAppが第1位で、Messengerが第3位だったが、FacebookとInstagramは第4位と第5位に沈んだ。そしてTikTokは2位に入った。

Sensor Towerが指摘するところでは、TikTokのダウンロード数がFacebookを上回るのはこれが初めてではない。前四半期では再び4位だったが、2018年のQ4と2019年のQ1はFacebookよりも上だった。しかしQ3は1億7700万回のダウンロードがあり、上との差を縮めつつある。

一方App Annieのレポートでは、TikTokはSensor Towerでのランキングより少し下の第3位で、MessengerとFacebookに及ばなかった。TikTokはまたQ3ヒットアプリとして人気が復活したFaceApp(ダウンロード数で第9位だった)や、サブスクリプション売上高が成長しているGoogle One(非ゲームアプリ部門で第7位)を上回った。Sensor TowerのレポートではFaceAppは第6位で、Google Oneは同じだ。

モバイルゲーミングは相変わらず稼ぎ頭だ。Q3では、モバイルゲーム総売上高は163億ドル(約1兆7600億円)だった。これはアプリ内総支出の74%を占めるとしている。163億ドルの内訳は、App Storeが98億ドル(約1兆580億円)で、Google Playが65億ドル(約7020億円)だった。

Google Play、App Storeでのゲームダウンロード数は、昨年Q3の95億回から17.6%増の111億回となった。

ダウンロード数トップ3は、Fun Race 3D(1億2300万回)、PUBG Mobile(9400万回)、そして新顔のMario Kart Tourだった。Mario Kart Tourは9月下旬にリリースされたにもかかわらず8600万回ダウンロードされた。

売上高ではPUBG Mobileが最多で、昨年同期比652%増の4億9600万ドル(約535億円)だった。第2位はTencentのHonor of Kingsで3億7700万ドル(約407億円)、第3位はAniplexのFate/Grand Orderで3億5400万ドル(約382億円)だった。

画像クレジット:Sensor Tower

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(翻訳:Mizoguchi)

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Amazon MusicがSpotifyに続いて世界のApple TVにやって来た

Amazon(アマゾン)が米国時間10月10日朝に発表したところによれば、Amazon MusicApple TVで楽しめるようになる。これにはApple TV 4K、Apple TV HD(tvOS 12.0以降)が含まれる。Amazon Musicが加わったのは数日前にSpotify(スポティファイ)がApple TVで利用可能になったことに続くものだ。

Apple TV向けの新しいAmazon Musicアプリは米国や日本のほか、英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、フランス、イタリー、スペイン、ドイツ、メキシコ、ブラジル、インドで公開される。

これでアマゾンとApple(アップル)は音楽ストリーミングサービスを相手のプラットフォームに相互乗り入れすることになり、長年緊張していたアマゾンとアップルの関係はやや緩和された。

新しいAmazon MusicのFire TVアプリには数百万の楽曲と数千のプレイリストが含まれている。Spotifyで人気のラップ音楽のプレイリストであるRap CaviarはAmazon MusicではRap Rotationとなっている。ユーザーは楽曲名、アーティスト名で個別検索できるのはもちろん、マイミュージックタブには購入ないしインポートした曲やアルバムが分類・表示される。

Apple TVへのAmazon Musicの乗り入れは3月にApple MusicがFire TVで利用可能になったことに続くものだ。

両社の関係が改善に向かっていることは、例えばアマゾン本体におけるアップル製品の取り扱いを拡大したことにも示されていた。今や Apple TVだけでなくApple Watch、Beatsヘッドフォンもアマゾンのストアから購入できる。子供向けの電子書籍、映画を提供するFreeTime UnlimitedアプリのiOS版が配布されたのと同時に Apple MusicもEchoデバイスで利用できるようになっている。

もともと2017年12月以降、Amazon Prime VideoはApple TVで見ることができたが、 来るべきアップルのストリーミングサービスであるApple TV+ではFire TVを含むクロスプラットフォーム機能を約束している。こうした緊張緩和の流れの中にあっても今回のアマゾンの動きが注目されるのには反トラスト法という別の観点があるからだ。

現在、アップルは米司法省以外にもEUロシアなど各国の反トラスト法当局による厳しい調査の対象となっている。

ことにSpotifyは反トラスト法に違反する不当な競争阻害を行っているとしてアップルを非難してきた。これには「アップル税」と呼ばれるアプリ内課金への手数料、 アプリアップデートへの過度な干渉など. SpotifyがApple Musicのライバルだとして不利な取り扱いをされたとする例がいろいろ含まれている。これに対してアップルは自社プラットフォーム上で多数のライバルが運用されていることを挙げて反論していた。しかし最近の音楽ストリーミング各社の動向からすると、こうしたライバル関係の緊張は緩和に向かっているようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Pinterestが新興マーケット向けにライトバージョンをリリース

新興マーケットユーザーの需要に合わせてモバイルアプリのライトバージョンを投入する動きが広がる中、Pinterestもその流れに乗る。米国時間10月7日にリリースしたPinterest Liteでは、ユーザーはこれまでよりも早くアプリをダウンロードでき、またアプリは従来よりモバイル端末のストレージを使わないとしている。

Pinterestは以前はGoogle PlayでPinterest Liteアプリを展開していたが、App Annieからのデータによると、このアプリは1年前に削除された。

「新しいPinterestのLiteアプリは実際にはPinterestのProgressive Web App(PWA)で、Google Playユーザーがダウンロードできていたものだ」とPinterestはTechCrunchに説明した。

Pinterestのエンジニアブログに昨年あった投稿によると、これはしばらくの間水面下で進行していたプロジュクトだ。投稿で、同社はモバイルでのウェブ体験がひどいもので、アップデートする必要があることを認めていた。

2017年7月、PinterestはモバイルウェブアプリをPWAとして一から書き直すためのチームを編成した。これにより「バンド幅の小さい環境にいる人や、限られたデータプランの人により良い使用体験を提供する」と話した。

Pinterest Liteモバイルアプリは今日から、Androidユーザー向けにペルー、アルゼンチン、コロンビア、チリ、メキシコで提供される。アプリのサイズはわずか1.4MB。デバイスによって異なるが、通常のPinterestアプリのサイズはAndroid端末で1.4MBをはるかに超える。比較のために言うと、iOS用は143.1MBだ。

アプリのリリースにあたり、同社にコメントを求めたところ「人々がどこにいようとも、自分の興味につながるようなインスピレーションを得られるよう、世界中の人がPinterestを利用できるようにすることが目標だ」とPinterestの広報は語った。

そしていまPinterestは、フラッグシップアプリのライトバージョンを提供する数ある主要サービスの1つとなった。

Googleは、Google GoやGmail Go、Files Go、YouTube Go、Google Maps Go、そしてGoogle Assistant Goなど一連のGoブランドアプリ軽量版を展開している。そして他社のものをいくつか挙げると、Facebook LiteInstagram LiteMessenger LiteTwitter LiteUber LiteSpotify LiteTikTok LiteSkype LiteLINE Liteなどがある。Tinderもまた今年初め、インドマーケットに対応するためにTinder Lite appを開発中だと話し、この夏にひっそりとリリースした。

ライト版アプリの提供は、新興マーケットで競争を展開する上で最近では不可欠なものになっている。

特にPinterestはマーケット拡大に取り組んでいる。先日、Pinterestは第2四半期の国際マーケットの売上高は199%増の2400万ドル(約26億円)だったと発表した。月間ユーザーはトータルで3億人で、そのうち国際マーケットのユーザーは38%増の2億1500万人だった。しかしながら、Pinterestの売上高の大半は米国マーケットによるもので、第2四半期の売上高2億6100万ドル(約280億円)のうち、1億5300万ドル(約164億円)が米国マーケットのものだった。

画像クレジット:Pinterest

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(翻訳:Mizoguchi)

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マイクロソフトがペアレンタルコントロールにアプリごとの時間制限を追加

米国時間10月8日、Microsoft(マイクロソフト)はペアレンタルコントロールのソフトウェアに、アプリやゲームごとの利用時間の制限を設けた。この点でアップルとグーグルに差をつけられていたが、追随した形だ。マイクロソフトは、Windows 10とXbox One、そしてAndroidではMicrosoft Launcher経由でスクリーンタイムを制限できるようにしていた。しかし競合他社とは異なり、子供が特定のアプリやゲームに費やす時間を制限する機能はまだ実装していなかった。

これまでのコントロール機能で制限していたのは、画面を見ている時間の合計だけだった。保護者は、その時間の使い方は子供に任せるか、デバイスレベルで制限するか、どちらかを選ぶことができた。例えばXboxの使用は1時間だけで、PCはもっと長時間使っていいというような制限だ。

しかし、スクリーンタイムをすべて非生産的で不健康なものとして管理するのは、現在のトレンドではない。中毒性が高く子供の時間を食いつぶしてしまうアプリやゲームを制限し、その一方で教育に役立つツールにはあまり制限を設けないという方向になっている。

ティーンエイジャーやその少し下の世代では、TikTokやInstagramなどのソーシャルメディアアプリが問題になりやすい。さらにその下の世代ではRoblox(ロブロックス)やFortnite(フォートナイト)といったバーチャルな世界に「入りびたる」ものに熱中して時間を使ってしまう。これはかなり深刻な問題だ。モバイルゲームは、ガチャのようなギャンブル性のある方策で子供たちを引きつけようとしていると非難されている。フォートナイトは、スロットマシンのようなメカニズムと変動制の報酬が子供の脳に悪影響を及ぼし、中毒性があるとして、訴訟を起こされている。

問題となりそうなアプリ自体を制限するのでなければ、子供は設定されたスクリーンタイムのすべてを夢中になっているアプリやゲームに費やしてしまうだろう。

アップルはiOS 12ですでにアプリごとにスクリーンタイムを制限できるようにしていた。グーグルは9月にファミリーリンクソフトウェアをアップデートし、新しいAndroidデバイスにプリインストールして、同様の機能を実現している。

今回のアップデートで、マイクロソフトでも同等のことができるようになった。

アプリやゲームの制限を保護者が設定すると、Windows 10、Xbox、Microsoft Launcherが動作しているAndroidデバイスのすべてにわたってその制限が適用される。つまり子供は、デバイスを変えても決められた時間以上はゲームをすることができない。

保護者は、例えば週末は平日より長く使えるようにするといった設定もできる。

この機能を使うには、保護者はファミリーグループと子供用のマイクロソフトアカウントを作成する必要がある。

この設定を有効にすると、制限時間の15分前に警告が表示され、さらに5分後に警告される。子供は「あともうちょっとだけ」とおねだりしがちなので、保護者は自分のAndroidスマホでメールかMicrosoft Launcherの通知を見て、時間の延長を許可するかどうかを簡単に決められるようになっている。

アプリごとの時間制限は、マイクロソフトのファミリー設定でプレビュー機能として公開されている。

マイクロソフトは発表の中で次のように説明している。「我々の最終的な目標は、アプリやゲームを制限する機能を、家族ごとに異なるニーズに応じて柔軟にカスタマイズできるツールにすることだ。何が子供に最適かを知っているのは保護者だ。テクノロジーがその代わりになれるわけではない。しかし我々は、このようなツールが適正なバランスを保つために役立つことを願っている」。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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TikTokが政治的な広告の禁止について説明

北京を拠点とするビデオアプリのTikTokは、香港の抗議行動やLGBTを支持するコンテンツといったトピックを検閲して中国の外交政策を推進していると非難を受けている。そうした中、同社はアプリ上での政治的な広告を禁止し、Facebook、Twitter、Instagramなど米国のソーシャルメディアのプラットフォームからさらに距離を置くことになった。

米国時間10月3日、同社はTikTok上での政治的な広告を、このアプリが提供しようとしている体験にそぐわないものとして禁止すると発表した。

TikTokグローバルビジネスソリューション担当バイスプレジデントのBlake Chandlee(ブレイク・チャンドリー)氏は「コミュニティに対して表示される有料の広告はすべて我々のプラットフォームの基準に合致するものでなくてはならない。有料の政治広告はその性質上、TikTokプラットフォームの体験にふさわしくないと考えている」と述べた。同氏は最近、FacebookからTikTokに加わった

同氏は「このため、中央政府や州、自治体の、候補者、現在の指導者、政党や政治団体、政治問題に関する支援や反対の有料広告を禁止する。これには選挙関連の広告、アドボカシー広告、意見広告が含まれる」と述べた。

同社はさらに、TikTokは創造性を発揮する場であり、創造力を刺激するような「ポジティブで楽しい環境」を作っていきたいと説明している。

面白いフィルタやエフェクトなどの製品、そしてブランドとの提携関係を通じて、同社はこのような目標に向けて進んでいくものと思われる。

現在、TikTokは、フィード内ビデオ広告や起動画面広告、スポンサー付きハッシュタグチャレンジのようなネイティブ広告など、さまざまな広告の場を提供している。さらに最近では、TikTokクリエイターマーケットプレイスのベータ版を公開した。これはTikTokのクリエイターとブランドをつないでブランドのマーケティングキャンペーンに役立てようとするものだ。

チャンドリー氏はこう補足する。「ただしトータルで見れば、我々が最も重視しているのはコミュニティにとって楽しい本物の体験を作り出すことだ。ブランドに価値を提供する方法を探ってはいるが、我々はユーザーがTikTokのプラットフォームを特別なものとして気に入ってくれている理由に常に忠実であり続ける。それは、このアプリが楽しく常識にとらわれない感じがして、ずっと見ていたくなるということだ」。

政治広告はこの方針には合わないと、同社は考えている。政治的な広告を取り入れることには、Facebookが直面したように大きな困難が伴う。

例えば、政治広告の広告主を確認するシステムを作る必要があった。確認には住所、電話番号、業務用のメールアドレスとそれに対応するウェブサイト、納税者番号、米国連邦選挙管理委員会のID番号といった身元情報が必要だ。透明性を確保するために政治広告のデータベースも作って公開し、検索できるようにした。

中国系企業であるTikTokにはこのような運営をするためのリソースがないだろう。VICEが報じたように、昨年、同社はアプリ上のヘイトスピーチに対して断固とした措置をとっていなかったようだ。

TikTokでの政治広告の禁止は新たに開始されたことではない。これまでのポリシーの強化といえるものだが、TikTokはこれまで明言してこなかった。

同社はTechCrunchに対し、特にこのプラットフォームがマーケティングに活用される機会が増えていることから、広告の透明性を確保するためにポリシーを積極的に運用していくことにしたと述べている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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Instagramがストーカー用ツールと言われる「フォロー中」タブを廃止

Instagramは「フォロー中」タブを廃止する。会社が意図した誰かを発見するためのツールではなく、ストーキング用ツールとして知られている機能だ。米国時間10月7日にInstagramは、人物や場所やハッシュタグを新たに見つける場所は「発見」タブだと語った。ちなみに「フォロー中」タブを定期的に使っていたユーザーは多くなかった。

こうした要素が合わさって、今回の廃止に至ったとTechCrunchは理解している。

しかし、Instagramユーザーがフォロー中タブを無視していたのは役に立たないからだけではない。多くの人がこの機能を忘れていたり、そもそも存在を知らなかった。このタブのおかげでユーザーの違法あるいはプライベートな行動が露見した例は多い。

このタブは、我々のオンライン生活を裸にすることでかなり悪評を買っていた。「小さな浮気」を見つける場所になることもよくある。例えば、付き合っている相手が他人の投稿にやたらといいね!していたり、元カレ元カノのコンテンツを見ていたり、「予備のお相手」と頻繁に会っているのがバレてしまうこともある。

iOS Before Following誰かがInstagramを使う主な理由が「IGモデル」(Instagram上だけのモデル)にいいね!やフォローすることだと簡単にわかってしまうこともある。多くの人が追跡されたくない種類の行動であり、その人物が親しい友人でなく、同僚や仕事相手だったりするといっそう厄介だ。

このタブは友達関係に悪影響を及ぼすこともある。友達のメッセージに返信しなかったり、「忙しい」と言っている人がInstagramでやたらにアクティブだったり、明らかに嘘をついているようなときだ。

ゴシップ記者もこのタブの愛用者で、有名人が誰をフォローしているかを暴露したり、個人的や仕事上の新しい人間関係のヒントを見つけたりする。

全体的に見て、フォロー中タブはストーカーツールとして知られるようになり、純粋な発見システムとしてユーザーに便益を提供していない。

Android After Activity

Instagramがこの変更を発表したのは本日だが、多くのユーザーが以前からこのタブを利用できなくなっていた。去る8月、Redditの大きなスレッドで、フォロー中タブが消えたと訴えるユーザーがいたが、バクだろうという結論だった。

フォロー中タブがなくなったあとは、ハートボタンを押すと「あなた」のアクティビティだけが表示される。

フォロー中タブの廃止は本日にスタートするが、全員に行き渡るには今週いっぱいかかるだろうとInstagramはコメントしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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Huluがようやくダウンロードに対応、ただし広告なしプランユーザーが対象

Huluがようやく同社のストリーミングサービスにダウンロード機能を搭載する。NetflixAmazon Prime Videoは同様のサービスを数年前に導入している。Huluは、広告が入るダウンロード手法を開発し、オフライン視聴をすぐにサポートすると1年以上前に約束していた。しかし今日発表されたダウンロード機能の提供は「広告なしプラン」を利用しているiOSユーザーに限定されるとのことだ。

Huluにコメントを求めた際、この機能が「広告あり」バージョンでいつになったら使えるようになるのか、あるいは棚上げされるのか、明確なタイムラインは示さなかった。インターフェースのアップデートやライブのガイド改良などを含むモバイルアップデートに今夏は注力した、と述べるにとどまった。

オフライン視聴機能立ち上げにあたっては、The Handmaid’s TaleShrill and The Act、そしてFamily GuyDesperate HousewivesThis is UsHow I Met Your MotherERといったシリーズものなどのHuluオリジナルを含む、何千ものテレビ番組や映画が提供される。実際のところ、Huluのコンテンツ契約ではすでにダウンロードが認められているので、Huluで利用できるコンテンツのほとんどがオフライン視聴の対象となる。

ただし、いくつかのテレビ番組コンテンツでは過去のものだけがダウンロード対象となる。

コンテンツにアクセスできるよう、Huluはスクリーン下に新しくダウンロードタブを設ける。または、「ダウンロードできるものをみる」をクリックすることでダウンロードする番組や映画をブラウズできる、とHuluは説明している。

ユーザーはまた、特定のコンテンツのタイトルを入力してオフライン視聴が可能かどうか検索できる。もしオフライン視聴できるなら、タイトルの詳細ページにダウンロードアイコンが表示される。

ユーザーは5つのデバイスで計25のコンテンツをダウンロードでき、ダウンロードコンテンツの視聴期間は最長30日だ。そして一旦再生を開始したら2日間のみ有効となる。もしそれまでに見終わらなかったら、オンライン状態で期限切れとなったコンテンツを更新する必要がある。

この機能は当面iOSユーザー向けで、Android向けは間もなくとのことだ。

オフライン視聴のサポートがかなり遅かったことを、Huluは認識している。

現代の消費者は、飛行機や地下鉄で移動しているときでも、コンテンツがダウンロードでき、広告なしで、そしてインターネット接続なしでテレビ番組や映画がみられることを期待している。

Amazon Prime Videoでは2015年にダウンロード機能が導入され、その翌年Netflix続いた。ストリーミングマーケットにおいて中小のサービスすらもダウンロード機能を展開していて、CBS All Accessは昨年Showtimeは一昨年導入している。

Huluは最近までこのダウンロード機能についてほとんど触れもしなかった。2018年のアップフロント(番組紹介)で、HuluCEORandy Freer氏は広告者に対し、ダウンロード機能が“20182019年アップフロントシーズン(20198月までの期間)中に使えるようになる見込み、と話した。Freer氏は、このダウンロード機能でユーザーは広告付きで番組をダウンロードできるようになる、とした。

以来、その機能がなぜまだ利用できないかについては語られることはなかった。

一部の人が指摘した、考えられる理由は昨年あったHulu経営陣の大幅な刷新だ。この刷新では、コンテンツ担当役員やエクスピアリアンス担当SVPなど何人かのエグゼクティブが社を去った。だがこの組織改編にはテクニカルチームは含まれず、大きな影響はなかった。Hulu消費者向けモバイルアプリの刷新バージョンを夏にリリースした。これは新たにダウンロード機能を加えるよりも優先すべきとHuluが判断した結果だ。

そして、Huluは広告付きのダウンロードでテクニカル的に問題を抱えているのかもしれない。そうした広告がうまく作動するようにするには当初想定したよりも時間がかかるのだろう。そして、オンデマンドダウンロードが利用できる限り、そのようなプロダクトが必要かどうか、再考さえしているというのもありえる。

ダウンロード機能は今日からiOSで利用できるが、使えるようにするにはアプリをアップデートする必要がある。そしてもし、まだ11.99ドルする広告なしサービスを利用していなければ、こちらに切り替えなければならない。

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(翻訳:Mizoguchi)

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SpotifyがApple TVに、iOS 13ではSiriもサポート

米国時間10月7日、音楽ストリーミングの大手であるSpotifyのサービスがついにApple TVで使えるようになった。またiOS 13に対応した最新のSpotifyアプリがSiriをサポートしたことも発表された。 音楽を聞くときにSiriの音声コマンドが使える。「Hey Siri, play」の後に楽曲名を付け加え、最後に「on Spotify」と付け加えればいい。

Siriのサポートがテストされていることは今年に入って発見されていたが、一般向けにサポートされる日時についての正式な発表はなかった。

Spotifyによれば、AirPods、CarPlay、HomePodでもSiriはサポートされているという。また最新のSpotifyアプリは、データ帯域幅が問題になる場合に役立つ、iOSのデータセーバーモードにも対応する。

アプリのアップデートは順次行われているのでApple TVでSpotifyが使えるようになるまでいま少し待つ必要があるユーザーもいるかもしれない。

これまでSpotifyでSiriがサポートされていなかったのもSpotifyの責任ではなかった。Siriを使ってアプリに音声コントロール能力を与えるAppleのSiriKititフレームワークがiOS 13でやっとサードパーティに公開されたのだ。これでSpotifyなどの音楽サービスはオーディオ再生や、曲のスキップや移動、トラック情報の取得などの機能を音声で操作できるようになった。

iOS 13になって、まずPandora、Googleマップ、WazeなどがSiriのインテグレーションを行った。 つまり日頃Appleのライバルである企業もSiriのサポートができるようになれば即座に飛びつくということが証明されたわけだ。

もちろんSiriの音声コマンドが使えるのは一般ユーザーにとって便利だし、結局アプリの運営者のビジネスにもメリットがあることになる。SpotifyはこれまでAppleの行動を反トラスト法に違反する疑いのある競争制限的なものとして対立していたが、こうした事情がその主張を軟化させたようだ。

長らくSpotifyはAppleのアプリプラットフォームは反競争的であり、自社アプリやApple Musicのような自社サービスを不当に優先するビジネス慣行を継続させてきたと非難してきた。そうした不満の最たるものがAppleがSiriに自社のアプリ、サービスを優先させていることだった。またApp StoreにおけるAppleの取り分が30%であることもSpotifyの成長を妨げる要因だとしていた。

この3月にSpotifyはEUに対しAppleに対して反トラスト的ビジネス慣行の申立を行っていた。また米議会もAppleに関する反トラスト法調査に関連して情報を提供するようSpotifyに接触しているとReuters(ロイター)が報道している。

iOS 13でSirikitがサードパーティに公開され、Siriが使えるようになってもSpotifyは「これでは十分でない」という立場を維持するだろう。たとえばユーザーがSiriにSpotifyを操作させるためにはいちいち「on Spotify」と付け加える必要がある。ユーザーがいつもSpotifyで音楽を聞いているなら、このサービスを音楽再生のデフォルトに設定できる機能があれば大いに手間が省けるわけだ。またSiriのサポートが行われたのはすべてのiOSではなくiOS 13のデバイスのみだ。

Spotifyは本日、Google Nest Home Max、Sonos Move、Sonos One SL、Samsung Galaxy
Foldに加えて、スマートウオッチではMichael Kors(マイケル・コース)のAccessシリーズ、Wear OSを搭載したDiesel(ディーゼル)やEmporio Armani(エンポリオ・アルマーニ)のサポートも発表している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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GoogleがマップとYouTube、そしてアシスタント向けにプライバシー強化機能を追加

Google(グーグル)は米国時間10月2日、消費者向けのいくつかのプライバシー機能を新たに発表した。対象となるのは、Googleマップ、YouTube、Googleアシスタントなどの特に使用頻度の高いアプリだ。これらの機能は、そうしたサービスを利用するユーザーからGoogleが収集するデータを、ユーザー自身がコントロールし、自ら管理して削除もできるようにするためのもの。場合よっては、そもそもGoogleがデータを収集できないように設定することもできる。

Googleマップでは、以前からChromeブラウザーに搭載され、その後YouTubeでも利用可能となったシークレットモードが使えるようになった。

基本的な考え方としては、特定の場所を検索したり、町をぶらついたりするとき、Googleにマップの利用状況を追跡されたくないこともあるだろう、という状況に対応するもの。

マップで追跡されることをオプトアウトしたくなる理由には、いろいろ考えられる。例えば、パーソナライズされたお勧め情報を関係ないデータで乱したくないという場合もあるだろう。あるいは、自分のすべての検索と、正確な位置情報を、1つの会社がずっと追跡しているのは、あまりに不気味で気に入らない、という人もいる。

マップアプリで、プロフィール写真をタップすると表示されるメニューから、シークレットモードを有効にできる。この機能は今月にはAndroidでリリースされ、その後iOSでも利用可能となる。

一方YouTubeアプリには、YouTubeの履歴を自動削除する機能を提供する。これによりユーザーは、YouTubeの履歴を保持しておく期間を、たとえば3カ月、あるいは18カ月のように設定可能となる。その期間を超えた履歴は、自動的に削除される。ユーザーが、特定の履歴を選んで手動で削除することも可能だ。

そしてGoogleは、ついにGoogleアシスタントでのプライバシー問題にも取り組んでいる。

「オーケーグーグル、どうやって私のデータを安全に保存してくれるの?」と言って、詳しいことを尋ねてみてもいいかもしれない。しかしほとんどの消費者が、このようなコマンドを実際に口に出すとは考えにくい。

それよりも、音声コマンドを使ってアシスタントのアクティビティを削除できる新機能の方が役に立つ。今後数週間のうちにも追加されるはず。

たとえば、「オーケーグーグル、今言ったことを削除して」とか「オーケーグーグル、先週言ったことは全部削除して」と言うことができる。

1週間より以前に言ったことを削除したい場合、アシスタントはユーザーをアカウント設定ページに移行させるので、そこで実行できる。これはちょっと面倒だが、少なくとも以前よりは少ないステップで実現できるようになった。

ボイスアシスタント機能が収集したデータの扱いについて、最近ちょっとした騒ぎになっていた。そうしたアシスタント機能は、完全には無人化されていないことを、ニュースメディアが消費者に警告したからだ。実際には、録音された音声ファイルを人間がレビューし、アシスタント機能の反応や応答を調整したり、改善したりするために利用していたのだ。

Googleアシスタント、Alexa(アレクサ)、さらにはApple(アップル)のSiriも、この新しい分野におけるプライバシーの保護に注意を払っていなかったことを非難されるに至った。そして3社とも、それぞれ対策を余儀なくされた。

たとえばAmazonは、Alexaの録音を人間がレビューすることを、ユーザー自身がオプトアウトできるようにした。Appleは、Siriの応答グレーディングプログラムを世界中で停止した。これは、将来のソフトウェアアップデートで、プライバシーコントロールの問題に対処できるようになるまでの措置、としている。

Googleによれば、アシスタントのデータを削除するための新たな音声コマンドは、数週間以内に利用可能になるという。まずは今週、英語について使えるようになり、来月には、他のすべての言語でも有効になるとしている。

また別のセキュリティ関連の機能強化として、GoogleはパスワードマネージャにPassword Checkup(パスワード チェックアップ)と呼ばれる新機能を導入することを発表した。ユーザーのパスワードが弱いものだったり、複数のサイトで使い回していたり、あるいは漏洩してしまったことをGoogleが検出した場合に、通知してくれる。

こうした機能は、ほとんどのサードパーティのパスワード管理アプリでは標準的なものであり、それを今Googleが取り込むことにも意味がある。

Password Checkupは、すでにパスワードマネージャを開けば利用できる。今年後半にはChromeに直接組み込まれる予定となっている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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GoogleがYouTube Musicに3種類の公式プレイリストを追加

Google(グーグル)は新しいYouTube MusicでSpotifyやApple Musicに対する巻き返しを図っている。YouTubeの最高プロダクト責任者、Neal Mohan(ニール・モーハン)氏は米国時間10月2日、米国サンフランシスコで開幕したTechCrunch Disruptに登壇し、Discover Mix、New Release Mix、Your Mixというプレイリストを提供することを発表した。この3種類のプレイリストによりYouTube Musicの音楽ストリーミングは高度にパーソナライズされる。

Discover MixはSpotifyのDiscover WeeklyのYouTube Music版だ。これは9月に一部のユーザー向けにベータ版が公開されていることが報じられていた。ただし今後は全てのユーザーが利用できるようになる。他の2つのプレイリストはまだまったく公開されていない。 モーハン氏は次のように述べた。

YouTube Music自体が最初にリリースされたのは数年前だが、その後我々はサブスクリプションサービスのYouTube Premiumを71カ国でスタートさせた。その結果、ユーザーから多数の貴重なフィードバックを得ることができた。

ここで繰り返し教えられたことのひとつは、音楽を愛好する人間と機械学習のコンビによる音楽の発見や推薦をユーザーは大変気に入っているということだった。そこで我々はこの機能をYouTube Musicアプリの中心に据えることにした。

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プレイリストの編成にあたってはYouTube Musicにおけるユーザーのリスニング履歴がベースとなる。

モーハン氏によれば、Discover Mixはユーザーの好みに合う新しいアーティストや楽曲を発見することを助ける。一度も聞いたことがないアーティストの楽曲はもちろん、好みのアーティストであってもあまり知られていない楽曲が推薦されることがあるという。

New Release Mixは、SpotifyのYour Release RadarのYouTube Music版で、好みのアーティストの最新の楽曲をチェックし、推薦する。

Your Mixでは、お気にリの楽曲に加えてリスニング傾向に基づいてユーザーの好みに合いそうなまだ聞いていない楽曲もリスト化される。

これらのプレイリストは世界のユーザーをカバーし、毎週アップデートされる。表示するにはホーム画面ならMixed for Youのタグを開く。別の場所から検索することもできる。

なお、今月中に利用可能になるというが、正確な日時はまだ発表されていない。

プレイリストの提供はGoogleが音楽ストリーミングをYouTube MusicとGoogle Play Musicの2本立てからYouTube Musicに一本化しようとする動きの一環だ。YouTube MusicはまだGoogle Play Musicを完全には置き換えておらず、Play Musicアプリもまだ稼働している。しかし今後出荷されるAndroidデバイスではPlay MusicではなくYouTube Musicがデフォルトとなる。

Googleはこれにより、音楽ストリーミングでSpotify、Apple Music、Amazon Music、Pandoraなどのサービスに対する巻き返しを図ろうとしている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Spotifyにポッドキャストのプレイリストを作る新機能が登場

米国時間9月30日、Spotifyはポッドキャストをプレイリストに追加する新機能を公開した。ユーザーは好きなポッドキャストを集めた自分だけのプレイリストを作ったり、それに音楽を組み合わせることもできる。6月にSpotifyが導入した「Your Daily Drive」(毎日のドライブ)のようなものだ。

「Your Daily Drive」はSpotifyのパーソナライズエンジンで音楽とニュースを組み合わせるものだ。今回公開されたのはポッドキャストを自分で集めてプレイリストを作る機能で、Spotifyの選択に任せるものではない。

自分でポッドキャストのプレイリストを作るには、ポッドキャストのエピソードに表示されている「…」をタップし、「プレイリストに追加」をタップする。すでに作成されているプレイリストに追加しても、新たにプレイリストを作成してもいい。プレイリストには、音楽などのコンテンツをさらに追加できる。

Spotifyによれば、ポッドキャストを音楽のストリーミングに統合できるようになって以来、ユーザーからこの機能を求める声が多く寄せられたという。ただし手動で追加する方法なので、好きなプログラムの最新エピソードを簡単に聞く方法とはいえない。

多くのポッドキャストは、新しいエピソードを週に1本程度リリースしている。毎週リリースされるエピソードをプレイリストに欠かさずに追加するのは大変だ。この機能はむしろ、あるテーマに関するポッドキャストを集めたり、長時間の移動に備えてプログラムをいくつか聞けるようにしておくといった使い方に適している。

今回の発表でSpotifyは、ユーザーが作成した音楽のプレイリストはすでに30億以上となったので、この新しいプレイリスト作成機能もユーザーに喜ばれるだろうと述べている。

ポッドキャストのプレイリストを作ったら、音楽のプレイリストと同様に友達と共有したり広く公開したりすることができる。ポッドキャスト制作者が自分の作った優れたエピソードや人気ゲストを招いたエピソードをプレイリストとしてまとめれば、有望なマーケティングツールになり得るだろう。ユーザーが自分のお気に入りのエピソードをまとめて友達に勧めるプレイリストを作ることもできる。

ニュースやエンターテインメントに興味があれば、さまざまなソースから同じトピックに関するエピソードをまとめたプレイリストを作ることもできるだろう。例えば、いろいろな人が語る新しいiPhoneのレビューを集めたプレイリストのようなものだ。

ここ1年ほど、Spotifyはポッドキャスト市場に大きな投資をしてきた。GimletParcastAnchorを買収し、プログラムの開発に関してはバラク・オバマ氏とミシェル・オバマ氏の制作会社「Higher Ground」と提携したり、独占プログラムやオリジナルプログラムも増やしている。さらに「VOGUE」や「GQ」を出版しているCondé Nast(コンデナスト)の元エンターテインメント担当プレジデントであるDawn Ostroff(ドーン・オストロフ)氏をコンテンツ担当のトップとして迎えた

現在、Spotifyのプラットフォームでは「数十万」のポッドキャストをストリーミングできるという。

Spotifyによれば、ポッドキャストのプレイリストを作成する新機能は、現在はモバイルでのみ利用できる。デスクトップでは作成済みのプレイリストをストリーミングすることはできるが、プレイリストを作成することはできない。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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YouTube TVがアマゾンのFire TVデバイスに対応

2019年4月、Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)は、競争を抑止し消費者を無視した長年にわたる争いの末に、それぞれのストリーミングビデオアプリをお互いのプラットフォームに対応させることで合意に達した。まずFire TVデバイス向けのYouTube公式アプリが登場し、プライム・ビデオがChromecastとAndroid TVで見られるようになった。そして米国時間9月30日、AmazonはYouTube TVがFire TV対応テレビを含むFire TVデバイスに対応したと発表した。

Amazonはブログで、Fire TV Stick(第2世代)、Fire TV Stick 4K、新しいFire TV Cube、さらにFire TVに対応した東芝、Insignia、Element、Westinghouseのスマートテレビ向けのYouTube TV公式アプリを公開すると発表した。Fire TV Cube(第1世代)、Fire TV(第2世代)、Fire TV(第3世代、ペンダントデザイン)など、一部の旧世代のFire TVデバイスにも対応する。

YouTube TV公式アプリは、第1世代のFire TVやFire TV Stickでは動作しない。

YouTube TVはGoogleのライブTVストリーミングサービスで、Sling TV、Hulu Live TV、PlayStation Vue、DirecTV Now(8月に「AT&T TV NOW」と名称変更)などと競合している。ディスカバリーチャンネル、TNT、CNN、ESPN、FXやオンデマンドの番組など70以上のチャンネルがあり、無制限でクラウドDVR(デジタルビデオレコーダー)に録画もできる。今年はMLBの試合の一部も独占放送された。

AmazonとGoogleは長年にわたって争いを続け、エンドユーザーに不便を強いてきた。AmazonのショッピングサイトではGoogleのハードウェアがほとんど排除されていた。2017年にはAmazonがGoogleに許可を得ずにEcho ShowにYouTubeプレーヤーを実装したことでも争いになった。YouTubeはAmazonからのアクセスを拒否し、AmazonはEchoのユーザーにYouTubeのホームページを送信することでこの問題を回避した。

両社が争えば、消費者は不利益を被る。そしてAmazonとGoogleのような企業の場合、顧客層が重なっている。Chromecastのユーザーはプライム・ビデオを見たいし、AmazonからGoogle製品を購入したい。Fire TVのユーザーはYouTubeを見たい。

こうした成り行きから、米国では中立的なRokuが最も人気のストリーミングプラットフォームになった。

AmazonとGoogleは合意に達した時点で、将来的にはYouTube KidsなどのYouTubeのサービスがFire TVで利用できるようになると述べていた。今回の対応で、Fire TVで利用できないYouTubeのビデオアプリは、YouTube Kidsだけになった。YouTubeはすでにAmazonのハードウェアで利用でき、YouTube TVも米国時間9月30日から公開が開始されている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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マイクロソフトのOneDriveパーソナルVaultが日本でも利用可能に

2019年6月Microsoft(マイクロソフト)はOneDriveに新たなセキュリティレイヤーを追加した。この機能はOneDrive Personal Vaultという名前で、ユーザーは2段階認証、指紋認証や顔認証、またメールやSMS、Microsoft Authenticatorで送信されるPINコードまたはワンタイムコードでファイルを保護することができる。ただし公開当初は、この機能を利用できるのは一部の国に限られていた。米国時間9月30日に全世界への公開が始まり、加えて新しいストレージプランも開始された。

【訳注】OneDriveの日本語環境では「パーソナルVault」と「個人用Vault」の名称が混在しているが、本稿では「パーソナル Vault」と表記する。

マイクロソフトは、当初はオーストラリア、ニュージーランド、カナダでパーソナルVaultを公開するが、年末までには全世界のOneDriveユーザーが利用できるようにすると発表していた。

今回の範囲拡大はぎりぎり9月末で、当初の予定より少し早まったことになる。

OneDriveユーザーは誰でもパーソナルVaultを利用できるが、一部に制限がある。

OneDriveを無償、またはOneDriveのみの100GBストレージプランで利用しているユーザーは、パーソナル Vaultに最大3つのファイルを保存できる。Office 365サブスクリプション利用者は、ストレージ容量いっぱいまでいくつでもファイルをパーソナルVaultに保存できる。

認証の強化がパーソナルVaultの重要なセールスポイントだが、ほかにもセキュリティ保護機能がある。「Scan and Shoot」(スキャンと撮影)は、モバイルデバイスで書類や写真を撮影し、デバイス上のカメラロールなどではなく、直接パーソナル Vaultに保存する機能だ。また、パーソナルVaultは非アクティブ状態が20分続くと自動でファイルをロックし、意図せずファイルを共有してしまうことを防ぐ。また自動でファイルをWindows 10 PCのドライブ内にあるBitLockerで暗号化された領域に同期する。

マイクロソフトは、パーソナルVaultを全世界で公開するのと同時に、OneDriveの新しいストレージプランと、PCのバックアップやダークモードも公開した。

Office 365サブスクリプション利用者のストレージプランは、月額224円で200GBずつ追加できる。

PCのバックアップは、Windows PCの「ドキュメント」「画像」「デスクトップ」フォルダーをOneDriveにバックアップする機能だ。ライバルであるDropboxやGoogle Driveのデスクトップアプリなどと似ている。このオプションは、Windows 7、8、10のPCで利用できる。 Windows 10では、Windowsのセットアップやアップデート時にこの機能を使うかどうかを選択できる。

そしてOneDriveは、iOS 13のダークモードに対応した。

パーソナル Vaultは全世界ですでに公開されている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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オンライン決済サービスのPayPalがGoPay買収を通じて中国に本格進出

中国人民銀行は、PayPalがGoPay(Guofubao Information Technology Co)の普通株70%を買収することを承認した。これにより、PayPalは中国でオンライン決済サービスを提供する、初の海外プラットフォームとなる。GoPayはオンラインとモバイルの決済を提供していて、主にeコマースやクロスボーダーコマース、航空観光といった業界向けの支払いプロダクトを展開してきた。

Guofubaoの声明文によると、PayPalは上海拠点の子会社Yinbaobao Information Technologyを通じて支配権を収めた。両社ともディールの詳細は非公表としている。

今回のPayPalの中国進出は、米国と中国の間で緊張が高まっている中でのニュースとなる。伝えられているところによると、ホワイトハウスは貿易論争が続いている中で今度は中国企業への投資の制限を検討しているとのことだ。

中国の決済マーケットは現在、モバイルではAliPayやWeChat Payなど電子財布プロバイダーを含む地元企業が主導権を握っているが、まだ成長の余地はある。そこにPayPalは目をつけた。

モバイル決済だけを見ても、マーケットは2023年には2017年から21.8%成長して96兆7300万ドル(約1京374兆円)になると見込まれるとFrost & Sullivanはレポートで述べている。こうした成長を牽引するのが増加しているeコマースの需要だ。またモバイル決済マーケットはクロスボーダー部門でも拡大中だ。特に、eコマース、旅行、海外教育といった分野で利用されていて、2016年の決済額は6兆6600億ドル(約720兆円)だった。

レポートではまた、モバイル決済利用者の総数は2023年までに2017年から5億6200万人増えて9億5600万人に達すると予測している。

昨年、中国中央銀行は海外の決済サービス企業にさらに門戸を開くと述べていた。

金融サービスマーケットの米国企業は長い間、中国参入で苦心してきた。アメリカン・エキスプレスは昨年11月、中国でのクレジットカード精算サービス展開の許可を取得した初の米国カードネットワークとなった。また今年は、マスターカードが中国企業と合弁企業を立ち上げての参入を目論んでいる。

PayPalの買収は、2019年第4四半期にクローズする見込みだが、これはクロージング条件にもよる。

同社の全声明文は以下のとおりだ。

中国人民銀行は、PayPalのGuofubao Information Technology Co普通株70%の買収と、中国における決済事業ライセンスを承認した。中国におけるオンライン決済サービス展開のためのライセンスを取得した、初の海外決済プラットフォームとなったことを光栄に思う。中国の金融機関、そしてテクノロジープラットフォームと提携して、中国とグローバルの両方で消費者や事業者により包括的な決済ソリューションを提供することを楽しみにしている。買収は2019年第4四半期の完了が見込まれているが、クロージング条件にもよる。

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(翻訳:Mizoguchi)

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GoogleがYouTube Musicを今後出荷のAndroid 9/10端末にプリインストールへ

ストリーミングが音楽マーケットの主流になってきた現在、Google(グーグル)はすべてのAndroidデバイスに音楽アプリをプリインストールすることで一気にライバルに追いつこうとしている。これがYouTube Musicをめぐる動きだ。

米国時間9月28日、Googleは同社のPixelシリーズを含め、今後発売されるAndroid 10とAndroid 9スマートフォンにYouTube Musicプリインストールすると発表した

実際、Googleの音楽戦略は根本的な再編成を必要としていた。2015年11月にYouTube Musicをスタートさせて以後、Googleの音楽サービスは2本立てになっていた。一方は2011年開始のGoogle Play Musicだ。さらに事態をわかりにくくさせていたのは、YouTubeが有料のサブスクリプション、YouTube Premiumも始めたことだ。このサービスはGoogle Play MusicとYouTube Musichの双方にアクセスできる。逆にGoogle Playの有料サブスクリプションメンバーはYouTube Premiumもカバーしている。さらにややこしいことに、今年5月にはYouTube Musicのみのサブスクリプションも始まっている。

Googleの音楽サブスクリプションの全体像は飲み込めただろうか?Googleのチャットアプリの現状は混乱を極めているが、音楽サービスもわかりやすいとはいえない。

4月にGoogleは、Google Play MusicをYouTube Musicに1本化するつもりであることをとうとう認めた。これはGoogle PlayのArtist Hubをシャットダウンするのはもっと大きな音楽サービスの再編の一環なのだという説明だった。

しかしYouTube Musicが今後発売されるAndroidにプレインストールされるという本日の発表の後でもGoogle Play Musicはまだ健在だ。

ただし新しいAndroid 10デバイスにGoogle Play Musicはプリインストールされず、必要とするユーザーはアプリをPlay Storeからダウンロードしなければならな。逆にYouTube MusicがプリインストールされていないAndroidデバイスのユーザーも、Play Storeからダウンロードすることになる。

YouTubeの音楽ストリーミングはApple MusicやSpotifyといった市場リーダーと比較してもそこそこ充実したサービスだ。ユーザーの視聴傾向から新しい音楽を推薦する機能もあり、これには楽曲だけでなくアルバムやライブ、リミックスも含まれる。サブスクリプションであればYouTube Musicは広告が入らないし、オフライン再生もできる。最近はSpotifyの毎週のお勧め、Discover Weeklyに対抗して、Discover Mixもスタートしている。

しかしYouTube Musicはユーザーがダウンロードしなければならないため、iOSのApple Musicのようなプリインストールサービスに比べて不利だった。さらにGoogle Play Musicのユーザーは長年かけて蓄積したプレイリストをYouTube Musicにインポートインポートできないのも痛かった。

5月にYouTube Musicは、有料定期購入者が1500万人に達していた。一方Spotifyの発表によれば、6月末の時点でのSpotifyの月間アクティブユーザー2億3200人うち、1億800万人が有料定期購入者のアカウントだという。Apple Musicの有料定期購入者は6月に6000万人の大台に載せた

Googleによれば、Google Play MusicのYouTube Musicへの統合は作業中だという。つまりまだ実現していない。

YouTubeの広報担当者はTechCrunchの取材に対し、「以前発表したとおり、我々は最終的にはGoogle Play MusicをYouTube Musicで置き換える。この再編の一環としてYouTube MusicがAndroid Q以降のデバイスにプリインストールされる」と確認した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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アマゾンがスマートホームデバイスの消耗品が減ったら通知するツールを発表

Photo by Smith Collection/Gado/Getty Images

米国時間9月25日にAmazon(アマゾン)はAlexa(アレクサ)搭載の新しいコンシューマデバイスを発表したが、同時にAlexaに備品の再注文を頼むスマートホームデバイス向けスキルを作成するための新しいツールも公開した。プリンタのインク、洗剤、スマートサーモスタット用のエアフィルタといった消耗品に使えると考えられる。

これは、これまでAmazonDash Replenishment(ダッシュ・リプレニッシュメント)サービス(DRS)で取り組んできた分野だ。顧客がアカウントを設定し、消耗品が少なくなった時に配送してもらいたい製品を選択すれば、このサービスのAPIを利用するデバイスの消耗品を自動で再注文できる。

今回発表された新しいツールはこれまでのサービスを拡張するもので、デバイスメーカーはこの新しいツールを使ってAlexaのスキルから消耗品が減ってきたことを顧客に通知できる。

この機能は、AmazonのSmart Home Skill APIの一部として今後リリースされる残量センサーによって動作する。デバイスのニーズに応じて、3種類のセンサーからいずれかを選択する。

1つ目は年内にリリース予定のAlexa.InventoryLevelSensorだ。消耗品が内部に保管されるタイプのデバイスに対応する。例えばスマートカメラのバッテリーやプリンタのインクのようなものだ。

あと2つのセンサーは来年リリースされる予定だ。2つ目のAlexa.InventoryUsageSensorは、消耗品が内部には保管されないが一定量を使った時にデバイスが検知できる場合に使用する。例として、スマートコーヒーポットや洗濯機、食洗機などが挙げられる。

3つ目のAlexa.InventoryLevelUsageSensorは、消耗品が内部に保管され、デバイスが現在の状況ではなく使用状況を把握できる場合に使用する。例えばスマートサーモスタットは、ファンが回っていた時間によってエアフィルタの替え時を顧客に知らせる。掃除機のゴミパックの替え時も通知できるだろう。

これらのAPIを使うことにより、Alexaは消耗品が減ってきたことを顧客に知らせたり、Alexaアプリで自動再注文を設定するよう促したりすることができる。顧客がスマート再注文の設定を選択すると、Dash Replenishmentサービスが起動する。Amazonの定期おトク便サービスとは異なり、消耗品が減ってきた時のみ再注文が実行される。

Amazonからすれば、Alexaがリマインドするだけでスマートホームデバイスのユーザーに注文を促すことができるのがメリットだ。そして、顧客からすれば何らかの理由で自動再注文を設定しない場合にも便利だ。おそらく顧客は消耗品を地元で買ったり、オンラインで比較して買ったりするだろう。

Amazonによれば、すでにAugust、Blink、Ring、Schlage、Yaleがスキルからバッテリー残量を通知するセンサーに、Cowayはエアフィルタの使用状況の通知に取り組んでいるという。

顧客が消耗品を管理できるようになるだけではない。スマートホームのスキル開発者は、デバイスに関連する収益を何度も得られるようになる。顧客がDash Replenishmentサービスに申し込めば、Amazonからその1回分の紹介料が支払われる。その後、再注文があれば、開発者は注文があるたびに売上の一部を得られる。Alexaが通知した後に手動で注文された場合も対象となる。当然、デバイスメーカーが自社製の製品を販売した場合には売上が伸びる。

Amazonは、米国の開発者はまもなく新しい残量センサーを利用できるようになるとしている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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Alexaのスキルが声を識別してパーソナライズできるようになった

Amazon(アマゾン)のAlexaは、2年前に音声プロフィール機能拡張が行われたことで、家庭内の異なるユーザーごとにパーソナライズされた応答ができるようになっている。このほど、そのパーソナライズ機能をAlexaのスキル開発者も利用できるようになったとAmazonが発表した。

米国時間9月25日に大量の消費者向け製品を披露したAmazonは、Alexa Skills Kitに「スキルのパーソナライズ」機能を追加したことも発表した。ユーザーがAlexaデバイスや専用アプリで作った音声プロフィールを開発者が利用できるようになるというものだ。

この機能拡張によって、開発者はユーザーの個人設定を記憶してスキルを利用する時に個人の好みを考慮したり、家庭内の複数のユーザーが同時に話したときに、個人を識別したりできるようになる。

しくみはこうだ。ユーザーが音声プロフィールを設定している場合、Alexaは”directed identifier”(仮称:命令識別子)と呼ばれる数字と文字列を生成して対象のスキルに送る。後にユーザーがそのスキルを使うと、同じ識別子が使われる。識別子には個人を特定できる情報は入っていない、とAmazonは言っており、スキルと音声プロフィールごとに異なる識別子が割り当てられる。

スキル開発者はこの情報を使って、ユーザーの好みや興味に応じた挨拶や応答を返すことができる。

ユーザーが音声プロフィールを設定しているけれどもスキルのパーソナライズは望まない、というときはAlexaアプリを使ってこの機能からオプトアウトできる。

スキルのパーソナル化は、ゲームの進行状況をセーブしたり、音楽やポッドキャストなど、ユーザーの嗜好が重要な役割を果たす場面で特にに有効だ。

しかし、Alexaでは音声プロフィールをユーザーが手動で設定する必要がある。Alexaのモバイルアプリを使うか、Alexaに「私の声を覚えて」と話しかける。多くのユーザーはこのしくみがあることさえ知らない。つまりこの機能を利用したい開発者は、自分のアプリの中で音声プロフィールの登録方法から教える必要があるかもしれない。

新機能は一部の開発者に向けてプレビュー公開される。興味のある人はここで申し込みできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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AmazonがAlexaイベントで発表したものたち

年末のホリディシーズンに先立って、Amazonは恒例になったハードウェアラインナップの大規模な一新を行い、本日(米国時間9月25日)のAlexaイベントで発表した。登場したのはEchoスマートスピーカーならびにスクリーン、それに加えてAmazonのRingとEeroブランドからはスマートホームとコネクテッドデバイスが発表された。Alexaイヤフォン、メガネ、そしてスマートリングなど、さまざまな驚きもあった。そして、そうそう新しいAlexa搭載のオーブンも。

新しいEchoたち

イベントの目玉は、Echoデバイスラインに対してAmazonが行った最新のアップデートだ。

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Echo Dot with Clock

あまりクリエイティブな名前ではないが、AmazonはエントリーレベルのEchoであるEcho Dotに、気の利いたアップグレードを提供した。この新しいEcho Dot with Clock(時計付きEcho Dot)の前面にはデジタルアラームクロックが搭載されていて、必要に応じて暗くすることもできる。また、このLEDディスプレイを使って、Dotは尋ねられたときの天気や、カウントダウンタイマーを表示することができる。

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ただし、新しいDotは元のDotを置き換えてしまうものではない。この追加機能が必要なときは、(現行機種の49ドルに)10ドルを足して59ドル(約6300円)を支払えば良い。

Echo Studio

これはオーディオ愛好家たちが待っていたEchoだ。新しいEcho Studioは、GoogleのNest MaxやAppleのHomePodに対するAmazonからの回答だ。この199.99ドル(約2万2000円)のデバイスは、3DオーディオとDolby Atmosをサポートしている。下向きの5.25インチウーファー1台、1インチの前面ツイーター、さまざまな方向を狙った2インチのミッドレンジスピーカー3台を含む、5つのドライバーユニットが搭載されている。

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また、ハイレゾでロスレスの音楽再生用に、24ビットDACと帯域幅100 kHzのパワーアンプを備えている。もちろんこれは、Amazon Music HDサービスで利用できるものと同じだ。

Echo Buds

驚いたことに、AlexaはAmazon自身による129ドル(約1万4000円)のワイヤレスイヤフォンを発表した。このEcho BudsにはBoseのアクティブノイズリダクションテクノロジーが搭載されていて、Alexaにハンズフリーでアクセスできる。このため音楽を再生したり、道順を尋ねたり、Uberの注文などを行うことができる。将来は、買い物中にWhole Foodsの在庫を確認することもできるようになる(これは、まだ実際の店で買い物をしている人のためのものだ)。

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Echo Budsは5時間の音楽再生または4時間の通話を提供し、最大3回の充電が可能なケースが付属している。また、タップするだけで、Echo Budsは携帯電話の(SiriやGoogle Assistantなどの)他のアシスタントにアクセスできる。

Echo Show 8

129ドル(約14000円)のEcho Show 8は、10インチスクリーン付きのEchoデバイスのフラッグシップモデルを、小型の8インチスクリーンにしたバージョンだ。目覚まし時計の代替品であるEcho 5よりも少し大きいので、ビデオを見たり、音声通話をしたり…子供たちの顔をちょっと眺めるために使うといった用途に向いている。このデバイスには、HDディスプレイと組み込みのカメラシャッターが搭載されている。

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Echo

Amazonは既存のEchoスピーカーたちを、より良いサウンドと新しいカラフルなファブリックカバー(トワイライトブルー、チャコール、ヘザーグレー、サンドストーン)で刷新したが、価格は99ドル(約1万1000円)のまま据え置かれた。言い換えれば、古いEchoを慌てて買い直す必要はないが、もう既に買う気満々なら、新しいEchoの方が僅かに優れているということは言える。

Echo Glow

この楽しいAlexaアクセサリーは/0}、基本的には子供向けの常夜灯だ。色を変えたり音楽に合わせて点滅することができる。しかし、30ドル(約3200円)という価格は、ちょっとしたお楽しみのためには高価な買い物だ。きっと発売されるに違いないKids版DotとGlowのバンドルを待ちましょうか?

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Echo Flex

新しい25ドル(約2700円)のEcho Flexデバイスを買えば、ついにEchoを洗面所に持ち込むことができる(実際に、これがAmazonがデモエリアでセットアップしていた方法だ)。Flexを利用可能なコンセントに接続すれば、小さなスマートスピーカーとして機能する。カメラは搭載されていないが(良かった!)、音声コマンドに応答することができる。たとえば、仕事の準備をしている間にニュースや天気を知らせてくれる。また、スマートナイトライトやモーションセンサーなど、14ドル(1500円)のアクセサリーでアップグレードすることもできる。Flexは25ドル(約2700円)だ。

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Echo Frames & Loop

Amazonは、招待専用のハードウェアデバイスのベータ版を発表した。1つは179.99ドル(約1万9000円)のAlexa対応メガネで、4つのマイクロスピーカーをフレームに装着し、ハンズフリーのAlexaを実現している。

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もう1つは、129.99ドル(約1万4000円)のAlexa対応スマートリングで、2つのマイクを備えている。指にはめてAlexaを使い簡単な質問や短い通話を行うことができる。

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その他のハードウェア

新しいEeroメッシュWi-Fiルーター

Amazonは次世代Eeroルーターを発表した。今度の機種は、Alexaとの連携が向上している。このルーターは、音声コマンドでWi-Fiのシャットオフや一時停止などの機能を実行することができる。この機能は将来的には、TP-Link、Asus、Linsky、およびArrisなどのルーターにもAPI経由で提供される。ルーターは99ドル(約1万1000円)、または3個で249ドル(約2万7000円)で入手可能で、米国では本日から、ヨーロッパでは今年末から入手可能となる。

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Amazonスマートオーブン

新しいAlexa搭載のオーブンがないAmazonイベントなんて、物足りないはずだ。今回Amazonが発表したのは、250ドル(約2万7000円)の、対流式オーブン、電子レンジ、エアフライヤー、およびフードウォーマーを兼ね備えた複合オーブンJune Ovenだ。Echoとペアリングをすれば、Alexaを通してオーブンの予熱、調理の開始または停止などの操作を命令することができる。

新しいRingカメラ

199ドル(約2万1000円)のRing Stick Up Cam Eliteの発売に伴い、これまでのRing Stick Up Camは99ドル(約1万1000円)に値下がりした。Stick Up Camとは異なり、新しいカメラはイーサネット経由で電源供給される。Ring Indoor CamはAC給電のみの安価なカメラで、価格は60ドル(6500円)だ。

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その他

Alexaはさらに賢く奇妙になった

Amazonはまた、Alexaの機能のいくつかのアップグレードについて説明するために時間をかけた。

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  • それらの1つに、多言語モードがある。これは、Alexaが米国で英語とスペイン語の両方を話すことができたり、カナダでフランス語と英語を話せたり、インドでヒンディー語と英語の両方を話したりできるモードだ。
  • Alexaの「表現力を高める」ために機械学習を使用した、新しいニューラル文章読み上げモデル
  • 有名人の声!Alexaの声がサミュエル・ジャクソンのように聞こえて、悪い気がする人がいるだろうか?そんな人はいないだろう。ジャクソンの声は、Echoデバイスへ99セントでアドオンできる。さらに多くの有名人の声が増える予定だ。
  • AlexaがGMにやってくる。 2018年以降のキャデラック、シボレー、ビュイック、GMCの車両などが対象だ。
  • Scan-to-CookはEcho Showに対するアップグレードだ。バーコードをスキャンすることで、新しいAmazon Smart Ovenを使いアイテムを正しく準備できる。この機能は、365 Everyday Valueや、Gardin、Marie Callender’sなどの、多くのWhole Foodsブランドに対して使える。
  • Certified for Humansは、Amazonで検索を行っている消費者に使いやすいスマートホーム製品を紹介する新しいプログラムだ。ただし「使いやすい」というのは要件の1つにすぎない。もう1つの要件は「Alexaと連携すること」だ。
  • Alexa Guardがアップデートされて、ガラスが割れる音、煙、あるいは一酸化炭素に対するアラームにとどまらず、より多くのものを見張ることができるようになった。今度は、人間の行動もモニターすることができる。足音や、話し声、咳、あるいはドアが閉まったことなどが、Guardが「Awayモード」(留守モード)の際に検出されるようになった。
  • 今年後半に開始されるAlexa補充サービスは、スマートホームの備品補充が必要となったとき(スマートロックのバッテリーの充電や、交換時期になったエアフィルターなど)に警告してくれる。
  • 新しい会話:Alexaに対して「聞き取った内容を繰り返して」とか「なぜそうしたの?」と尋ねることができるようになる。

Alexaを利用したFood Networkキッチンサービス

ユーザーたちは、キッチンのAlexaでレシピビデオをみることが好きだ。そこでAmazonはFood Networkと提携して、Echo Showのための料理教室を提供することにした(ライブもしくはオンデマンド形式で)。 このサービスは10月に開始され、Alexaが独占的な音声パートナーを務めるものの、携帯電話やタブレットでも提供される。そうそう、ボビー・フレイが関係しているよ。

Amazon Sidewalk

本日発表された、より興味深いものの1つはAmazon Sidewalkだ。これはAmazonによる低帯域幅、長距離無線プロトコルだ。これはBluetoothやWi-Fiが届かない場所も含んで、自宅周辺の全てのIoTデバイスを接続するように設計されたプロトコルである。ネットワークは、900MHzの無線周波数帯域を使用し、たとえば、Alexaに接続された郵便受けや庭の照明などを実現できる。

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Ring Fetch

Amazon Sidewalkを利用した最初の製品は、飼い犬が自宅の庭のような、予め設定した場所を脱出したときに警告する、コネクテッドドッグタグだ。Ring Fetchは来年発売される。

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(翻訳:sako)

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Apple TV+にオプラ・ウィンフリーのブッククラブが登場

Apple(アップル)とオプラ・ウィンフリーは、ストリーミングサービスのApple TV+で、Oprah’s Book Club(オプラズ・ブッククラブ)を提供する。この新しいシリーズでオプラは、ブッククラブ向けに選んだ本の著者をインタビューする。初回のゲストは「The Water Dancer」を書いたTa-Nehisi Coates(タナハシ・コーツ)氏。新しい回は隔月に放送されるので、視聴者は取り上げられた本を読む時間を与えられる。

番組は11月1日のApple TV+のスタートに合わせてデビューを飾る予定で、昨年発表されたアップルとオプラの大型複数年提携契約の一環だ。オプラはブッククラブ以外にもアップルのためにドキュメンタリーを2本制作中だ。職場のセクシャルハラスメントをテーマにした「Toxic Labor」と英国ヘンリー王子と提携したメンタルヘルスに焦点を当てた作品。

これらのドキュメンタリーは注目に値する重要な話題を扱っているが、オプラズ・ブッククラブは、金銭面で両者にとって有益だろう。アップルはブッククラブのセレクションをApple Booksアプリで宣伝しており、例えば「The Water Dancer」の電子書籍やオーディオブックは今から予約できる。番組がこの本を含めさまざまな作品に注意を向けさせることで、書籍の売上げ増が期待できる。

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アップルは米国図書館協会に寄付をして、地域図書館や他のプログラムの支援に役立てる計画であることも語った。

古い読者なら覚えているかもしれないが、オプラズ・ブッククラブはもともと「The Oprah Winfrey Show」の1コーナーとして始まった。15年続いたあと、2012年にThe Oprah Winfrey Network(OWN)とThe Oprah Magazine(O)のジョイントプロジェクトとして再スタートした。しかし、選ばれた作品はごくわずかだった。Apple TV+のスタートとともに、ブッククラブは正常状態に戻りそうだ。

「オプラのように人々をひとつにできる人は世界にも数少ない。本を愛し本の力を称える彼女の思いやりと品格は他に類を見ない」とアップルCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏が声明で語った。「オプラズ・ブッククラブは新しいプラットホームを提供し、米国図書館協会を支援して読書を楽しむ心を育てることができるて大変光栄に思う」。

「今の私があるのは年少のころに読書を習った体験による。読書はミシシッピーの赤土の道路と祖母のポーチの向こう側の世界を開いてくれた」とオプラ・ウィンフリーがプレスリリースて語っている。「私はすべての人たちのためにそれをやりたい。そしてアップルとともに行えること、本が与えてくれる喜びと興奮と緊張感とドラマを世界中の人たちに伝えられること。これ以上素晴らしいことは知らない」。

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米国時間9月23日、アップルはオプラズ・ブッククラブの発表に加えて、近日公開されるApple TV+の番組、オクタビア・スペンサー主演のドラマ「Truth Be Told」、M・ナイト・シャマラン監督のサイコスリラー「Servant」などを昨夜のエミー賞授賞式の視聴者に初披露した。先週に子供向け番組の「Ghostwriter」「Helpsters」を披露していた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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Googleが350種以上のゲームをサブスクで楽しめるPlay Passをいまだけ月約2ドルで開始

Apple Arcade好評のようだが、米国時間9月23日にGoogleもサブスクリプションのモバイルゲームストアを発表したGoogle Play Passは今週中に米国で利用できるようになるが、近く多数の国に拡大される。 ゲームを中心とする350タイトルが登録されており、サブスクリプション契約すればすべて自由にダウンロードして利用できる。Apple Arcade同様、アプリ内課金や広告は一切ない。 スタート当初の割引プロモーションがあり、月額1.99ドルで1年間利用できる。

料金は1年後に月額4.99ドルの通常料金に戻される。偶然かどうか、これはApple Arcadeと同額だ。スタート割引はが提供されるのは 今年10月10日までだという。

Apple ArcadeとGoogle Play Passはコンセプトも仕組みもよく似ている。両者とも多数のプレミアムコンテンツを月額サブスクリプションで提供するオンラインストアだ。しかし当然だが差異もある。

たとえばApple Arcadeは独占配信だ。つまりここに登録されるゲームはAndriodでは入手できないが、 Google Play Passの場合はAndroidでもiOSデバイスでも利用できるアプリが含まれる。Play Passのカタログにはustwo gamesのMonument Valleyをはじめ、クロスプラットフォームのタイトルが多数ある。

またPlay Passのローンチタイトルにはゲームだけでない。AccuWeather、Facetune、Pic Stitchなどの人気アプリの広告が表示されないプレミアムバージョンも利用できる。

スタート時のタイトルにはMonument Valleyに加えて、スターウォーズのゲームであるKnights of the Old Republic,、 Stardew Valley、 Hasbro(ハスブロ)の外交ゲーム、Risk、ゲーム・オブ・スローンズのReigns: Game of Thronesなどが含まれる。それほど有名ではないが、LIMBO、Lichtspeer、Mini Metro、Old Man’s Journeyなどのカジュアル・ゲームも登録されている。This War of Mine、Cytusは近日追加されるという。学齢期以前の子供むけタイトルもToca BocaやMy Townなどのシリーズが用意される。

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プラットフォーム独占配信ではないため、Google Play PassのカタログにはApple Arcadeの3倍以上のタイトルが含まれる。とはいえ、Apple Arcadeのゲームには高品質なよくできたゲームが多い。一方Play Passは上で触れたように気象予報などの便利なアプリのプレミアム版が多数含まれる。

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Apple Arcadeと同様、Google PlayのアプリにPlay Passに登録されていることを示すアイコンが付加される。Apple Arcadeの場合、個々のゲームを検索するにはArcadeタブを開く必要があるが、Google Play PassのタイトルはPlay Storeのトップから直接検索できる。この点ではGoogleのほうがゲームを探しやすい。

これもApple Arcadeと同様、Play Passをサブスクリプションすると本人を含めて家族6人がプレイ可能だ。これにはファミリーマネージャーに必要な情報を設定する必要がある。

GoogleがApple Arcadeのライバルを準備している情報はしばらく前から流れていた。またGoogle自身も最近、これを確認するツイートをしていた。今回明らかになったのはローンチの日時と価格だ。

Google Play Passは今週、Androidデバイス向けに公開される。当初は米国のみだが、すぐに多数の国がカバーされるという。当初のサブスクリプションは月額1.99ドルで、本契約の前に10日のトライアルが可能だ。通常料金は月額4.99ドルで、プロモーション料金で契約した場合も1年後には通常料金に戻る。

AppleもGoogleもデベロッパーとの関係についての情報は明らかにしていない。ただし Googleは「多くの人々がPlay Passのタイトルをダウンロードすればそれだけデベロッパーの収入が増える」としている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Amazonの画面付きスマートスピーカーはキッチンにある物体をカメラで識別

Amazonは、画面付きスマートスピーカーのEcho Showに、視覚障害者向けの新機能を追加した。ユーザーが台所にある物体をAlexaのカメラに向けると、それがなにかを教えてくれる。画像認識と機械学習の技術を組み合わせてEcho Showの見たものを識別するのだ。

Echo ShowはAlexa搭載スマートスピーカーのひとつで、キッチンに置いて使うことを想定している。タイマーを設定したりやレシピビデオを見たりできるほか、料理をしながら音楽やテレビも楽しめる。

しかし、目の不自由なユーザーのために、Echo Showは新しい役割を果たすことになる。台所に置かれた品物の中でも、缶や箱に入った食品、スパイスなどのように触れただけでは区別が容易でないものの識別を手伝うことだ。

この機能を利用するには、「Alexa, what am I holding?」「Alexa, what’s in my hand?」(Alexa、私が持っているものはなに?)などと言うだけでいい。するとAlexaは、カメラの前に物体を置くように言葉と効果音で指示を与える。

Amazonによると、この機能は視覚障害をもつAmazon社員と共同開発した。その一人である主任アクセシビリティ・エンジニアのJosh Miele(ジョッシュ・ミーレ)氏は、開発過程で全盲および弱視の利用者からフィードバックを集めた。

「視覚障害者にとって、商品の識別には苦労することが多く、Alexaの助けが欲しいことの一つだと知った」とAmazonのAlexa for Everyoneチームの責任者であるSarah Caplener(サラ・カプレナー)氏は説明した。「食料品を買い物袋から取り出すときやキッチンカウンターの上に置かれたものが何かを知りたいとき、それを手伝ってユーザーにとって必要な情報を必要なときに提供できるようにしたい」とカプレナー氏は言う。

スマートホーム機器やAlexaのようなAIアシスタントは、サーモスタットや照明の調節、ドアのロック、ブランドの上げ下げなどさまざまな場面で障害をもつ人たちの生活の改善に役立ってきた。この「Show and Tell」機能によって、Amazonは全盲や弱視の人たちの市場への本格的参入を期待している。世界保健機関によると、現在世界で視覚に何らかの障害を持つ人の数は13億人に上ると推計されている。

ただし、Echoスピーカーは全世界で入手できるわけではない。 また、販売されている国であっても、地元の言語に対応しているとは限らない。さらに、今回発表された機能は開始時点では米国のみで利用できる。

アクセシビリティをスマートスピーカーのセールスポイントにしているのはAmazonだけではない。Googleは今年のGoogle I/Oカンファレンスで、一連のアクセシビリティ製品を発表した。リアルタイムで文字起こしを行うLive Caption、聴覚障害者の通話を手助けするLive Relay、しゃべらないひとがスマートアシスタントを使うのを助けるProject Diva、発話障害者の話し言葉の認識を手伝うProject Euphoniaなどだ。

Show and Tellは、米国内の第1、第2世代Echo Showデバイスで利用できる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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Twitterが利用約款を改正 、フィッシングや詐欺の詳細が通報できるように

米国時間9月23日、Twitterは利用約款を改正して詐欺的行為の禁止を含めたことを発表した。まだ禁止されていなかったのかと驚くが、明文での禁止はまだだったようだ。

詐欺的行為はこれまでもスパム報告ツールを通じて処理されていた。これは昨年、偽アカウントなどツイートの詳細を通報できるよう改正されている。通報のオプションにはなりすましなどの偽アカウントに加えて、悪意あるサイトへのリンクやハッシュタグなどが含まれる。しかしTwitter上に蔓延している詐欺的行為を直接禁じる条項は含まれていなかった。

約款の改正はTwitterが詐欺行為を取り締まるために力を入れていることを示すものだ。新約款は詐害的方法により経済的利益や個人的財務情報を得ようとする行為にTwitterを利用することを明文で禁じた。ユーザーはこのような目的のためにアカウントを作成し、ツイートし、ダイレクトメッセージを利用してはならない。

Twitterではユーザーのオンライン行動の変化に対応して随時利用ルールをアップデートしてきた。今日、われわれは経済的詐害行為を禁止するよう利用約款を拡大した。

Twitterではどのような行為が詐欺として分類されるのか詳しく述べている。これには偽の情報によって信頼を得ようとすること、容易に高額の収入を約束するビジネスや不正な割引の宣伝、フィッシング行為などが含まれる。詳細はヘルプセンターのこのページを参照

今回の約款改正は、Twitterが暗号通貨詐欺を野放しにしているという強い批判を受けたことによるものだろう。ユーザーに容易に大金が得られると約束する詐欺の多くは偽アカウントによるなりすまし、ツイートへのリプライ機能などを悪用している。今年、Twitterでは偽のPayPalサイトへの誘導を試みるフィッシングが発覚しており、監視を強めるべきだという批判が出ていた。

ユーザーが不正なツイートを発見した場合、新約款でも報告の必要があるのは従来と同様だ。投稿上部右側のドロップダウンメニューを開き「ツイートを報告」をクリックすると「このツイートの問題の詳細をお知らせください」というメニューが開くので適切な項目を選択する。

Twitterは通常の経済的クレームの処理には介入しないことを再確認している。通販における返金や返品、商品の瑕疵に関する苦情などなどは新約款の適用範囲外だ。

Twitterでは他の不正利用同様、詐欺行為やフィッシングを含むツイートが繰り返された場合、アカウントの無期限凍結を招く恐れがあることを指摘している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Canopyがユーザーのプライバシーに配慮したニュースアプリを公開

パーソナライズのテクノロジーにより、一人ひとりのユーザーに応じてアプリのコンテンツがカスタマイズされ、アプリの体験が向上する。しかし同時に、ユーザーのプライバシーは徐々に失われかねない。Canopyという企業はこの状況を変えようとしている。同社は、ユーザーのログインもメールアドレスの提供も求めないパーソナライズのエンジンを開発した。デバイス上の機械学習と差分プライバシーを組み合わせて、アプリのユーザーにパーソナライズされた体験を提供する。この技術の実例として、同社はニュースリーダーアプリの「Tonic」を公開した。

この新しいアプリは、完全にプライベートでありつつ、体験をカスタマイズするためにユーザーの好みを学習し続けていく。しかし、ほかのパーソナライズのエンジンとは異なり、操作や行動の生データはデバイスから出ていかない。したがってCanopyも、コンテンツプロバイダやパートナー企業も、生データを一切見ることができない。

Canopyは次のように説明している。

(生データの代わりに)個人の操作と行動のモデルを差分プライバシー技術で処理して、当社サーバに暗号化通信で送信する。Canopyに送信されるあなたのローカルモデルは、あなたの操作と直接結びつくことは一切なく、代わりにあなたと似た人々の好みの集合を表す。これがほかとは異なる、我々のアプローチのきわめて重大な特徴だ。暗号化のエラーがあった、あるいはサーバがハッキングされたといった最悪の事態が起きた場合でも、このプライベートなモデルは個人を表していないので、誰も、何もすることができない。

もうひとつの大きな特徴は、Tonicはパーソナライズの設定をユーザーが制御できるようにしているということだ。これは、ほかにはあまりない。パーソナライズのテクノロジーを利用したアプリを使ったことがある人なら、おそらく曲、ビデオ、ニュース記事などのおすすめが表示されたが自分の好みとはまったく違うし、自分が本当に好きなものを表してはいないという経験があるだろう。ほとんどのアプリはこのような情報を詳しく説明していないため、なぜそれがおすすめになったのかわからない。

一方、Tonicではユーザーがパーソナライズの設定をいつでも見ることができ、変更やリセットをすることもできる。

Canopyの目標はTonicの公開ではなく、テクノロジーのライセンス供与だ。Tonicの主な目的はパーソナライズのエンジンがどのように動作するかをデモンストレーションすることだが、このアプリにはほかにも注目すべき特徴がある。

Canopyは人間の編集チームを雇用して、ニュースコンテンツを選んでいる。クリックべイトやヘイト記事といったノイズの山を提供しないようにするためだ。ニュース速報や、裏が取れていないような速報記事も提供しない。同社は、緊急性を求めて最新のニュースを追いかけるアプリを作ったのではないという。

Tonicは、情報を知り発想を得るために毎日読むべき記事を幅広い情報源から厳選し、パーソナライズして届けることに力を入れている。デジタルウェルビーイングという観点では、無限のニュースフィードではなく、記事の数は有限であることが重要と考えられる。

CanopyはTonicの公開にあたり、「おすすめを知るためにデジタルの自分を犠牲にするのは、もううんざりだ。それに、エンゲージメントを最大にすることを目的に最適化された無限のニュースフィードや速報、乱暴な記事に代わるものを作りたかった。そこで我々はTonicを開発した」と説明している。

テック企業大手がユーザーデータの不注意な扱いについて調査を受け、ユーザーのプライバシーへの関心が一般に高まっているこの時期に、こうした技術が公開された。例えばアップルは、同社のハードウェアやソフトウェアがユーザーのプライバシーを尊重していることをセールスポイントとして強く打ち出している。

ニューヨークを拠点とするCanopyは、Brian Whitman(ブライアン・ウィットマン)氏が創業した。同氏はEcho Nestの創業者であり、Spotifyの主任サイエンティストだった。CanopyにはSpotify、Instagram、Google、ニューヨーク・タイムズの幹部だった人々もいる。CanopyのシードファンドはMatrix Partnersが主導し、Spotify、WeWork、Splice、MIT Media Lab、Keybaseなどからも投資家が参加して、450万ドル(約4億8000万円)を調達した。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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Twitterが日米で「リプライ非表示」をスタート

Twitterの「リプライ非表示」は激しい賛否の議論を呼んでいるが、カナダでの初期テストに続いて、米国時間9月19日、米国と日本でこの機能が一般公開された。Twitterによればこれは「ユーザーが会話をよりよく管理できるようにする」ことを目標とする根本的な改革の一環だという。新機能では自分のツイートに向けられたリプライを「無関係、攻撃的もしくは意味不明」と考えた場合、非表示にできる。

ただし非表示にされたリプライはTwitterから削除されるわけではなく、 クリックひとつで再表示可能だ。

例えば、会話に加わったユーザーのリプライが不適切、無礼、いじめに類すると考え、そのリプライを非表示にすればタイムラインを見ているメンバーの大半の目に触れなくなる。ただし削除されているわけではないので「非表示のリプライを表示する」をクリックすれば見ることができる。

ModeratedRepliesAuthor

そもそも他のソーシャルネットワークでは返信者にTwitterほどの勝手を許さないことが多い。FacebookやInstagramでは、ユーザーは自分の投稿に対する返信は自由に削除できる。しかしこれまでTwitterは「誰もが自由に発言できる広場」を理想としてきた。

残念ながらこうしたTwitterのオープンな性格は無礼な攻撃やネットいじめを生んできた。これまでTwitterのユーザーの対処手段は対象となるアカウントをブロックミュート、あるいは報告することだった。しかしブロックとミュートは自分のTwitter体験そのものに影響してしまう。ユーザーはブロック、ミュートしたユーザーからの投稿すべてを目にすることができなくなる。ツイートが不適切だと報告した場合、実効を得るまでの手続きが複雑で時間もかかる。スレッドが暴走し始めたような場合にとっさに対処するには不向きだろう。

こうした問題に対処しようとするのが「リプライ非表示」だ。しかしこの機能能力にはデメリットもあリ得る。ユーザーが非表示にしたリプライにはなんら問題はないかもしれないし、それどころかユーザーが拡散しようとしている情報が間違っていると指摘しているかもしれない。

Twitterではこの新機能が 「会話を建設的にするために役立つ」ものと期待しているようだ。同社の会話のヘルス担当プログラム・マネージャーであるMichelle Yasmeen Haq(ミッシェル・ヤズミーン・ハック)氏は今年に入ってそう説明している。

ModeratedRepliesConsumer

7月にカナダで初期テストが開始された後、Twitterは「(この機能の)利用者はたいていの場合、無関係、攻撃的もしくは意味のわからない返信を非表示にしている。、キーワードのミュート機能と同じように、会話の管理に役立つと考えている」と述べ、ユーザーからのフィードバックはおおむね肯定的だったと結論している。

Twiitterによれば、リプライを非表示にされたユーザーの約27%は将来ソーシャルネットワークで相手とどのようにやり取りすべきか考え直すと回答しているという。27%というのは過半数ではないが、利用率に影響する可能性がある数字だ。ただしこの調査がどの程度実態に即したものか不明だ。Twitterではこの調査のサンプル数などの詳細を明かすことは避けた。

新システムではリプライを非表示にしようとすると「アカウントをブロックする」というオプションも示される。これは「非表示」が「ブロック」とは異なる機能だということを明示するためだろう。

今回カバー地域が大幅に拡大されたものの、Twitterでは「リプライ非表示」はあくまでテスト中の機能だとしている。同社はフィードバックなどをベースにシステムをさらに検討するという。この機能は世界の他の地域では公開されていない。

新機能は、モバイル、デスクトップとも米国と日本ではすでに公開されている

画像:TechCrunch

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滑川海彦@Facebook

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Googleのペアレンタルコントロールアプリ、ファミリーリンクがより実用的になった

GoogleのペアレンタルコントロールソフトであるFamily Link(ファミリーリンク)が米国時間9月18日、久々の強力なアップデートにより、親がデバイスそのものではなくアプリごとにスクリーンタイムを制限したり、必要に応じてスクリーンタイムを前よりも容易に延長できる機能が加わった。これらの機能は今春のデベロッパーカンファレンスGoogle I/O発表され、Family Linkがもっと完全なペアレンタルコントロールとスクリーンタイムの管理のツールになった。

最も単純なスクリーンタイムの管理方法は子供にデバイスを渡さないことだが、それはあまり現実的でない。親としての私たちは、子供に世界を知ってほしいし、またテクノロジーとの健全で中毒性のない関係を築いてほしい。一部のアプリは、その意図的設計により、子供が長時間我を忘れて没入するように作られている。このネット中毒の問題は、大人にもある。

AppleやGoogleなどのプラットホームメーカーは長年、ユーザーのアプリ中毒に揃って手を貸してきた。彼らはサードパーティのデベロッパーの成功と、それによって得られるお金を歓迎した。彼らに人気のデバイスがジャンクフードのデジタル版だと見られるようになり、彼らもそのことを理解するようになったのはごく最近だ。中毒は激化する傾向がある。でも健康に悪いことは確かだから、制限すべきだ。またもちろん、それは仕事の邪魔にもなる。そこで最近では、スクリーンタイムの管理とデジタルの健康と幸福(Well-Being)という考え方が生まれてきた。

Family Linkも完全なシステムではないが、Android 10以上では最初から組み込まれるうになった。Androidのそれ以前のバージョンなら、単独のアプリとしてGoogle Playからダウンロードできる。

family link

これまでは、デバイスの「ベッドタイム」を設定したり、アプリごとのアクティビティを調べたり、1日の制限時間を設けたり、デバイスの位置を地図上で見てFamily Linkからベルを鳴らしたりはできた。一方で悔しいほど欠けていたのは、子供のスクリーンタイムをもっと細かく定義する方法だ。

現在、教育的なアプリもたくさんある。フラッシュカードもあれば学習案内があり、Kindleの本もある。でもこれまでの大まかで画一的なスクリーンタイムでは、子供がそんな教育アプリからも締め出されることがある。私自身も親だが、子供を完全にスマートフォンから(電話機能以外は)締め出してしまうFamili Linkの1日単位の制限にはためらいを覚える。例えば私への連絡の常套手段であるSMSを制限時間内には使えない。それでは困る。

しかし今回からはアプリ単位の制限となり、個々のアプリの使ってもいい時間を指定できる。子供からの私へのメッセージが不能にされることはない。

逆に、TikTokやYouTubeやモバイルゲームなどは、1週間の許容時間を厳しく設定できる。それに家事のお手伝いが子供のスクリーンタイムにぶつかることはないし、逆にのめり込みがちなお気に入りアプリのRobloxなどの時間は家のお手伝いに当てたい。

しかし、アプリごとの設定は親の手作業が多くなる。私は細かい設定が好きだから気にならないが、「モバイルゲーム」などのカテゴリーごとに設定したい親も多いだろう。今後のアップデートでは、ぜひそれを実現してほしい。

bonus time

今回のアップデートでは、「ボーナスタイム」を指定できる。スクリーンタイムの1回限りの延長だ。

例えば、子供が何かをやってる途中にスクリーンタイムが時間切れになりそうであと数分欲しいというときには、スクリーンタイムの設定を変更しなくても時間を延ばせる。スクリーンタイムの時間切れは、あと15分、5分、1分で警告が鳴るから子供はそれを聞いて親に延長を頼めばいい。

これらのアップデートは本日から、AndroidやiOSのどの機種でもFamily Link(ファミリーリンク)サービスで利用できる。親は自分のAndroidまたはiOSデバイスで設定でき、子供はAndroidまたはChromeデバイスを使える(9月19日現在、日本語版はまだアップデートされていないようだ)。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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Twitchが検索および発見機能を改善するためにゲームデータベースサイトを買収

Amazonが所有しているTwitchが、小規模ながら戦略的な買収を行った。その検索機能を改善して、視聴者を高い精度で適切なコンテンツに誘導できるようにすることが目的である。同社が買収するのは、インターネットゲームデータベースのIGDBである(AmazonのIMDbとは無関係)。これはあらゆる場所のゲーマーのために、すべてのゲーム関連情報を集めた包括的リソースウェブサイトだ。この買収の結果、IGDBのデータベースはTwitchの検索および発見機能セットに提供されることになった。なお、IGDBウェブサイト自体はシャットダウンされない。

2015年にChristian Frithiof(クリスチャン・フリチオフ)氏とスウェーデンのGöteborg(ヨーテボリ)に拠点を置く小さなチームによって設立されたIGDBは、コミュニティからの貢献と自動化の両方を通じてゲームコンテンツを提供している。

このサイトには、ジャンル、サポートされるプラットフォーム、説明、メンバーおよび評論家による評価とレビュー、ストーリー展開、ゲームモード、パブリッシャー、リリース日、キャラクターなど、すべてのゲームに役立つ情報が含まれている。また、関心があるゲームをプレイするのにかかる時間や、ゲームが提供するプレイヤーの視点などの、あまり一般的でない詳細情報を見つけることもできる。

また、エンターテインメント業界に関連したすべての情報を整理するというIMDbの使命と同様に、IGDBは特定のタイトルに関連するクレジット全体をリストすることに加えて、声優がサイト上でプロフィールを掲載することを許している。

収益を生み出すために、IGDBは開発者向けAPIを提供していた。それは小規模な利用(月1万リクエストまで)に対しては無料だが、それ以上5万リクエストまでの利用なら月99ドル(1万円強)となる。関心のあるパートナー(例えばASUSなど)は、特別価格の交渉のためにコンタクトすることができた。私たちの知る限り、これまでIGDBは数千のAPIユーザーと提携していた。

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TwitchはTechCrunchに対して買収の事実を認めた。

「何百万人もの人たちが毎日Twitchを訪れて、お気に入りのストリーマーやコミュニティを見つけてつながっています。わたしたちはそうした人たちが探しているものを見つけやすくしたいのです」と広報担当者は語った。「IGDBは包括的なゲームデータベースを開発してきました。私たちはTwitchでの検索と発見をより迅速に改善および拡張できるように、それを提供できるようになることを嬉しく思っています」。

取引条件は明らかにされていないが、金銭的な観点からは小規模な取引である可能性が高い。Crunchbaseのデータによれば、IGDBはたった10人のチームであり、これまでにわずか150万ドル(約1億6000万円)を調達しただけだった。

とはいえ、戦略的な観点から見ると、買収の影響ははるかに大きなものだ。

TwitchのCEOであるエメット・シアー(Emmett Shear)氏は、Twitchの検索機能を取り巻く問題と、その面を改善する必要がどれほどあるかについて公言してきた。

「Twitchのすべての場所で、発見のお手伝いをしたいのです。現在、Twitchにいらっしゃる方のほぼ3人に1人の方が、探しものをするために検索機能を使っています。こうしたことを口にするのは初めてですが、私たちの検索機能は最高のものとは言えないもののままでした」と、シアー氏は今年の始めにベルリンのTwitchConで発言している。「文字を1つ間違えただけで、それまでの検索結果が失われてしまったり、探していたものではないストリーマーへ誘導したりしていました。なので、それが本当に役立つように、私たちは検索を修正します」と彼は約束した。

ここ数週間のIGDBには、何かが起こっているというヒントが見られた。

2019年8月19日付のブログ投稿で、IGDBは「バックエンド、データベース、ホスティングの大規模な移行」を開始すると発表し、サービスは「もうすぐ一部変更されます、一時的なものもあれば、その他恒久的なものもあります」と書いている。変更の一環として、ユーザーがサインアップしたりプロフィールを更新する機能を停止し、パルスニュース、フィード、およびレコメンデーション機能も停止した。

Twitchの一部となったIGDBは、無料APIとプレミアムAPIを1つの無料層に統合し、他の機能をクリーンアップし、インフラストラクチャを移行する。IGDBのWebサイトは引き続きオンラインのままだ。

「私たちの使命はいつでも、世界で最も包括的なゲームデータベースを構築することです。小規模なスタートアップチームの場合には、このような途方もない取り組みは、極めて困難なものになるかもしれません」とIGDBのブログ記事は綴られる。「Twitchと合流することで、私たちは彼らの経験、リソース、スキルを活用できるようになります。これにより、私たちは進歩を加速し、私たち全員が常に夢見ていたバージョンのIGDBを提供できるようになるでしょう。それだけでなく、2つの会社はゲームに対する同じ文化、コアバリュー、情熱を共有しています。これは私たちをピタリと組み合わせてくれるでしょう」と投稿には書かれている。

以前Twitchが、競合するデータプロバイダーであるGiant Bombを採用していたことは、業界ではよく知られている。よくあることだが、Twitchは切り替えの実施についてIGDBと話し合っていて、それが買収につながった可能性がある(Twitchはこの件がどのように実現に至ったかについての説明は拒否した)。IGDBを他のAPIプロバイダー、例えばMobyGamesなどとは違うものにしていたのは、競合するプロジェクトによるものも含め、APIを商用利用可能にしていたことである。さらにはデータをキャッシングしローカルデータベースに保存することも許可していた。

IGDBの10人のチーム全員が引き続きスウェーデンに拠点を置き続けるが、Twitchへの報告はそのViewer Experience部門を通じて行われる。

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(翻訳:sako)

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インスタとIGTVに投稿スケジューリング機能を導入

Facebookは、米国時間9月16日に、アムステルダムで開催されているIBC(International Broadcasting Convention、国際放送会議)のセッションで、ビデオクリエーターとパブリッシャー向けの各種アップデートを発表した。その中には、Facebookのライブビデオのブロードキャスト機能であるWatch Party(ウォッチパーティ)、Creator Studio(クリエイタースタジオ)のアップデートが含まれている。細かく見ていくと、ツールの増強、機能の拡充、分析の改良などがある。

中でも目立っているのは、ライブブロードキャストの準備と生放送のための機能強化、Watch Partyイベントの効果的な活用方法、ビデオのパフォーマンスを追跡測定する新たな方法、そしてこれまで待ち望まれていたInstagram/IGTVコンテンツを最長6カ月前からスケジューリングするためのオプションなどだ。

ライブビデオ

ライブビデオに関してFacebookは、Facebook上で実際にライブで放送している人たちからのフィードバックに耳を傾けた。そしてリクエストの多かった機能を、プロフィールではなくFacebookページで利用できるよう、現在展開しているところだという。この変更は、Facebookのライブ放送機能を、たとえばYouTubeのようなプラットフォームに代えて、あるいはそれらに加えて利用したいと考えているプロのブロードキャスターの要求に応えるもの。

パブリッシャーは、LiveのAPIを利用して、ライブ放送について「リハーサル」機能が使えるようになった。この機能が利用できるのは、ページの管理者と編集者だけだが、新たな制作環境やインターラクティブな機能をテストしたり、実際の視聴者に公開する前に、フォーマットを確認したりすることができる。Facebook上で、月に何百時間ものライブをブロードキャストしているQVCも、この機能をテストした。新しいワークフローとフォーマットを試してみたかったからだ。

パブリッシャーでは、ライブビデオの最初と最後の部分をトリミングすることもできるようになる。また、以前の上限が4時間だったのに対し、その2倍に相当する最大8時間ものライブをブロードキャストすることが可能となった。

この時間の延長は、例えばすでにNASAが活用し、8時間にわたる宇宙遊泳をブロードキャストしている。また、ライブスポーツ、ニュースイベント、あるいはTwitchのようなゲームのブロードキャストに対しても、余裕のある時間枠となっている。

おそらく最も注目すべきことは、ライブのブロードキャスターはFacebook以外の視聴者も対象に放送する必要があるということを、Facebookが認識したことだろう。今後パブリッシャーは、複数のストリーミングサービスに対して同時にブロードキャストすることを可能にするアプリを利用できるようになる。これもLive APIの同時放送機能を利用したもの。

同社によると、ライブビデオ機能は、最近Facebook Liteでも利用可能になったという。

Watch Party

Facebookはさらに、同時視聴機能であるWatch Partyについてもいくつかの新しい機能を発表した。これには、Facebookページで事前にパーティーをスケジューリングして予告する機能、パーティに参加しなかった人も放送後にビデオを楽しめる「リプレイ」のサポート、ブランドのコンテンツでビジネスパートナーにタグを付ける機能、さらに新しい分析機能が含まれている。

分析機能としては、2つの新しい測定指標がCreator Studioに追加された。Minutes Viewd(視聴分数)と、Unique 60s Viewers(Watch Partyで少なくとも60秒間視聴したユニークなユーザーの総数)だ。これらは、リーチやエンゲージメントといった、既存の指標を補完するもの。

Live Commenting(ライブコメント)機能は、Watch Partyでホスト自らがコメントをライブで表示できるようにするもの。これも全世界的に利用可能となった。

Creator Studio

そして最も大きなアップデートが、Creator Studioに組み込まれた。パブリッシャーは、これを使ってFacebookとInstagramの両方に対してコンテンツを投稿し、管理し、収益化し、評価することができる。

Creator Studioのダッシュボードには、もうすぐLoyalty Insights(ロイヤルティのインサイト)に新しい視覚化レイヤーが追加される。クリエイターは、どのビデオに視聴者が戻ってくるかを計測することで、忠実なファンが見たいのはどのビデオなのかを把握することができる。

新しいDistribution(配信)指標は、ページの各種指標の履歴の平均に基づいて、個々のビデオのパフォーマンスに点数を付けるもの。その指標には、1分再生数(動画が1分以上再生された回数)、平均視聴時間、リテンション(持続率)といったものが含まれる。この機能は、今後数カ月の間に展開される予定だ。これにより、ビデオのパフォーマンスがわかりやすい数字で把握できるようになる。

Creator Studioは、さらに13の言語について、自動キャプション付け機能のサポートを追加する。内訳は、アラビア語、中国語、ドイツ語、ヒンディー語、イタリア語、マレー語、ロシア語、タガログ語、タミル語、タイ語、トルコ語、ウルドゥー語、ベトナム語だ。これ以前には、英語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語の4言語が、すでにサポートされていた。

InstagramとIGTVのスケジューリング

そして最後に取り上げる機能は、パブリッシャーとクリエイターが、Instagramのフィードと、IGTVのコンテンツを、最長6カ月前から、スケジューリングして公開できるようになるというもの。Facebookによれば、あと数カ月のうちには、InstagramのフィードとIGTVの下書きと編集機能も利用できるようになるという。

これらの機能は、今回の発表の前に非公式に発見されたことが報告されていて、Instagramの管理者やインフルエンサーのコミュニティをにぎやかにしていた。実は、昨年のInstagramのAPIの更新によって、先にサードパーティのアプリケーションによるスケジューリングは可能となっていた。ただし、純正アプリによる機能は、そうしたAPIを使ったサードパーティの機能に比べると、制約の少ないものとなっている。

この機能は、現在、Facebookページのすべてのクリエイターとパブリッシャーに公開されている。これまでは「近日公開」のように表示されたり、実際には動作しない状態となっていたものだ。ストーリーのスケジューリングについては、まだ実現されていない。しかし、今後いつの間にか追加されたとしても驚くには値しない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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NetflixがSeinfeldのストリーミング権を取得、2021年放映開始

ストリーミング業界の競争は激しさを増し、Netflixは加入者減に直面している。その苦境を救うことになるかもしれないコンテンツをNetflixは獲得した。同社は、人気のコメディドラマ「Seinfeld」(邦題は「となりのサインフェルド」)のグローバルストリーミング権を取得した、と発表した。エミー賞を受賞した全180エピソードのこのドラマは2021年からNetflixで提供される。

このSeinfeld投入のタイミングはNetflixにとって重要だ。というのも、Seinfeldは、Netflixで最も視聴されているコンテンツの1つ「The Office」の再放送が終わる年に投入される。その前の2020年には、これまた米国を代表するシチュエーションコメディ「Friends」の放映が終了する。

こうしたコンテンツはいまだに人気があり、放映当時にまだ幼なかった人たちを引きつけることができるため、オリジナルの放映年代にもかかわらず、放映権はいまだにかなり高額だ。

それにも増して、こうしたコンテンツの再放送は多く人が視聴しているという事実がある。Netflixはオリジナルコンテンツに数十億ドルもつぎ込み、プラットフォーム上で大々的に宣伝しているにもかかわらず、Netflixで現在最も視聴されている番組は「The Office」であることがニールセンの調査でわかった。

オリジナルコンテンツは最近人気がなく、Netflixは少なくともいくつかの昔のコンテンツにしがみついていなければならない状況だ。直近の四半期で、Netflixの米国における会員数は2011年以来初めて減少した。同社は減少の要因として、まだスタートしていないがDisney+や Apple TV+、HBO Maxなどとの競争の激化ではなく、値上げと、コンテンツが視聴者をひきつけられるほど魅力がなかったことを挙げた。

その一方でNetflixは「The Office」の放映権を売りに出し、それをNBCUが5億ドル(約540億円)で買い取った。「The Office」は2021年にNetflixでの放映が終わるとNBCUで放映される。Netflixはまた、「Friends」も WarnerMedia(ワーナー・メディア)に売った。ワーナー・メディアはこれを4億2500万ドル(約460億円)で買い、新サービスHBO Maxで2020年から5年間にわたって放映する。

Sony Pictures Televisionからストリーミング権を買ったSeinfeldは、世界に1億5000万人いるとされる会員に配信されることから、購入額は上記のディールと同程度か、それを少し上回るかもしれない(Netflixは詳細を明らかにしていない)。

「Seinfeldは、すべてのテレビコメディが比較の対象とするコメディだ。新鮮さや面白さは色あせることなく、今回初めて4Kで放映される」とNetflixのコンテンツ責任者Ted Sarandos(テッド・サランドス)氏は発表文で語った。「Jerry、Elaine、George、そしてKramerをNetflixから世界に向けて紹介するのが楽しみだ」(4人はSeinfeldの登場人物)。

しかし、Netflixが最近力を入れているのは昔のシチュエーションコメディだけではない。

同社は今年、Disney+のサービス開始を前に、「Iron Fist」(アイアン・フィスト)、「Luke Cage」(ルーク・ケイジ)、「Daredevil」(デアデビル)の放映をキャンセルしたのち、「Jessica Jones」(ジェシカ・ジョーンズ)と「The Punisher」(パニッシャー)もキャンセルし、Marvel(マーベル)ものを卒業した。Netflixはまた、「The OA」、「Tuca & Bertie」(トゥカ&バーティー)、「Designated Survivor」(サバイバー:宿命の大統領)、「She’s Gotta Have It」(シーズ・ガッタ・ハヴ・イット)、そして「One Day at a Time」(ワンデイ -家族のうた-)のリメイクを含む、人気のなかった多くのコンテンツをキャンセルした。

Sony Pictures Televisionとの今回の売買により、Seinfeldを初めてNetflixで流すことになるが、これは「Comedians in Cars」(サインフェルド:ヴィンテージカーでコーヒーを)、「Jerry Before Seinfeld」(ジェリー・ビフォー・サインフェルド)などのコメディ放映に続く動きだ。

「Seinfeldはある意味アイコン的存在でカルチャーを代表する番組。初めて放映されてから30年たったが、まだ人気は健在だ」とSony Pictures Televisionの会長Mike Hopkins(マイク・ホプキンス)氏は声明文で述べた。「この愛されているシリーズを世界中のファン、そして新たな視聴者にNetflixとともに届けるのを楽しみにしている」。

画像クレジット: Andrew Eccles/NBC/NBCU Photo Bank / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

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NetflixがSeinfeldのストリーミング権を取得、2021年放映開始

ストリーミング業界の競争は激しさを増し、Netflixは加入者減に直面している。その苦境を救うことになるかもしれないコンテンツをNetflixは獲得した。同社は、人気のコメディドラマ「Seinfeld」(邦題は「となりのサインフェルド」)のグローバルストリーミング権を取得した、と発表した。エミー賞を受賞した全180エピソードのこのドラマは2021年からNetflixで提供される。

このSeinfeld投入のタイミングはNetflixにとって重要だ。というのも、Seinfeldは、Netflixで最も視聴されているコンテンツの1つ「The Office」の再放送が終わる年に投入される。その前の2020年には、これまた米国を代表するシチュエーションコメディ「Friends」の放映が終了する。

こうしたコンテンツはいまだに人気があり、放映当時にまだ幼なかった人たちを引きつけることができるため、オリジナルの放映年代にもかかわらず、放映権はいまだにかなり高額だ。

それにも増して、こうしたコンテンツの再放送は多く人が視聴しているという事実がある。Netflixはオリジナルコンテンツに数十億ドルもつぎ込み、プラットフォーム上で大々的に宣伝しているにもかかわらず、Netflixで現在最も視聴されている番組は「The Office」であることがニールセンの調査でわかった。

オリジナルコンテンツは最近人気がなく、Netflixは少なくともいくつかの昔のコンテンツにしがみついていなければならない状況だ。直近の四半期で、Netflixの米国における会員数は2011年以来初めて減少した。同社は減少の要因として、まだスタートしていないがDisney+や Apple TV+、HBO Maxなどとの競争の激化ではなく、値上げと、コンテンツが視聴者をひきつけられるほど魅力がなかったことを挙げた。

その一方でNetflixは「The Office」の放映権を売りに出し、それをNBCUが5億ドル(約540億円)で買い取った。「The Office」は2021年にNetflixでの放映が終わるとNBCUで放映される。Netflixはまた、「Friends」も WarnerMedia(ワーナー・メディア)に売った。ワーナー・メディアはこれを4億2500万ドル(約460億円)で買い、新サービスHBO Maxで2020年から5年間にわたって放映する。

Sony Pictures Televisionからストリーミング権を買ったSeinfeldは、世界に1億5000万人いるとされる会員に配信されることから、購入額は上記のディールと同程度か、それを少し上回るかもしれない(Netflixは詳細を明らかにしていない)。

「Seinfeldは、すべてのテレビコメディが比較の対象とするコメディだ。新鮮さや面白さは色あせることなく、今回初めて4Kで放映される」とNetflixのコンテンツ責任者Ted Sarandos(テッド・サランドス)氏は発表文で語った。「Jerry、Elaine、George、そしてKramerをNetflixから世界に向けて紹介するのが楽しみだ」(4人はSeinfeldの登場人物)。

しかし、Netflixが最近力を入れているのは昔のシチュエーションコメディだけではない。

同社は今年、Disney+のサービス開始を前に、「Iron Fist」(アイアン・フィスト)、「Luke Cage」(ルーク・ケイジ)、「Daredevil」(デアデビル)の放映をキャンセルしたのち、「Jessica Jones」(ジェシカ・ジョーンズ)と「The Punisher」(パニッシャー)もキャンセルし、Marvel(マーベル)ものを卒業した。Netflixはまた、「The OA」、「Tuca & Bertie」(トゥカ&バーティー)、「Designated Survivor」(サバイバー:宿命の大統領)、「She’s Gotta Have It」(シーズ・ガッタ・ハヴ・イット)、そして「One Day at a Time」(ワンデイ -家族のうた-)のリメイクを含む、人気のなかった多くのコンテンツをキャンセルした。

Sony Pictures Televisionとの今回の売買により、Seinfeldを初めてNetflixで流すことになるが、これは「Comedians in Cars」(サインフェルド:ヴィンテージカーでコーヒーを)、「Jerry Before Seinfeld」(ジェリー・ビフォー・サインフェルド)などのコメディ放映に続く動きだ。

「Seinfeldはある意味アイコン的存在でカルチャーを代表する番組。初めて放映されてから30年たったが、まだ人気は健在だ」とSony Pictures Televisionの会長Mike Hopkins(マイク・ホプキンス)氏は声明文で述べた。「この愛されているシリーズを世界中のファン、そして新たな視聴者にNetflixとともに届けるのを楽しみにしている」。

画像クレジット: Andrew Eccles/NBC/NBCU Photo Bank / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

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YouTubeがユーザーのコメント履歴を見せるプロフィールカードをテスト中

YouTubeでコメントをよく書く人たちが、これからは自分のチャンネルの人気やトロル(ネット荒らし)の傾向を公開できるようになる。YouTubeは今、そのための機能「プロフィールカード」をテストしている。YouTubeはアップデートや変更をCreator Insiderチャンネルでクリエイターのコミュニティと共有しているが、この機能もそこで発表された。プロフィールカードはコメンター(コメントを書いた人)の名前をクリックすると出現し、その人の最近のコメントのリストを見られる。

これまでは、コメンターの名前をクリックするとYouTube上のその人のチャンネルのページへ連れて行かれた。

でもそれでは、そのコメントを書いた人の人物についてあまり知ることができない。また、そんな情報はあまり公開されない。コメンターのチャンネルのページは、内容が何もなかったり、古かったり、今現在の話題と無関係だったりすることが多い。

でもプロフィールカードの上では、そのコメンターの過去12カ月の、そのチャンネル(読者がコメンターの名前をクリックしたチャンネル)上に残したコメントをすべて見ることができる。ただし今のところは、他のチャンネルに残したコメントは表示されない。つまりRedditのようなメッセージボードにある、各ユーザーのコメントの完全な履歴が見られる完全なユーザープロフィールではない。

先週出た発表声明で、YouTubeのプロダクト管理担当Tom Leung(トム・レオン)氏がこう言っている。「このコメントを、どんな人が書いたのかはわかるね。YouTube上で人と人の結びつきを強めることができるし、またクリエイターは優れたコメントを見て、どんな人が書いたのかわかるようになる」。

youtube profile cards

この発表声明には書いてないけど、優れたコメントだけでなくトロルや駄文や炎上ネタの多い悪質なコメンターについても知ることができる。

各人のコメントの履歴が見られるようになると、クリエイターやモデレーターは、そのユーザーからのコメントを自動的に隠したり、逆に自動的に承認したりできるようになる。個々のコメントに毎回いちいち対応しなくてもいい。

これまでコメンターの名前をクリックするとその人のYouTubeチャンネルに飛んだが、今度のプロフィールカードではチャンネルのリンクはあるけど、そこへ飛ぶことはない。テストが今、どれくらいの規模で行われているのかわからないが、発表への反応を見るかぎり、コミュニティの評判はいいようだ。

YouTubeは今、これ以外にもいろんな実験を行っている。例えば、ビデオのクリエイターが個人化されたメッセージを表示して、サブスクライバーを勧誘するなんてのがある。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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YouTube Musicが有料広告によるチャートの操作に対抗措置

米国時間9月13日、YouTubeは有料の再生と広告がYouTube Musicのチャートに影響を与えないようにすると発表した。チャートのランキングはオーガニック再生の回数のみをカウントする方法に変更される。また、公開後24時間の再生回数ランキングも、ビデオへの直リンク、検索結果、「次の動画」、「急上昇」といったオーガニックソースからの視聴のみをカウントし、ビデオ広告はカウントしない。

音楽レーベルが所属アーティストの新曲を宣伝するためにビデオ広告に費用を積極的につぎ込んでいるケースが複数報告されて、今回の変更に至った。

ローリング・ストーンは、YouTubeのTrueView広告について仕組みを詳しくレポートしている。アーティストやレーベルなどの広告主は、ほかのビデオの前に広告としてミュージックビデオのショートバージョンを再生させる。YouTubeユーザーがビデオを操作した、またはある秒数以上再生したといった条件を満たすと、ビデオの視聴回数としてカウントされる。

ブルームバーグもインドのラッパー、Badshah(バードシャー)の気になる事例を報じた。バードシャーのビデオ「Paagal」は1日に7500万回再生され、韓国のボーイズグループであるBTS(防弾少年団)のそれまでの記録を破った。当初は、バードシャーの所属レーベルであるソニーミュージックがサーバファームとbotを使ってこの記録を達成したとの噂が立ち、後にバードシャーがInstagramでこれは有料広告だったと告白した。

しかしこれは特殊な例ではなく、テイラー・スウィフトやブラックピンクなど多くのアーティストが同じことをしてきたと記事には書かれている。バードシャーはそれを一歩進めただけだという。

この記事には、これを受けてYouTubeはシステムの変更を検討しているとも書かれていた。そして今回、同社は正式に変更を発表した。

YouTubeはブログで次のように説明している。「YouTube Musicのチャートは音楽業界に不可欠な情報源であり、世界最大の音楽プラットフォームで聴かれている音楽の人気を最も正確に測定する場所になっている。業界の透明性を高め、ビルボードやニールセンといったオフィシャルなチャート調査企業のポリシーと合わせるために、YouTube Musicのチャートを集計する際にYouTubeの有料広告の再生回数をカウントしないことにした。今後のランキングはオーガニック再生の回数に基づくものになる」。

公開後24時間の再生回数ランキングも、各国とグローバルの「急上昇」や人気ランキングなどのYouTube Musicのチャートも、すべてこの方針になる。

広告や非オーガニック再生はYouTube Musicのチャートにはカウントされなくなるものの、YouTubeはこれまでの公開後24時間記録は変更しないとしている。つまりアーティストやレーベルは、広告をからめて達成したこれまでの「記録」を主張し続けてもいい。

今回の変更で音楽ビデオ広告がなくなるわけではないだろう。広告は依然として、ユーザーに新しい音楽を知ってもらうための有効な手段だ。例えば、リンクをクリックさせたり、共有したり、ウェブのどこかに埋め込んだりして、オーガニック再生を増やすことができる。しかし有料で再生させるビジネスや広告費の規模にはマイナスの影響があるかもしれない。

YouTubeは「我々には、すべての人に発言の場を提供し世界に発信するという大きな使命がある。これを踏まえて我々は、アーティストが世界中のファンによってYouTubeで達成したすべての成果を称える。YouTubeが世界中で聴かれている音楽の傾向を最も正確に測定できる最高の場になったのは、アーティストとファンのおかげだ。我々はこれからもそうあり続ける」と述べている。

画像:GettyImages

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(翻訳:Kaori Koyama)

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アップルはApp Storeのサブスク期限切れに「猶予期間」を導入

Apple(アップル)は、App Storeでのサブスクリプションの仕組みを変更しようとしている。これまでは、支払いが滞るとその時点で、ユーザーはアプリの機能のうち、サブスクベースのものを使うことができなくなっていた。そうなると、アプリのデベロッパーにとっては、将来再びそのユーザーにアプリを使ってもらうことができにくくなる。しかしAppleによれば、今後は、デベロッパーはサブスクの自動更新に「猶予期間」を提供するオプションを設定することができるようになる。Appleにとっては、支払いを受け付ける期間を長くすることができ、結局はデベロッパーの利益にもつながるという。

サブスク料金の支払期限切れは、いろいろな理由で起こりうる。たとえばクレジットカードの有効期限切れ、請求先の住所の移動による郵便番号の変更、または会社の支出システムの都合によってコーポレートカードによる支払が停止されたり、銀行によってカードが無効にされたりすることもあるだろう。このようなユーザーの意図に反した支払いの停止は、デベロッパーにとっては収入の損失に直結する。それも、ユーザーがサブスクを止めたいからではなく、単に支払手続き上の問題によってだ。

新たに導入されるGrace Period(猶予期間)は、デベロッパーがアプリを管理するApp Store Connectによって有効に設定できる。これは、標準では有効になっていないので、明示的にオンにする必要がある。まず「マイ App」に移動し、ツールバーの「機能」を選び、左側のコラムから「App 内課金」をクリックする。そこに新たに表示される「Billing Grace Period(請求猶予期間)」のセクションで「Turn On(オンにする)」をクリックすればいい。

もちろんアプリ自体にも、この設定に対応する機能を組み込む必要はあるが、それでユーザーをアプリに繋ぎ止めておくことができるのなら、その程度の労力は惜しむべきではないだろう。

アプリ内サブスクリプションのスタートアップ、RevenueCatのCEO、Jacob Eiting氏によると、こうした機能を実装するのは難しいので、デベロッパーによっては利用を諦める可能性もあるという。

「iOSが猶予期間を設けることは、ユーザーにとっては大きなメリットになりますが、デベロッパーはサーバー側のサポート部分も含めて開発しなければ利用できないので、現実的にはこの機能を有効にするアプリはあまり出てこないかもしれません」と、彼は予想する。また、Google Playが2018年以降、猶予期間をサポートしているので、Appleはそれに追いついたフリをしているだけではないかとも指摘する。

「Googleのものはうまく機能しています。デベロッパーは、そのためにコードを追加する必要はありません」と、Eiting氏は付け加えた。「とはいえ、いつものことですが、AppleがiOSのサブスク機能に力を入れていると分かって嬉しく思います。サブスクは、デベロッパーにとって、アプリを収益化する最良の方法なのです。他の方式と比べても、デベロッパーとユーザーとの関係を最良に保つことが可能な手法でもあるのです」と彼は言う。

Appleのドキュメントによれば、猶予期間が有効になっている場合、6日、または16日後に再び料金の回収を試みるという。その日数は、サブスクの期間が週単位か、月単位以上かによる。その間、ユーザーはアプリの有料コンテンツへのフルアクセスを維持することができる。

その期間内にサブスクリプションが更新された場合には、有料サービスの日数やデベロッパーの収益に影響を与えることはない。

ユーザーが、60日以上経過してから再びサブスクを申し込んだ場合には、有料サービスの日数はリセットされ、デベロッパーは1年間の有料サービス期間が終了するまで、サブスク価格の70%を受け取ることになる。1年が経過してからは、Appleは自らの取り分を減らし、デベロッパーは同85%を確保することができる。

サブスクリプションからの収益は、デベロッパーにとって非常に重要だ。App Store自体も、有料ダウンロードから、反復的に収益が得られるサブスク方式へ、すでにシフトしている。

Sensor Towerのデータによると、先月の売上げが上位100位に入っているiOSアプリの70%は、サブスクベースのものであり、それで収益全体の81%を占めていた。ちなみに、4年前の2015年8月には、上位100位のアプリの42%がサブスクベースで、その収益は全体の54%だった。

デベロッパーにとって、サブスクリプションは、持続可能性の高いビジネスを意味する。またAppleにとっても、サブスクリプションは成長中の「サービス」ビジネスの中の大きな部分を占めている。Apple Storeからの収入ももちろんだが、iCloud、Apple Music、Apple News+、Apple TV+、Apple Payなど、どれもサブスクベースなのだ。

第3四半期には、サービス収益は、前年同期の101.7億ドル(約1兆991億円)から13%増加して114億6000万ドル(約1兆2384億円)となり、Appleの収益全体の5分の1を占めるまでになった。今やAppleでは、自身のサブスクベースのサービスも成長の一途をたどっている。それを考えれば、全体的にサブスクリプションの仕組みを整備しておきたいと思うのも当然だ。それによって、課金に関して起こりがちな問題にも容易に対処できるようになるからだ。

画像クレジット:EMMANUEL DUNAND/AFP/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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レビューを書かなくてもいい簡単な製品評価方法をAmazonがテスト中

Amazonが、ユーザーからのフィードバックとして従来のレビューよりも簡単なワンタップ評価(One-Tap Rating)をテストしている。それはレビューを書くほどの時間や元気や関心はないけど、その製品に関する意見を共有したいという人たち向けだ。簡単なものでも、ユーザーからの評価があればほかのショッパーたちは助かる。

ワンタップ評価はその名のとおり、1回タップをして星印の数による評価を残すだけだ。レビューのタイトルや内容を書かなくてもいい。

しかもワンタップ評価は、その製品のページだけでなく、自分のOrders(注文履歴)のところや、ログインしたときのホームページ上にあるお勧め品のところからも実行できる。入力はとても簡単で、星の数で評価してグリーンのチェックマークでそれを確認するだけだ。

ワンタップ評価の星の数が製品の全体的評価の星数の計算に加わるのは、「Amazonで購入済み」の場合だけだ。また、あとからレビューや写真やビデオを加えてフィードバックを充実することもできる。

amazon ratings test

この新しい機能は、なるべく多くの消費者からフィードバックを集めるための手段だ。レビューを書くのは面倒、という人は結構多い。またレビューだけよりは、本当にその製品を買った人からの本当の評価に近い格付けが得られるだろう。最近のレビューには、お金をもらって書いてるのもあるから。

この「よいしょレビュー」は、Amazonのポリシーに反しているだけでなく、出品者や出店者の方でも長年、取り締まりの努力をしてきた。報酬つきのレビューを単純に禁じたり、何度も訴訟罰金、売り手のアカウント停止などの対抗策を講じてきた。しかしそれでもなお、Amazon上の評価を上げることを商売にしている、いかがわしいサービスは後を絶たない。今でも、痩せ薬やBluetoothヘッドフォンなど、異様に評価の高い製品がAmazon上に存在する。

本物の顧客からの本物のレビューだけになれば正しい評価が得られるけど、悪者をレビューの世界から一掃する名案がAmazonにはない。

今度の新しい評価方法は、ウェブとモバイルアプリの両方で、世界中で行われている。現時点では全員ではなくて、一部の消費者がテスト対象になっている。Amazonは、これが実験であること、本格的なローンチでないことを強調している。

Amazonのスポークスパーソンによると「顧客がフィードバックを容易に残せて、しかもショッパーが本物の顧客からの本物の評価を幅広く得られる方法を、目下テストしている」。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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アマゾンのQ&Aプラットフォーム「Alexa Answers」を米国で開始

Amazon(アマゾン)は昨年12月、Alexa(アレクサ)の質問に答える能力を高めることを目的に、クラウドソーシングによるQ&Aプラットフォームのベータ版をローンチした。Alexa Answers(アレクサ・アンサーズ)と呼ばれるこの機能の一般向けサービスが米国で開始された。アマゾンによると、この機能は招待された人だけが参加できた初期のコミュニティーで大変に評判がよく、彼らはその後も引き続き何十万件という回答を登録して貢献し、その回答はAlexaのユーザーの間で何百万回とシェアされている。

アマゾンは、この回答と通常のAlexaの応対とを区別するために、答の内容の責任をアマゾンの顧客に持たせている。

一般公開に際してアマゾンが説明したところによると、「バーバラ・ブッシュはどこに埋葬されている?」とか「ロード・オブ・ザ・リングの作曲者は?」とか「コルクは何からできている?」とか「コウモリは冬はどこにいる?」といった、これまでAlexaには対処できなかった質問の答が数千件用意されているという。

Bing(ビング)などの情報源と統合されていることを考えれば、Alexaにはすでにそうした質問に答える能力はあったはずだが、対応できる分野に限りがあった。

上記のような一般的な質問に答えられる能力は、現在はGoogleアシスタントのひとつの強みになっている。ウェブにあふれるデータに基づいて、長年にわたりグーグルが構築してきたナレッジグラフのお陰だ。

それに対して、回答のデータベースを急いで構築するためにアマゾンが下した決定は、クラウドソーシングを利用し、数多くの潜在的な難題、とりわけ悪用や正確性の問題に対して自らをオープンにするというものだった。

Yahoo Answers(ヤフー・アンサーズ)やQuora(クオーラ)などのクラウドソーシングQ&Aプラットフォームを使ったことのある方なら、高い支持を得た答がかならずしもベストではなく、正しいとも限らないことをよくご存知だろう。ときにはいい加減なものもある。さらに、報酬制度につられて参加した人の場合は、トップ貢献者に指定されたいがために、とにかく回答を乱発しようとするかも知れない。そうした人たち全員が、自ら探し出した質問に対する最善の回答者であるとは限らないのだ。

アマゾンは、そのような問題には、不適切であったり人を不快にさせるような回答を自動フィルタリングによって選別するプラットフォームで対処しようとしている。さらに、コミュニティーのプラットフォームでベストと評価された回答がAlexaでシェアされ、質問に答えた人にはポイントが贈られる。

これまで、このコミュニティーは招待された少数の人だけで構成される限られた世界だった。

それが今、米国アマゾンにアカウントを持つすべての人が貢献できるようになった。用意された質問のリストから、最も多く質問されたや最新などのフィルターで絞り込むか、トピックで分類された中から質問を選ぶ。回答を書くとポイントが与えられ、週ごと、月ごとのリーダーボードに掲載される。さらに、質問に答えた数、アレクサのユーザー間でシェアされた回数などに基づき、バッジが授与される。

「この機能は、Alexaの能力向上のために継続的に行っているさまざまな努力の中の、ひとつの例に過ぎません」とアマゾンの広報担当者は話している。「これまでと同様、私たちはお客様からのフィードバックに基づいて、体験を進化させていく所存です」

今のところ、この機能で不愉快な思いをしたという報告はないが、まだそれほど広まっているわけでもない。また、炎上目的でオンラインコミュニティーを混乱に陥れようとする輩を排除できる十分な力が、アマゾンにあるか否かも不明だ。

クラウドソーシング自身が悪いわけではないが、たとえばWikipedia(ウィキペディア)もよく承知しているように、そこはしっかりとした監視を必要とする分野だ。Wikipediaの場合、同サイトの内容のほとんどを精鋭グループが検証するという形に帰結した。Alexa Answersの場合は、リーダーボードでコミュニティーの参加者を競争させているため、そのような自警システムの導入は難しい。こうしたゲーミフィケーションからは、協調や助け合いが生まれることはあまり期待できない。

よりよいモデルとして、Reddit(レディット)の仮想通貨や段階的な報酬精度、そして、強力なコミュニティーのリーダーがトピックごとの節度を維持するという方法が考えられる。しかし、コミュニティーを有機的に育て上げるには時間と労力を必要とする。今の音声アシスタントは、機能ごとに互いに張り合う、いわば短距離走の状態だ。マラソンではない。

Alexa Answersは、alexaanswers.amazon.com/aboutで公開されている(米国のアマゾンのアカウントが必要)。

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(翻訳:金井哲夫)

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Googleフォトがタイムトラベル版ストーリーと追加の共有と印刷のオプションを提供

Googleフォトに、独自のストーリー機能がやってくる。だがそれは、他のInstagramやSnapchatなどの他のプラットフォームのストーリーのように、現在ユーザーがやっていることに注目するのではない。Googleフォトの場合はユーザーが思い出の旅をたどるのを助ける形式が採用された。この機能は、この写真共有サービスに追加されたいくつかのアップデートの1つで、アップロード後に忘れられることが多い、古い写真との再会を支援することに重点を置いている。

アップデートで行われた、同社のストーリーに対するユニークなアプローチは、私たちが初めて目にするその時間を巻き戻すために使われた方法である。

Googleフォトでは、この機能は「ストーリー」ではなく、よりふさわしい「 Memories」と呼ばれていて、ユーザーがその人生をより有意義に振り返ることができるようにデザインされている。

思い出

同社は、同アプリ上でのユーザーの行動を観察することで、このアイデアを思いついたと語っている。

「ユーザーが5年前の写真を閲覧するために、ずっとスクロールダウンをしていって自分たちの写真を見ているのを観察しました」と説明するのはGoogleフォトのリーダーであるシムリット・ベン=ヤー(Shimrit Ben-Yair)氏だ。「彼らは過去の瞬間を探し出し、楽しい体験を味わっていました。しかし、そこで私たちは考えたのです。どうすればこれをもっと簡単に行うことができるのだろうかと」。

彼女は続けて、Memories機能は、ユーザーの「より良いデジタルでの回想」を支援することで、それを達成することを狙っているのだと言う。

ストーリーがいまや、Instagram、Snapchat、Facebook、Messenger、YouTube、さらにはNetflixのような驚くべき場所でさえも採用されている状況を考えると、多くのユーザーはすでにGoogleフォトのMemoriesの使い方を知っているだろう。他のいくつかの実装と同様に、この機能はGoogleフォトギャラリーの上部に小さな丸いアイコンを配置する。ユーザーはこのアイコンをタップして機能を呼び出し、先に進むことができる。

ただし、他のストーリーとは違い、Memoriesのストーリーサークルは時間を遡ることができる。例えば1年前、2年前、そして3年といった具合だ。

思い出

ただし、この機能は単なる「この日の思い出」のバリエーションではない。なぜなら特定の日付とは密接に結びついていないのだ。それはむしろ、何年も前のその時期(例えばその週あたり)にユーザーがやったことを見せてくれるショーケースのようなものだ。それは失敗した写真や重複した写真を、スワイプしてスキップする手間を減らしてくれる。

またユーザーが、例えば今でも悲しんでいる死や、むしろ忘れたい破局といった、より繊細な記憶の追体験から守られるように、特定の人物や場所がMemoriesの中で表示されることをブロックし、思い出のリールをよりよいものへとカスタマイズすることができる。

他のストーリーとのもう1つの重要な違いは、GoogleフォトのMemoriesが一般公開されないということだ。

「それは、人生を追体験するためのより強い没入体験を生み出してくれるために、ストーリー形式を採用していますけれども…これはユーザー個人のためのライブラリなのです。これはプライベートコンテンツです」と、発表前のデモ時にTechCrunchに指摘したのは、Googleフォトエンジニアリング責任者のJames Gallagher(ジェームス・ギャラガー)氏だ。

ただし数カ月のうちには、Googleフォトはこれらの古い写真、またはライブラリ内で出会った他の写真を、より直接的かつ個人的な方法で共有できるようにする予定だ。共有機能の強化により、写真を友人や家族に直接送信できるようになる。その写真は、進行中のプライベートな会話の中に投入され、最終的にはすべてのチャットと共有のストリームを形作る。

写真プリント

そして、Googleフォトは、写真を携帯電話から現実世界へと取り出すためのオプションを拡大している。

WalmartおよびCVSと提携して、米国内1万1000カ所以上で1時間以内に、4×6写真(101.6×152.4mm)をピックアップできるのだ。これらのプリントの価格は、小売店で直接注文した場合と同じ。Walmartでは0.25ドル(約27円)、CVSでは0.33ドル(約37円)。また、米国内では写真をさまざまなサイズのウォールアートへと変えることができる。これは、先月始まったFlickrのプリントとウォールアートの分野への拡大に続くものだ

写真プリント

Googleフォトの場合、8×8(約20x20cm)で19.99ドル(約2160円)、11×14(約28×35.6cm)で29.99ドル(約3240円)、16×20(約40.6×50.8cm)で44.99ドル(約4860円)の3つの異なるサイズのキャンバスプリントを選択することができる。またそれぞれ黒、白、または写真で囲まれた枠でカスタマイズ可能だ。キャンバスには、壁掛けを簡単にするために背面にワイヤーハンガーも付いている。

この機能は収益を生み出すものだが、Googleは実際の作業を全米の印刷パートナーのネットワークへと外注する。これは、既存のユーザーがわずか数ステップで写真をフォトブックに変換できる機能に追加されるものだ。

キャンバスプリント最後の機能は、必ずしも回想とは関係ないが、検索の改善だ。これはテキストが添えられた写真やスクリーンショット(例えばレシピなど)を探すのに役立つ。この機能、印刷およびMemories機能は現在展開中である。直接共有は数か月後に行われる予定だ。

これらの追加は、GoogleフォトがGoogle+から4年ほど前にスピンアウトして以来、行われてきた多くの改良の一部だ。同社は、ユーザーの膨大な写真ライブラリを整理し、写真編集やミニムービー作成などを自動的に行うために、AI機能を使用して写真ホスティングと共有サービスを急速に改善してきた。また、たとえばLensを使ったビジュアル検索や、 AIを活用した写真修正のの拡張といった機能改善を継続している。

これらの機能とAndroidオペレーティングシステムとの統合のおかげで、Googleフォトには現在月間10億人を超えるユーザーがいる。

【Japan編集部追記】印刷機能は当然ながら米国内のみの提供だ。また手元のAndroid携帯では翻訳時点(9月13日17時)ではまだMamories機能は確認できていない。

[原文へ]

(翻訳:sako)

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音楽ストリーミングサービスのPandoraからWindowsアプリが登場

Pandoraは今年初めのMacアプリに続いて米国時間9月12日にWindowsユーザーのためのデスクトップアプリを発表した。機能は多様で、画面上の通知やキーボードによるコントロール、聴き方の「モード」を選ぶ、などなどがある。ただしストリーミングのポッドキャストはサポートされない。Windowsアプリの機能は、そのほかのPandoraアプリとほぼ同様である。

アップデート:Windows Storeにおける説明では、ポッドキャストをストリーミングできる高料金のプランがある。しかしPandoraの話では、それは違う。ポッドキャストのサポートは今後の計画だそうだ。だからこの記事でも、ポッドキャストのサポートの件は省いた。

Screen Shot 2019 09 12 at 2.28.04 PM

PandoraのWindows 10アプリ。ポッドキャストの再生機能がある!

Mac用アプリと同様に、Windowsアプリでも無料のユーザーと有料のサブスクライバーが共に利用できる。

無料ユーザーは広告入りのステーション(ラジオ局)にアクセスでき、Pandora Plusの定期購入者は広告のないステーションと無制限スキップ、個人化されたステーション、そして最大4つまでのオフラインステーションにアクセスできる。Pandora Premiumのサブスクライバーは、これらプラス、プレイリストの共有、アルバムの再生、曲のオンデマンド、そして無制限のオフライン聴取ができる。

これもMacアプリと同じだが、再生、ポーズ、リプレイ、シャッフル、親指上げ下げなどをキーボードでコントロールできる。またPandora Modes機能では、自分の個人化ステーションについて細かい注文ができる。今の人気曲とか、新人アーチストのおすすめ、大幅カット、特定のアーチストのみ、新譜のみなど。

優れたウェブブラウザーのあるデスクトップでも、音楽に関してはブラウザーのタブを開きっぱなしにしておくよりは、ミュージックアプリを好む人が多い。より円滑でまとまりのある音楽体験ができるからだ。ただしPandoraのMacアプリはまだ、ユーザーから絶賛とまではいっていない。

それでもPandoraはウェブだけに任せずデスクトップのアプリを出すことによって、すでにデスクトップアプリのあるApple MusicやSpotifyと互角に競合しようとしている。Appleの場合は、従来のなんでもiTunes主義への反省から、macOSの次のバージョンからは、その主要部品を独立させようとしている。しかしユーザーライブラリやマーケットプレースのないPandoraには、そのような問題がない。

Windowsのユーザーは本日からPandoraアプリをMicrosoft Storeからダウンロードできる。

このアプリが動くのは、Windows 10である。Pandoraにはこれとは別にXbox用のストリーミングアプリがある。こちらもMicrosoft Storeで入手できる。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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音楽ストリーミングサービスのPandoraからWindowsアプリが登場

Pandoraは今年初めのMacアプリに続いて米国時間9月12日にWindowsユーザーのためのデスクトップアプリを発表した。機能は多様で、画面上の通知やキーボードによるコントロール、聴き方の「モード」を選ぶ、などなどがある。ただしストリーミングのポッドキャストはサポートされない。Windowsアプリの機能は、そのほかのPandoraアプリとほぼ同様である。

アップデート:Windows Storeにおける説明では、ポッドキャストをストリーミングできる高料金のプランがある。しかしPandoraの話では、それは違う。ポッドキャストのサポートは今後の計画だそうだ。だからこの記事でも、ポッドキャストのサポートの件は省いた。

Screen Shot 2019 09 12 at 2.28.04 PM

PandoraのWindows 10アプリ。ポッドキャストの再生機能がある!

Mac用アプリと同様に、Windowsアプリでも無料のユーザーと有料のサブスクライバーが共に利用できる。

無料ユーザーは広告入りのステーション(ラジオ局)にアクセスでき、Pandora Plusの定期購入者は広告のないステーションと無制限スキップ、個人化されたステーション、そして最大4つまでのオフラインステーションにアクセスできる。Pandora Premiumのサブスクライバーは、これらプラス、プレイリストの共有、アルバムの再生、曲のオンデマンド、そして無制限のオフライン聴取ができる。

これもMacアプリと同じだが、再生、ポーズ、リプレイ、シャッフル、親指上げ下げなどをキーボードでコントロールできる。またPandora Modes機能では、自分の個人化ステーションについて細かい注文ができる。今の人気曲とか、新人アーチストのおすすめ、大幅カット、特定のアーチストのみ、新譜のみなど。

優れたウェブブラウザーのあるデスクトップでも、音楽に関してはブラウザーのタブを開きっぱなしにしておくよりは、ミュージックアプリを好む人が多い。より円滑でまとまりのある音楽体験ができるからだ。ただしPandoraのMacアプリはまだ、ユーザーから絶賛とまではいっていない。

それでもPandoraはウェブだけに任せずデスクトップのアプリを出すことによって、すでにデスクトップアプリのあるApple MusicやSpotifyと互角に競合しようとしている。Appleの場合は、従来のなんでもiTunes主義への反省から、macOSの次のバージョンからは、その主要部品を独立させようとしている。しかしユーザーライブラリやマーケットプレースのないPandoraには、そのような問題がない。

Windowsのユーザーは本日からPandoraアプリをMicrosoft Storeからダウンロードできる。

このアプリが動くのは、Windows 10である。Pandoraにはこれとは別にXbox用のストリーミングアプリがある。こちらもMicrosoft Storeで入手できる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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iPhone 11はUWB通信でAirDropが高速に、「Apple Tag」の前兆か

Appleの近距離ファイル共有機能でティーンエージャーの情報交換ツールとしても人気のAirDropが新しいiPhoneで改定される。米国時間9月10日の発表イベントでAppleが披露したiPhone 11をはじめとする新機種にはApple設計のU1チップが内蔵されており、超広帯域無線(UWB)を利用して空間認識を行う。これはiPhoneに数々の改善をもたらす機能だが、Appleは実用的な利用例としてまずAirDrop機能をアップグレードする。

U1チップとiOS 13を使うと、iPhone 11を誰かのiPhoneに向けるとAirDropは受信可能者リストの中でそのiPhoneを優先する。その結果、処理スピードの向上が見込まれる。現在のAirDropは、特にコンサートやビジネスイベントなど多くの人が集まる場所で対象者の指定に時間がかかっている。

Screen Shot 2019 09 11 at 11.22.22 AM

AirDropの変更を最初に指摘したのはMacRumorsで、iPhoneイベント後に更新されたAppleウェブサイトのニュースページに書かれた記述を見つけた。

U1の超広帯域技術で特に興味深いのは、噂のApple Tagにも利用されると言われているからだが、昨日のイベントでは発表されなかった。

Apple Tagと呼ばれている噂のデバイスは、キーホルダーや財布、バッグなどの持ち物に小さなタグをつけておくと、なくしたときに追跡でき紛失防止システムのことですでにTileが販売している。TileはBluetoothと、Tileアプリを動かしているユーザーのクラウドソーシングを利用して紛失物を探す。Apple Tagも同じような仕組みになると言われており、AppleのFind Myアプリを使用するが、超広帯域技術も合わせて利用するらしい。

さらにMacRumorsは、iOS 13のコードにAppleのTile対抗機能の手がかりがあることを最近発見した。

AppleはApple Tagについて一切発表していないが、ウェブサイトにはAirDropのアップグレードはU1チップを利用した数多くの新機能の「始まりにすぎない」「驚くような新機能が待っている」と書かれている。

この文章が何を指しているのかはわからないが、おそらく次のビッグイベントで発表されることだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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アップルが健康調査のためのResearchアプリを米国で年内にリリース

アップルはApple Watchユーザー向けのResearchアプリを新たにリリースする。これは、Apple Watchとその多くのセンサーやヘルスケアアプリから収集されたデータを共有することで、ユーザーが健康調査に個人的に貢献できるようにするアプリだ。米国時間9月10日のイベントで、新しいApple Watch Series 5や健康に関する最新の研究ともに発表された。

ユーザーがApple Watchを通じてデータを共有し貢献できる例として、アップルはミシガン大学、WHO(世界保健機関)、ハーバード公衆衛生大学院、NIH(米国立衛生研究所)、米国心臓協会、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院と連携した最新の研究をいくつか紹介した。

研究テーマには、音が聴覚に与える長期的な影響、月経周期をもとにした不妊症と骨粗鬆症のスクリーニング、活動と運動が健康全般に与える影響などがある。

これまで、アップルとのパートナーシップを通じて健康に関する研究に参加したいユーザーは、その研究専用のアプリをiOSデバイスにインストールする必要があった。新しいResearchアプリは、参加できる研究がまとめられたポータルになる。

アップルは、研究への参加に際し「どのデータを共有するかはユーザー自身が決める」と説明し、また個人を直接特定する情報にアップルは一切アクセスできないとして、ユーザーのデータのプライバシーを尊重することを約束している。

Researchアプリは年内に米国でリリースされる予定だ。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

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Apple Watchのケースとバンドを自由に組み合わせて購入できる

アップルの最新ラインアップは、好みに合わせて買えるようにバリエーションが増えている。iPhone 11の本体カラーにはグリーンやパープルなどが登場した。そして、Apple Watchのケースとバンドを好きなように組み合わせて購入できるApple Watch Studioも発表された。

これまでは、アップルがApple Watchのケースとバンドを組み合わせて販売していた。最初に付属していたバンドが好みでなければ、あとからアップルや他社のバンドを追加で購入しなくてはならなかった。

Apple Watch Studioでは、購入の際に好みのケースとバンドを選ぶことができる。

米国時間9月10日に開催されたイベントで、リテール+人事担当シニアバイスプレジデントのDeirdre O’Brien(ディアドラ・オブライエン)氏は「アップルは常にお客様の製品をカスタマイズし、パーソナライズできるようにしてきた。今回、Apple Watchについてもこれをさらに推し進める」と述べた。

Apple Watch Series 5の登場とともに、Apple Storeとオンラインで好きな組み合わせを作って購入できるようになった。

オブライエン氏によれば、ケースとバンドのバリエーションがたくさんあるため、Apple Watchのカスタマイズは「1000とおりを超える」という。

イベントでは、Apple Watch Series 5のアルミニウムケースはシルバー/ゴールド/スペースグレイ、ステンレススチールケースはシルバー/ゴールド/スペースブラック、ホワイトセラミックケース、そして新たにチタニウムケースのシルバー/スペースブラックが発表された。新しいバンドも登場し、iPhone 11の新色に合いそうなカラーもある。

深いトーンのパイングリーンやミッドナイトブルー、オウバジーン(パープル系)、あざやかなカラーのイエロー系やオレンジ系、そしてもちろんクラシックなブラックやブラウン系などもある。

アップルのサイトではあらかじめある程度決められたケースとバンドの組み合わせで購入することもできるが、新たに登場したApple Watch Studioのサイトでさまざまな組み合わせを試すことも可能だ。このサイトにはApple Watchの画像が表示され、サイズ、ケース、バンドを選んでカスタマイズする。オプションが横方向に並んで表示されるので、左右にスクロールして組み合わせを簡単に変えられる。

好みのものが完成したら「完了」ボタンをクリックし、購入手続きに進む。大きな変更ではないが、購入時点で好きなものを選べるようになったので、他社のバンドではなくアップルのバンドを使う顧客が増えるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)

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マイクロソフトがTo Doアプリの新版をリリース、元アプリWunderlistの創業者の心中は複雑

Microsoft(マイクロソフト)は数年前、人気が高かったiOS用To DoアプリのWunderlist(ワンダーリスト)を買収した。Wunderlistから最高の機能を取り出して、独自の生産性向上のためのリスト管理アプリを開発し、より多くのモバイルユーザーに届けるためだ。以前にもMicrosoftは、これと同様の手法を使っている。後にモバイルデバイス用のMicrosoft Outlookになったメールアプリ、Acompliを買収したことだ。

Wunderlistの場合には、Microsoftは単にアプリのブランドを変更するのではなく、「Microsoft To Do」という新しいアプリを開発した。このTo Doが出てからも、何年にも渡ってWunderlistは生き延びている。それもあって、Wunderlistの創立者は、買い戻すことができないか検討しているのだ。

Wunderlistを開発した6Wunderkinderの創立者、クリスチャン・リーバー(Christian Reber)氏は、最近になって、 MicrosoftがTo Doアプリの新バージョンをリリースするのを機に、Microsoftからアプリを買い戻したいと考えていることをツイートした。

そのツイートによると、リーバー氏は、Wunderlistの再取得を真剣に検討していて、もしできるなら、オープンソースにして無料アプリにしたいと考えているという。彼はさらに、今後開発してアップグレードに加えたいと考えている機能のリストもツイートしている。例えば、共有フォルダーや、 複数チーム間のコラボレーションのための機能、といったものだ。

リーバー氏は、けっして負け惜しみを言っているわけではないだろう。彼はただ、彼のWunderlistについての計画がうまくいかなかったことが悲しいのだと言っている。ただし、Microsoftが買収してくれたこと自体には感謝しているとも。

それはそうとして、Wunderlistというアプリが破棄される予定であることに耐えられないのだろう。

Microsoftは、数年前からWunderlistはなくすつもりであることを明らかにしている。ただしその期限は、Wunderlistのユーザーが納得できるだけの競争力を持つアプリが開発できるまで、先送りにすると言ってきた。

Microsoftは、米国時間9月9日に、Microsoft To Doの新たなアップグレードを公開した。これは、Wunderlistの破棄が近づいていることを示唆している。

今回のアップグレードでは、選択可能な背景の種類を増やし、より洗練されたルック&フィールを実現している。その中には、Wunderlistで人気があった、ベルリンのテレビ塔のテーマも含まれている。

さらに新バージョンには、ユーザーが実行すべきタスクを、アプリがユーザーに対してスマートに提案するスマートリスト機能と、パーソナライズ可能なデイリープランナーも含まれている。このアプリは、iOS、Android、Windows、Macなど、幅広いプラットフォームをサポートしている。

そしてついに、Outlook、Microsoft Planner、Cortana、Android上のMicrosoft Launcherなど、他のMicrosoft製のアプリとも統合された。ユーザーが望めばAlexaとも連携する。

今回のアップデートで、Microsoftはユーザーに、こうした機能を利用するためには、WunderlistからTo Doへ移行することを促している。

にもかかわらずMicrosoftは、Wunderlistの寿命が尽きる日を明らかにしていない。ちなみにApp Annieのデータによると、買収されてから4年以上が経っているのに、Wunderlistは米国のApp Storeで、今でも「仕事効率化」でトップ100のアプリに入っている。これは注目に値する。

Microsoftに、Wunderlistに関する計画の詳細を明らかにするつもりがあるか、またリーバー氏のリクエストに応えるつもりがあるのかどうかを尋ねてみた。

「Wunderlistの最良の部分をMicrosoft To Doに組み込むことができ次第、Wunderlistを破棄します。私たちは、Microsoft To Doがさらに便利で、直感的かつ親近感のあるものになることを楽しみにしています」と、Microsoftの広報担当者は回答した。ただし、リーバー氏のツイートに関するコメントは拒否した。

Sensor Towerのデータによると、Microsoft To Doは、最初に登場してから世界で約580万回インストールされている。その同じ期間に、Wunderlistのほうほ約1000万回もインストールされているのだ。

リーバー氏によれば、彼は以前からMicrosoftに何度もレターを書いてきたが、今回、それを公のものとするためにツイートしたのだという。彼がTechCrunchに語ったところによれば、彼の申し出は本当に真剣なものであり、買い戻しの価格も交渉次第で柔軟に考えているという。「可能性は低いのですが、私はまだあきらめていません」と彼は締めくくった。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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アップルが反トラスト捜査を受けてApp Storeのアルゴリズムを修正

Apple(アップル)が、App Storeを使って自社製品の競争を優位にしていることは周知の事実だ。TechCrunchをはじめいくつもの報道が数年来この問題を指摘してきた。例えば、自社アプリをランキングチャートの第1位にしたり、 iOS機能と競合するアプリを禁止したり、検索で自社アプリをライバルより上に表示したりしてきた。そして国内外での反トラスト捜査やさまざまな反競争訴訟を受け、AppleはApp Storeのアルゴリズムを修正し、検索結果に表示される自社アプリの数を減らした。

米国時間9月9日にこの変更を報じたThe New York Timesは、アプリランキングの詳しい分析結果をAppleに提示した。

検索ワードによっては、ライバルより前に14種類のApple製アプリが表示されたこともあった。ライバルが上位にランクされるのはApp Storeの検索広告を買ったときだけだとも記事は指摘している。

これは、App Storeを反競争の告発から遠ざけようとしている現在のAppleにとってよくない兆候だ。

去る5月にAppleは、同社がサードパーティ製アプリとの競争を歓迎していることを示すために新しいApp Storeウェブサイトを立ち上げた。そこには、Appleのどの内蔵アプリにも、対応するライバルアプリがApp Storeにあることが説明されていた。

しかし、消費者にとってアプリがストアにあることと見つけられることは別の話だ。

AppleはNew York Times(ニューヨークタイムズ)に対して、この1年にApp Storeでの検索で、必ずしも有力ではないApple製アプリが上位に表示されていたことを認めた。ただし、アルゴリズムを操作したためではないと説明した。自社アプリが上位に来る主な理由としてAppleは、アプリに人気があるから、あるいはよく使われる検索ワードに対応しているためだと語った。また、検索アルゴリズムの中にアプリをメーカー別にグループ化する機能があり、そのためにAppleのアプリが予想以上に高いランキングになっている可能性があるとも付け加えた。

Screen Shot 2019 09 09 at 11.29.20 AM

New York Timesのグラフは、月毎の検索結果の上位に表示されたApple製アプリの平均件数を示している。

Appleは、6月にアルゴリズムを変更し、Apple製アプリが特別扱いされていないようにしたと言っている。しかし、ニューヨークタイムズによるとApp Storeの責任者であるPhlip Schiller(フィリップ・シラー)副社長とApple製アプリを数多く指揮しているEddy Cue(エディー・キュー)上級副社長は、この変更で問題は完全には修正されていないことを認めている。

問題は、Apple製アプリは人気が高いのでそうでないかのようにアルゴリズムを調整しなくてはならなかったことだとAppleは言う。しかし、それが真実かどうかは、Appleが検索、ダウンロード、アクティブユーザー数などのデータを公表していない以上、第三者が検証すること不可能だ。

Apple製アプリはApp Storeを出ていく時なのではないか?

NYTの記事や、アルゴリズム変更の効果のなさを考え合わせると、そもそもAppleのアプリをApp Storeのランキングや検索結果に載せるべきなのか、もし載せるならどう載せるべきかという問題が生じる。

公平を期して言うと、これはAppleに限った問題ではない。現在Googleも同じ問題に直面している。最近、人気アプリBasecampのCEOは、Googleの有料検索広告は「ゆすり」であり、本来検索結果のトップに来るべきBasecampをトップに表示する唯一の方法は広告を買うことだと指摘した。ちなみにライバルも広告を買うこと可能であり、中にはBasecampをキーワードにしているものまである。

同じことはApp Storeにも言えるが、ウェブ全体の広告と比べればスケールは小さい。それはAppleの問題のほうが解決しやすいということでもある。

例えばAppleは、自社製アプリ専用のダウンロードセクションを提供し、App Storeをサードパーティー製アプリ専用にすることもできる。

この種の方法は、ランキングや検索結果におけるAppleの反競争的行為に関する問題を除去する効果もある。しかし、Appleはこの案に反対するかもしれない。ユーザーはApple製アプリを簡単に見つけてダウンロードできるべきであり、App Storeがそのための場所だからだ。しかし現在のApp Storeには、アプリのレビューや開発者のインタビュー、アプリのヒントやサブスクリプション・ゲームサービスのApple Arcadeなどさまざまなセクションがあるので、アプリの「マーケットプレイス」をサードパーティーに解放しても、Apple製ソフトウェアを披露する場所はほかにもあるはずだ。

マーケットプレイスの外に置くだけでもいい。

例えばこんなやり方がある。ユーザーが削除したAppleアプリを再インストールしたり、プリインストールされていないApple製アプリをダウンロードしたいときは、専用のAppleソフトウェアダウンロードページに行く。このページへのリンクはApp StoreアプリやiOSの設定アプリにある。

そのセクションの理想的な場所は、現在のApp Storeの検索ページかもしれない。

Appleは検索画面を変更して、検索結果がAppleアプリのみを返すようにするチェックボックスを作ることもできる。これはAppleソフトウェアをダウンロードしたいというユーザーの意図的行為を示すものであり、「音楽」を検索したユーザーがSpotifyやPandoraなどのライバルより前にAppleの自社製アプリを目にする現在の状況とは異なる。

あるいは、Appleは単にこのページに自社アプリのリストを表示するか、検索画面に専用ページへのリンクを置くこともできる。

以上は1つのアイデアのバリエーションをいくつか示したにすぎない。App Storeの反競争的状態を緩和する方法はほかにもたくさんある。

あるいは、Appleは「You Might Also Like」(「その他のおすすめ」)セクションを自社製アプリの表示に含めることもできる。サードパーティ製アプリはすべてそうなっている。

Image from iOS 1

Apple MusicのApp Store詳細ページ

このセクションは、同じ検索クエリにマッチする他のアプリを、アプリの詳細ページそのものの中で紹介するものだ。ところがAppleのアプリには「More by Apple」(アップルのその他のApp)セクションしかない。つまり、検索トラフィックと消費者の関心を自社内に閉じ込めようとしている。

Image from iOS

Spotifyの App Store詳細画面

あるいは、検索結果で(上位に表示された場合でも)自社製アプリのスペースを小さくすることも考えられる。そうすることで、ライバルのアプリにも注意が行くようにしつつ、Apple製アプリを探しているユーザーにも対応できる。

しかし結局のところ、AppleがApp Storeのデザインに反競争対策を盛り込めなかったことを踏まえると、AppleがApp Storeをどうするかは、規制当局に任されることになるのかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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Spotifyから音楽やポッドキャストをSnapchatにも共有できる

Spotifyのユーザーは、お気に入りの音楽やポッドキャストをSnapchatで友達に共有できるようになった。これは同社が米国時間9月9日に発表したもので、曲、プレイリスト、アーティストのプロフィール、ポッドキャストを友達に対してSnapchatで直接、またはSnapchatのストーリーで共有できる。

これでSnapchatは、Spotifyユーザーからの共有先のひとつになった。ほかの共有先にはWhatsApp、アップルのメッセージ、Facebook Messenger、Twitter、Instagramのストーリーズ、そして8月末に加わったFacebookのストーリーなどがある。

Snapchatに共有する方法は、ほかの共有先と同じだ。右上の「…」アイコンか右下の共有アイコンをタップし、共有先としてSnapchatを選択する。するとSnapchatで新しいスナップが開き、アルバムのアートワークが含まれる。これを編集してから、いつもの通りスナップとして送信できる。

このスナップを受け取った人は、カードをタップして共有された音楽やポッドキャストを聴くことができる。

この機能は音楽を友達と共有するだけでなく、SpotifyのアーティストやチームがSnapchatの2億300万人のデイリーユーザーに向けて音楽をプロモーションするのに使うことができる。Snapchatのユーザー層は、Spotifyのアーティストが狙うヤングアダルト層のティーンに集中している。

この機能は、ユーザーがアプリやウェブサイトからメディアを共有するためのCreative Kit(Snap Kitに含まれる)を利用している。

2018年6月にSnap Kitのプラットフォームが登場し、Spotifyは今や、Snap Kitと統合された200以上あるアプリのひとつだ。Snap Kitは、Facebookに代わる、もっとプライベートなプラットフォームを目指している。しかし今回のケースがまさにそうであるように、FacebookやInstagramをすでにサポートしているアプリやサイトがSnapchatのサポートを追加することがほとんどだ。

ストリーミングサービス、特にAmazon MusicやApple Musicといったライバルとの競争が激しくなり、ストリーマーの期待を受けてSpotifyは共有機能を強化している。Amazon MusicはAmazonプライムやAlexaとの統合に支えられ、Apple Musicはアップルのデバイスにプリインストールされていることが強みだ(そしておそらく、今週のアップルのイベントでApple TV+との新たな統合も発表されるだろう)。

一方のSpotifyは、2019年第2四半期に新規有料会員数の見込みが850万人であったのに対し、実際には800万人と予想を下回った。共有のオプションを増やすことで、Spotifyは有料会員になる可能性のある多くのユーザーにアプローチしたい考えだ。

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(翻訳:Kaori Koyama)