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半数が中学生でスマホデビュー 高校生のスマホ事情はJKとDKで差

 朝のアラーム、電車の時間調べ、友だちとの連絡……と、高校生の暮らしにも深く浸透している「スマホ」。イマドキの高校生たちは、どんな使い方をしているのだろうか? LINEリサーチ(LINE・東京)が、高校生とスマホの関係に …
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再生品デバイス市場を開拓するBack Marketが約128億円を調達

フランスのスタートアップであるBack Marketは、Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)、Aglaé Ventures(アグラベンチャーズ)、Eurazeo Growth(エウラゼオグロース)から、新規に1億2000万ドル(約128億円)の資金を調達した。同社はスマホや他の電子機器のリファービッシュ(再生)品の市場を運営している。

Back Marketは、自社でデバイスを再生しているわけではない。その代わりに認定販売者と提携して、同社が運営するサイトに商品を掲載してもらう。売り手を安心させ、このプラットフォームで販売してもらうために12カ月の保証も用意した。

現状で、Back Marketを利用して再生品を販売する認定販売者は1000を数える。言い換えれば、以前の再生品業界は分断化されたものだったが、Back Marketはその供給と需要を集約して単一のオンラインプラットフォームにまとめた。現在、米国、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、ベルギー、英国、オーストリアで事業を展開している。

今回の資金調達ラウンドの後でも、同社は多くの新しい国に事業を拡大しようとは考えていない。その代わり、米国、英国、ドイツといったコアな市場により力を入れていくつもりだ。

同社としては、品質管理チームを拡充させ、リファービッシュに関する新たなサービスを導入することにしている。それによって、この業界のより多くの部分をコントロールしたいと考えている。例えば販売者向けのスペアパーツの調達や、共通のテストプロトコルの導入などが考えられる。

スマホやガジェットの再生品は、今後数年に渡って大きなチャンスをもたらすだろう。まず第1にここしばらくの間、新しいスマホに対する需要は着実に減少している。既に持っているスマホが、かなり高速で、機能的にも十分なのに、新製品のスマホを購入することを正当化するのは難しい。

第2に、環境への負担を低減する方法について真剣に考えている消費者は多い。スマホメーカーはリサイクルプロセスを非常に重視しているものの、その点では、常に中古のデバイスの方が新品のデバイスよりも有利だ。

第3に、Samsung(サムスン)、Apple(アップル)、その他のスマホメーカー、ほとんどひと財産と思えるような価格で、超プレミアムなモデルを販売している。多くの人は、1000ドル(約10万7000円)を超えるようなデバイスを購入する余裕はない。そして、そうしたデバイスも、数年のうちにはBack Marketで安価に入手できるようになる。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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中国のQ1スマホ出荷台数は前年同期比18%減、新型コロナが直撃

さらに厳しい数字がCanalys(カナリス)から発表された。同社は2020年第1四半期の世界のスマートフォン出荷台数が前年同期比13%減となったと発表したばかりだが、中国に関してさらに悪い数字を明らかにした。世界最大のスマホマーケットである中国でのQ1スマホ出荷台数は前年同期比18%減だった。やはり新型コロナウイルス(COVID-19)が原因だ。

中国は新型コロナ流行に最初に苦しんだ国であり、第1四半期に打撃を受けたことが示されている。最初の感染例は2019年11月中旬にさかのぼり、その後の感染拡大は中国国内の購買行動と、多くが中国を拠点とするグローバルサプライチェーンに大きな影響を及ぼした。7260万台という出荷台数は2013年以来最低だ。

もちろん、この数字はもっと悪いものになっていた可能性もある。新型コロナが問題となる前に伸び悩んでいた業界にとって18%減というのはかなりのものだが、スマホは「必要不可欠なプロダクト」というこのところの位置付けによってさらなる落ち込みから救われた、とCanalysは話す。

「『重要な』アイテムというスマホのステータスにより、パンデミック禍でのマーケットのさらなる落ち込みに歯止めをかけた」とCanalys副社長のNocole Peng(ニコール・ペン)氏は声明で述べた。「Q1のパフォーマンスはまた、スマホ流通のためにしっかりと確立された中国のeコマースチャンネル、さらには2週間の中国全土移動禁止後に中国企業が素早く事業を再開できたという事実にも支えられた。残念ながら、世界の他の主要マーケットでは同じようにいっていない」。

それでもアナリストは、スマホマーケットが中国でリバウンドできるかについては「慎重」になっている。多くの国がまだ新型コロナ渦中にある世界のマーケットについてはなおさらだ。

画像クレジット:Getty Images

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Mizoguchi

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新型コロナの打撃で世界のスマートフォン出荷数は13%ダウン

悪くなることはわかっていたが、「2013年以来最低レベル」とまでは思っていなかった。Apple(アップル)が決算報告で忙しくしている中、調査会社のCanalys(カナリス)が独自の数字を発表したが、内容は芳しくない。待望の成長を四半期続けた後、世界のスマートフォン市場は大打撃を受けた。もちろん誰が犯人かはみんなわかっている。

モバイル業界は他の無数の業界と同様、COVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックの大打撃に見舞われ、昨年同時期より出荷数が13%減少した。ビジュアルに学ぶ人のためにグラフを下に貼った。

アナリストのBen Stanton(ベン・スタントン)氏は新型コロナがモバイル市場に与えた衝撃を「粉砕」と表現した。「2月に新型コロナが中国で流行していたとき、メーカーは全世界の需要に答えるだけのスマートフォンをどうやって作るかを心配していた」とStanton氏は言う。「しかし3月になると状況は逆転した。スマートフォンの生産は復活したが、世界の半分が閉鎖され、売上は急落した」

最初に影響を受けたのがアジアを中心とする世界のサプライチェーンで、そこに中国国内の需要減少が伴った。ヨーロッパ、米国、その他の地域で自宅待機命令が続く中、こうした市場の需要は著しく後退した。人々は家にこもり、多くの人々が職を失った。未だに多くの人が贅沢品と考えるものに1000ドル以上を支払うには、今は理想的な時ではない。

Samsung(サムスン)はトップの座に返り咲いたが、大きく数字を下げた。この四半期、同社と2位のHuawei(ファーウェイ)は共に売上を17%落とした。3位のAppleは8%減だった。一方中国メーカーのXiaomi(シャオミ)は9%、Vivo(ヴィヴォ)は、3%、それぞれ上昇した。

次に厳しい時期が控えていることは間違いない。Stanton氏によると、「ほとんどのスマートフォンメーカーはQ2が新型コロナによる影響のピークになると予測している」。Appleは次の四半期ガイダンスを公表しなかったことで、将来の不確実さを示唆した。

画像クレジット:Getty Images

新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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インドの第1四半期スマホ出荷は4%増、年間見通しは10%減の予想

グローバルのスマホ出荷台数が停滞あるいは落ち込むなかで、インドは四半期ごとに成長し、この10年間で最も成長著しいスマホマーケットの1つとなっている。しかし世界第2位となったインドのスマホ市場でも、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が出始めている。

調査会社Counterpointが米国時間4月24日に明らかにしたところによると、インドのスマホマーケットは3月31日までの四半期で前年同期比4%増と控えめな成長となった。例年、スマホメーカー数社が新製品を投入し、アグレッシブな販促計画を発表する1月と2月にスマホの出荷は増える。

しかしCounterpointによると、3月の出荷は前年比で19%減となった。同社はインドのスマホ出荷台数は2020年には10%減となるとみている。2019年は前年比8.9%増、2018年は同10%増だった。

Counterpointはまた、2020年3月に発令されたインドのロックダウンが国内のスマホ産業をかなり低迷させていて、元に戻るには7、8カ月かかるかもしれないと指摘している。現在のところ、インド国内で販売が許されているのはグローサリー製品に限られている。

Counterpoint Researchでシニアリサーチアナリストを務めるPrachir Sing(プラチア・シン)氏は、インドにおいて新型コロナイスルによる影響は3月中旬まで比較的軽微だったと指摘した。「しかし、人々が今後の不透明性や完全なロックダウンを予想して貯蓄に走るようになってから経済活動が落ち込んだ。そして、ほぼすべてのスマホ製造が一時停止となった。その上、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の維持)の影響で、例えロックダウンが解除されても工場の生産能力は低いだろう」と述べている。

2020年第1四半期はインド国内で3100万台のスマホが出荷された。マーケットシェアをみると、中国スマホメーカーのXiaomi(シャオミ)がトップで30%を占めた。同社にとってもインド市場は過去2年以上にわたって最大のマーケットだ。

Vivo(ビボ)のシェアは2019年同期の12%から17%に増えた。かつてインドマーケットを席巻していたSamsung(サムスン)はマーケットシェア16%で今や第3位だ。Apple(アップル)はこのところの勢いを維持し、前年同期比78%増と力強い成長をみせた。価格が600ドル(約6万4000円)以上の高級スマホ部門の55%を占めている。

インド国内にある100カ所以上のプラントが1日に70〜80万台のスマホを組み立て・製造し、そうしたスマホの一部は海外に輸出される。しかしロックダウンにより製造は中止されており、2020年に業界は30〜40億ドル(約3200〜4300億円)超の損失を被る可能性がある。

「我々はよくインドと中国を見比べる。しかし中国の工場はあらゆるレベルでオートメーション化されているが、インドはそうではない」とCounterpointのシニアアナリストTarun Pathak(タラン・パサク)氏は今週初めに述べた。

スマホの売上が2月に38%減となった中国では既に回復がみられる。Xiaomiは2020年3月に、同社のスマホ工場が既に稼働率80%になっていることを明らかにした。Counterpointによると、2月の世界のスマホ出荷台数は14%減だった。

画像クレジット: Dhiraj Singh / Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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アップルやサムスンが低価格モデルを模索する中、モトローラはプレミアム路線に足を踏み入れる

ここ数年、スマートフォンの売り上げは頭打ちとなり伸び悩む中、多くのメーカーが同じ結論に達した。それは「みんな安いスマホを欲しがってる」というものだ。Apple(アップル)やSamsung(サムスン)もそのメッセージをまともに受け取った。スマートフォン市場の低迷と1000ドル級のプレミアムな機種の定番化とが同期を見せている点が理由であることは明らかだ。

Motorola(モトローラ)は、近年、お買い得なスマートフォンのメーカーとして定着しているが、まったく別の方向に打開策を見いだそうとしている。同社初の1000ドル級スマートフォンとなるEdge+(エッジプラス)の投入によって、同社は本物の高級機種の領域へ足を踏み入れた。これは、OnePlusシリーズに899ドルの8 Proを加えた先日の作戦よりもドラスティックな一手だ。

安価な中間層向け製品をメインに据えるモトローラには、どうしても高級スマートフォンのイメージが浮かばない。Lenovo(レノボ)傘下のこのスマホメーカーが高額なモデルに手を出すときは、ギミックに走る傾向があった。言い換えれば、非常にニッチな製品だ。たとえば、暖かく迎え入れられたMoto Zや、折り畳み式で復活して酷評されたRazrのようにだ。

だがEdge+の場合は、素直な高級路線を歩んでいる。セールスポイントはカメラ、ディスプレイ、5G。今どきの高級スマートフォンの世界では、まったくもって標準的だ。記憶している限りでは初めてモトローラは、世界中で使われているアップルやサムスンの製品と真っ向勝負に出たわけだ。

ではスペックを見てみよう。リフレッシュレート90Hz、縦横比21:9の6.7インチディスプレイが採用されている。左右は縁を巻き込んでいる。サムスンが少し前から採用している形に近い。さらにサムスンと同じく、そのごく狭い表示スペースを、通知、電話の着信通知、アラーム、バッテリーの状態などの情報の表示に使っている。基本的に、本体を手に取らなくても素早く情報が確認できる仕組みだ。

内部には、旗艦レベルのSoCであるSnapdragon 865が搭載され、たっぷり12GBのメモリー容量がある。そうそう、5Gにも対応している。mmWaveにもsub-6GHzにもつながる。モトローラはスピーカーにもこだわった。スピーカーは、スマートフォンではもっとも見落とされがちな部分だ。だが私はまだ実際に試していないし実際に触ってもいない。社会的距離とかあれこれの影響だ。

背面のカメラは3つ。メインは1億800万画素のカメラ。大量の光を採り込むことができる。それに800万画素の望遠と、1600万画素の超広角だ。最近のモトローラのモデルにはあったのだが、これにはマクロは付属していない。だが、1600万画素のカメラは、ある程度の接写ができる。

Edge+の発売は5月14日から。米国内ではVerison(ベライゾン)が独占販売する(以前にも、残念なことに、何度かモトローラはその形で製品を発売している)。カナダでは多くのキャリアから発売される。ヨーロッパでも5月に発売されるが、インドや中南米などの他の地域はその後になる。

プロセッサーとカメラのランクを落として価格を抑えたEdgeも登場する。だがディスプレイは変わらない。ヨーロッパ、中南米、アジア太平洋地区、米国で少し遅れて発売される予定だ。

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(翻訳:金井哲夫)

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4眼カメラ+TOFセンサー搭載のHuawei P40 Pro+登場、Googleなしでやっていく覚悟か

Huawei(ファーウェイ)は米国時間3月26日、新型の旗艦スマートフォンHuawei P40、同P40 Pro、同P40 Pro+を発表した。高い性能を誇る美しいスマホだ。しかし、ほんの数分間使ってみただけで、どこか変だと気づくだろう。GmailもGoogleマップもGoogle Playストアもないのだ。

昨年に米政府は、米企業にファーウェイとの業務関係の継続を禁じた。そのためファーウェイは、Google抜きのスマートフォンしか発売できなくなったわけだが、みすみす黙っていたわけではなかった。同社は、いつものペースで最高性能の機種を発表し続けている。もちろん、いつかまたファーウェイにGoogleのサービスが戻ってくる日が来るかもしれない。

ファーウェイでは現在、Androidのオープンソース版を使っている。これにはGoogleのサービスにつながるコア機能は一切含まれていない。ファーウェイは独自のアプリストアを持っているので、Googleアプリの穴をファーウェイ製アプリで埋めようと考えだ。

いずれにせよ中国では、Googleのサービスは「万里のファイアーウォール」に阻まれて使えない。しかし、中国に住んでいないかぎり、P40の購入は個人的にはお勧めしない。AndroidもiOSも使えないスマートフォンなんて制約が大きすぎるからだ。

とはいうものの、ファーウェイはこれまで面白いスマートフォンを出してきたことでもあるし、一応、この新機種の紹介をしておこう。これまでのPシリーズと同様、ファーウェイは驚くべきカメラセンサーをこのデバイスに組み込んだ。

P40 ProとP40 Pro+は、ディスプレイが4つすべての側面に回り込んでいる。上側も下側もだ。去年発売されたP30には、上部中央に涙型のノッチがあった。今年は新しいホールノッチ・デザインに切り替えられた。左上の隅にそれは配置されている。どことなく、最近のSamsung(サムスン)のスマホを連想させる。

関連記事:HUAWEI P30 Proはやっぱりカメラがスゴイ

発表されたのは、P40とP40 ProとP40 Pro+の3機種だ。価格や発売時期は、まだファーウェイからは公表されていない。P40のディスプレイは6.1インチ、2つのProは6.58インチとなっている。リフレッシュレートは90Hz。

いつものとおり、ファーウェイは背面の仕上げにたくさんのオプションを用意している。iPhone 11 Proのようなマットなものもある。P40 Pro+では、白または黒のマットなセラミック素材も選べる。

チップは従来どおり、Kirin 990というファーウェイ独自のものが使われている。もちろん5G対応だ。昨年のモデルと比較すると、このチップに搭載された新システムではCPU速度は23%、GPUは39%アップした。

カメラはと言うと、P40 Pro+には4つのカメラモジュール(18mm超広角レンズ、23mm標準レンズ、80mmの3倍レンズ、10倍光学ズーム付きスーパーペリスコープレンズ)とTOFセンサーが搭載されている。このスーパー・ペリスコープレンズは、240mmレンズに相当する。

ファーウェイP40 Proには、超広角と標準に加えて、5倍ズームレンズ(125mm相当)という3つのカメラモジュールとTOFセンサーが搭載されている。

ファーウェイP40には、超広角(17mm)、標準(23mm)、3倍ズーム(80mm相当)の3つのカメラモジュールが搭載されている。

スマートフォンのカメラでは、いい画像を作るために大量のソフトウェア処理が施されるのが常だ。欧州の外出禁止令のため、私はまだP40を触っていないのだが、ファーウェイにはポスト処理が強すぎる傾向がある。カメラをマスターAIに設定すると、彩度がきつ目になるのだ。

だがファーウェイは、画像処理に関しては、HDR処理、ナイトモード、ハードウェアとソフトウェア両面の手ぶれ防止、ポートレート機能など、全体的に改善されると話している。P40では、ガラスの反射を取り除くポスト処理機能も備える。

また、AI Best Moment(AIベストモーメント)と呼ばれる新機能も搭載された。いつ写真を撮るか、スマホが自動的に判断してくれるのだ。例えば、全員が同時にジャンプしたときとか、バスケ選手がスラムダンクを決めたときなどを狙って撮ってくれる。

欧州では、P40は4月7日発売。メモリー8GB、ストレージ128GBで価格は799ユーロ(約9万6000円)。P40 Poは、メモリー8GBト、ストレージ256GBで価格は999ユーロ(約12万円)。こちらも4月7日発売。P40 Pro+は、メモリー8GBト、ストレージ512GBで価格は1399ユーロ(約16万7000円)。発売は6月が予定されている。

見ておわかりのとおり、P40 Pro+には、P30 Proよりも高速で高性能であることを示す要件がずらりと揃っている。サムスンのGalaxy S20 Ultraのように、ちょっとやり過ぎという感もある。もちろん、スマートフォンのメーカーが、毎年、パワフルな機能を詰め込んでくれるのは嬉しいのだけど。

だが、スマートフォン市場は転換点を迎えている。もう、高性能を競い合う時期は過ぎた。各メーカーは、新機種を買う動機となる新しい使用事例を示す必要がある。そこにハッキリとした目標とビジョンを持つメーカーが、他に抜きん出るようになるのだろう。

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(翻訳:金井哲夫)

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AndroidのGoogleアシスタントにページ全体の読み上げ、翻訳機能が加わる

数週間前にCESでGoogleは、Androidでウェブページ全体を読み上げられるようにする機能をデモしてみせた。指定した記事を全部を読み上げてくれるので読みたいが手がふさがっていてスクロールできないときやスマホの画面をずっと見ていたくないとき、運転中などに理想的だ。Androidデバイスに 「OK, Google, read this page」(このページを読んで)と命ずると、Googleアシスタントのニューラルネットワークが起動し、即座に読み上げてくれる。

ページまるごと読み上げ機能は米国時間3月4日、Androidの全ユーザーに公開された。

注目点

  • 読み上げているテキストが強調表示され、ページが自動スクロールされる。記事のどこを読み上げているのかがひと目で分かる。以前Googleはこういう機能を追加する可能性があると言っていたが一般公開の時期などは不明だった。さいわい準備が整ったようだ。
  • 読み上げ速度を調整できる。ポッドキャストを3倍速で聴きたいといったせっかちな人間には便利な機能だろう。
  • 翻訳機能もある。Googleアシスタントのデフォルト以外の言語を読み上げさせようとする場合、ユーザーが選択した40以上の言語に翻訳が可能。
  • ページの管理者はGoogleアシスタントが読み上げないよう設定できる。なんらかの理由でGoogleアシスタントに音声でページを読み上げられたくない場合(個人情報などが含まれていて、読み上げ機能が誤って起動されると困るような場合)、HTMLメタタグで無効化できる。これはページ単位で設定しておく必要がある。

Googleによれば近年公開されたAndroid(Android 5、Lollipop以降)が作動するほとんどのスマートフォンで利用可能だという。

【Japan編集部追記】速度調整は読み上げ画面の下部をタップする。0.5倍から3倍まで調整できる。現在の訳者の環境(Android 10)では「OK, Google, read this page」でTechCrunch Japanの記事を日本語で読み上げたが、日本語で「OK Google、このページを読んで」では読み上げは実行されなかった。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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サムスンのGalaxy S20 Ultraはその超高価格を正当化できているのか

まずお金の話から始めよう。もう少し言えば、物の値段についての話だ。数年前、スマートフォンのフラグシップモデルの価格は1000ドル(約10万8000円)の壁を超えた。その主な要因はディスプレイのコストにあった。その価値の判断は難しいが、それがイノベーションの代償というものだ。

スマホのコスト上昇が、売り上げ鈍化の主な原因とされている。デバイスの性能はすでにかなり良くなっていて、長期間使えるようになった。しかしその価格が1000ドル(約10万8000円)を超えるようでは、ユーザーは2年やそこらで、黙ってアップグレードしてくれるはずがない。

関連記事:Samsung skips nine numbers, announces the Galaxy S20

サムスンは、誰よりもそのことを理解している。手頃な価格帯のシリーズに加えて、同社は「手頃なフラグシップ」モデルの販売にもかなり力を入れてきた。ハイエンドの機種と、一般的なモデルの間にあるスイートスポットを突こうという、比較的新しいカテゴリーだ。最初はS10eとして登場し、現在ではLiteシリーズに受け継がれている。

もちろんGalaxy S20 Ultraは、そのカテゴリーには含まれない。スマホの販売数が減少する時代にあって、あえて思い切り豪華なスマホを思い描いて作られたものだ。モバイルテクノロジーの最先端におけるサムスンの地位を再確立するために設計された、同社として最高峰であるフラグシップの新たなカテゴリーを切り開くものなのだ。時代遅れにならないためなら、少しくらい余計なお金を払うことを何とも思わないような人たちをターゲットにしている。

ここで言う「少しくらい」は、1399ドル(約15万1000円)のことだ。もし、年末調整や確定申告で、期待以上に税金が戻って気が大きくなっているなら、1599ドル(約17万3000円)出して、標準の128GBではなく、512GBモデルを入手してもいい。何が最高峰かという定義も、最近では揺らいでいる。2019年サムスンは、複数の5Gスマホを導入することで時代を先取りした。当時は、ハードウェアのコストが高く、カバーエリアも一部だけに限られていたため、5Gのサポートはまだ最上位機種だけに限られていた。

ところが2020年には、すべてのS20モデルで5Gを全面的にサポートすることになった。そのため機能てんこ盛りのUltraとしても、S20+に対して差別化する方法を見つけなければならなかった。Ultraが際立っている重要な領域はいくつかある。最も目立つ直接的な違いはサイズだ。価格が上がるにつれて、ディスプレイのサイズも当然のように大きくなる。ただし、サムスンの先進的なハードウェアによって、本体サイズは、ほぼ前世代のデバイスと同程度に抑えられている。

特にその点で、サムスンはすばらしい仕事をした。大きな6.9インチのディスプレイを、166.9×76.0×8.8mmのボディに押し込むことに成功したのだ。6.7インチディスプレイのS10 5Gのサイズが162.6×77.1×7.9mmであること考えると、これはなかなか印象的だ。厚みが増えたのは、ほぼ間違いなくバッテリー容量が大きくなっているからだ。2019年までのデバイスでは4500mAhだったものが、2020年のUltraでは、さらに大容量の5000mAhのバッテリーにアップグレードされている。

サムスンが公表した仕様では、バッテリー寿命は控えめな数字になっている。それも、電力消費量が多いAMOLEDを120Hzのリフレッシュレートで使い、5Gの無線機能を追加したためだろう。同社では、これを「終日使えるバッテリー」としている。あれこれ考慮した上での曖昧な表現だ。5Gの装備がバッテリー寿命に与える影響については、まだ研究の余地がありそうだ。すべてデフォルトの設定で、なんらかのネットワークの問題によって、ほとんど、あるいはまったく5Gの使えない環境で試したところ、1回の充電で約28時間使用できた。

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これなら確かに「終日使える」ことにはなるが、巨大なバッテリーを内蔵していることを考えれば、もう少し使えても良さそうな気はする。とはいえ、1日とちょっとの間、充電せずに使えることは間違いないだろう。そして何よりうれしいのは、付属の電源アダプターによる超高速充電だ。空の状態から完全に充電するまで、1時間もかからなかった。

デザイン言語については、3種類すべてのS20でほとんど共通している。正直に言って、2019年のモデルと比べても、代わり映えがしない。サムスンはフロントの自撮り用カメラ(Ultraでは贅沢にも40MP)は、すでにホールパンチ方式に変更済だった。ただし裏面を見ると、大きな違いに嫌でも気づかされる。Ultraのカメラモジュールは、文字通りウルトラ級だ。デバイス裏面の表面積の1/6ほども占める段差のついた領域に、4台のカメラが仕込まれている。

S20+では12MP、64MPの望遠、12MPの超広角それにToFセンサーという十分過ぎる組み合わせだが、Ultraではさらにメインが108MP、10倍ズームの望遠が48MP、12MPの超広角、そしてToFセンサーとなっている。距離(深度)を計測するToFセンサーによって、ボケ効果や3Dスキャンといった楽しい付加機能が使えるようになる。ただしノーマルのS20は、ToFセンサーを装備していない。サムスンはARの世界でより重要な役割を果たすため、しっかりと基礎固めをしているという印象がある。それはAR絵文字のような機能に限った話ではない。ただし、他のメーカーと同様、メインのAR機能の実装については進展が遅いようだ。

このカメラシステムの最大のウリは、なんといっても望遠レンズだ。このカメラは屈曲系の望遠レンズを、横向きにして薄い本体に収納している。このカメラでは、10倍までは堅実なハイブリッドズームが可能となっている。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせた同社独自の「スペースズーム」によって、Ultraでは最大100倍のズーム機能を実現している。他のモデルでは30倍までだ。この倍率は印象的なものだが、「ロスレス」で撮れるのは10倍までだということは、頭に入れておく必要がある。

それを超えると、画質の劣化が始まる。そして正直にいって、100倍に達する頃にはモネの絵画をデジタル化したような画像になってしまう。何が写っているのかを判別することはできたとしても、ほとんどの場合、Instagramでぜひ共有したいと思うようなものにはならないだろう。とはいえ、コンサートやスポーツ観戦で、スタジアムの最上段の席から撮るような場合には、それなりに役立つこともあるかもしれない。

ToFセンサーもそうだが、正直なところサムスンは将来のアップデートへの布石として、このようなズーム機能を装備したのだろう。将来の画像処理AIと100倍ズームを組み合わせれば、外付けのレンズなどを使わなくても、かなり良好な望遠撮影ができるようになる可能性が高い。ただし現状では、人目を引くためのおまけ以上のものではないだろう。正直にいって、S20+のスペックを超える部分についてはちょっとやり過ぎの感が強い。そでもUltraを選ぶのは、よほど熱心な愛好者だけではないだろうか。

Ultraの下位モデルを勧めるのを、ちょっとためらってしまう唯一の理由は、5000mAhに届かないバッテリーを搭載する両モデルのバッテリー寿命について心配があるからからだ(それぞれ4000と4500mAh)。リフレッシュレートが120Hzのディスプレイは、ゲームをプレイするには最適だが、ほとんどのユーザーに対しては、基本的にオフにしておくことを勧める。必要なときだけ120Hzに切り替え、それ以外は60Hzに設定しておくことで、バッテリー寿命を2、3時間は延長できるだろう。

108MPのカメラにも、同じことがいえる。ほとんどの写真では、ピクセルのビニングを利用するのが理にかなっている。これにより、サイズの小さな12MPのショットとなり、1ピクセルあたりの実質的な光量が増す。その結果、写真はより明るく、よりシャープなものになり、暗い場所での撮影にも強くなる。しかも、画像ファイルサイズをかなり抑えることもできる。時々、設定の変更を忘れたまま撮影したが、その巨大なファイルサイズには、写真を送信する段になるまで気づかなかった。

新しい写真機能の中で最高のものは、ハードウェアにあるわけではない。私は長い間、優れたイメージング機能の鍵はシンプルさにあると考えてきた。カメラの性能は向上し続け、モバイルデバイスを使ってプロフェッショナルな写真を撮影したいという人のために、多くの機能を提供してきた。それはすばらしいことだ。Google(グーグル)の新製品発表イベントには、伝説的な写真家であるAnnie Leibovitz(アニー・リーボヴィッツ)氏が登場して、デバイスのカメラを賞賛するまでになっている。

ただしそうした機能も、簡単に利用できるようになっていなければ、大半の消費者にとっては宝の持ち腐れだ。その点「シングルテイク」は、デフォルトのカメラ設定に加えられた有効な機能だ。異なるタイプの写真を、まとめて1回の操作で撮影できる。ただし、その場合は10秒間カメラを構えたまま待つ必要がある。それによってライブフォーカス、タイムラプス、超広角の写真を同時に撮影できる。写真はまとめてロールに保存されるので、後から最適なものを選択できる。ファイルサイズは大きくなるが、スマホ全体からすれば大したサイズではない。何でもかんでも溜め込みたくはないという人は、手動で削除すればいい。

S20シリーズに加えられた大きなアップデートは、将来を保証するもののように感じられる。この原稿を書いている時点では5G、100倍ズーム、8Kビデオ撮影といった機能は、必ずしも大きな意味を持つものではないだろう。サムスンは、とにかく他社に先駆けることに注力しているように見える。たとえば5Gもまだ利用可能なエリアが限られている。しかし、ユーザーがこのデバイスを長く使っていれば、やがて次世代の通信環境はどこでも利用可能となり、デバイスを買い替える前に有効活用できるようになるのは間違いないだろう。

しかし、現在を考えると、Ultraの1399ドル(約15万1000円)からという価格は、かなり高く感じられる。ただし幸いにも、サムスンはもう少し安価に手に入るモデルを数多く用意している。たとえば、S10 Liteもあるし、標準的なS10も今なら割引価格で入手できるはずだ。100倍ズームのような機能は、最新鋭には違いないが、その価格を正当化できるほどのものではないだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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2020年のスマートフォン売上は5G効果で微増の期待

2019年、世界のスマートフォン売上は調査会社が集計を始めて以来初の減少を記録した。11年間追跡を続けているGartner(ガートナー)の場合、2019年の数値は2%減だった。しかし先週の世界デバイス予測の発表に続き、同社がスマートフォンの数値を掘り下げた結果、やや明るい未来が見えてきた。

Garterの最新データでは、世界のスマートフォン売上傾向は2020年に逆転し、全世界売上は3%上昇すると予測した。ささやかな成功だが、数年続いた停滞と減少のあとだけに、小さくても勝利は勝利だ。

最近は数値が減少した理由の詳細には触れないが、2020年は5Gへの移行がようやく、本格的にかたちある見返りをメーカーにもたらす年になると期待されている。もちろんAppleも、年末までにこのゲームに参加することが予想されており、一連のQualcommチップは低価格5Gデバイスを現実のものにする後押しになるだろう。

5G携帯の発売が最大の影響を与えると予想されているのは、中東および北アフリカ地域(対前年比総売上5.9%)、周辺アジア太平洋地域(同5.7%)および大中国圏(同5.1%)だ。

しかしながら5Gは、結局のところ減少するスマートフォン売上の一時的解決にしかならない可能性がある。フォームファクターや機能に大きな革新が起きない限り、スマートフォン売上の傾向に大きな変化が見られることは想像しにくい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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ファーウェイが折り畳み型Mate Xの改良版の発売を計画中

今年初めに深センのHuawei(ファーウェイ)本社を訪ねた際には、Mate Xの詳細は、良く言ってもぼんやりとしたものだった。昼休みに、この将来発売予定のスマホに触る機会もあったが、そのユニットは、それ以前に今年初めのMWCで見たのと、ほとんど変わらないものだった。発売計画も明らかにされなかった。

この製品に関しては、舞台裏で何らかの戦略的な動きがあったに違いない。ファーウェイも、Galaxy Fold登場後の市場への取り組み方を、正確に把握したのだろう。今週、フランスの記者向けに中国国内であったイベントで、コンシューマー部門のCEOであるRichard Yu)(リチャード・ユー)氏は、11月の中国での発売に続き、来年第1四半期には、ヨーロッパでも発売予定であることを明らかにしたようだ。

詳細についてはまだ明確ではないが、その際に発売されるデバイスはすでに発売済みのバージョンのようだ。そして、進化した新バージョンのデバイスも2020年中には発表されるという。新モデルは、ヒンジとディスプレイが強化され、チップセットも最新のものを採用するはずだ。どうやら2月に開催されるMobile World Congressでデビューするらしい。

この情報は、新モデルの登場まで、この非常に高価なデバイスの購入を控える理由として十分なものだろう。ただし、2月に登場したファーウェイの最初の折り畳み型が、すでにSamsung(サムスン)のものより進化した製品になっていたことは、ほとんど万人が認めるものだったのも確かだ。それはそうとしても、ファーウェイがもう一度設計を見直したのは、サムスンが折り畳み型で経験した苦境を見てのことだと考えられている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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スマートフォンに10万円超を払うのは米国消費者の10%以下

スマートフォン戦争におけるプライシングはハイエンド製品で急激なカーブを描いている。iPhone Xの発売以来、各社のフラグシップ機は1000ドル(10万円超)が当たり前になり、競争力を保つために次々と高価な機能を投入している。

一方、誰も驚かないだろうが、消費者の大半はスマートフォンにそこまでお金を使っていない。NPDの最新「携帯電話追跡」調査によると、米国消費者で高額な機種を買っているのは10%以下だった。これは、1200ドル前後になると言われている5G機の売上も殺風景なものになることを予感させる数字だ。

次の柱として5Gに期待している多くのメーカーにとって芳しい兆候ではない。1つ考えるべきなのは、現時点でほとんどのスマートフォンがよくできていることだ。中級機種であっも十分使える。日常用品となった携帯電話に、それほどの金額を使う人はほとんどいない。Samsung(サムスン)やGoogle、Appleでさえ、低価格商品に力を入れているのには理由があるのだ。

しかし、メーカーが期待を抱く理由もある。たとえば、5Gの到来は売上が低調な理由の1つだとよく言われている。高級志向ユーザーの多くは、次の機種を買うのに通信環境が充実するのを待っている。NPDによると、消費者の75%が少なくとも5Gというものがあることを知っていた。

もうひとつ、最近Qualcomm(クアルコム)がSnapdragon 765を発表したことも、5G機を低価格で提供できる要因として注目されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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スマホ市場が2年ぶり息を吹き返す中、アップルの苦境は続く

スマートフォンメーカーは、すべてを失ってしまったわけではない。2年間の全世界的な停滞の後、このカテゴリもついに息を吹き返す兆しを見せ始めた。メーカーが鈍くなった消費者の関心を取り戻そうと努力した結果、回復傾向に乗ったと考えられる。

画像クレジット:Neil Godwin/Future Publishing/Getty Images

現状では数字はあまり重要だとは考えていない。実際、全体的に見れば、まだそれほど大きく上昇しているわけでもない。Canalysが示した数字は、2018年の第3四半期と2019年の第3四半期との比較で、全体としての出荷の伸びは1%に留まっている。普通に考えても、ほとんどわずかなプラスに過ぎないが、こうした数字が良い方向に向かい始めたのは実に2年ぶりのことなのだ。

中でも最も大きなシェアを獲得しているのはSamsung(サムスン)だ。同社は、部分的に利益を切り詰めてでもシェアを伸ばす戦略に転換したとCanalysでは見ている。この動きは、この四半期には確かに成果を上げていて、デバイスの出荷台数は11%増加して7890万台となった。この結果サムスンは、全世界の市場で最大のシェア22.4%を獲得している。

Huawei(ファーウェイ)も、前年比で目覚しい成長を示し、6680万台を出荷して、2位となっている。その成長の大部分は中国本土からのもの。同社が海外で規制当局の監視にさらされたことを受け、中国政府が同社の製品への支出を増やしたためだ。また、販売が再開された国際市場もあって、活気を取り戻したという面もある。シェアの上位3社の中でApple(アップル)は、2018年から出荷台数が7%減少し、苦難が続いている。

少なくとも今のところ、こうした数字は、いずれも停滞していたカテゴリの完全な好転とはみなされていない。ただし来年には、5Gのサービスエリアも拡張されるので、数字もさらにいい方向に向かうことが期待できるだろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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GoogleのPixel 4は進化したカメラで勝負する

Google(グーグル)の純正スマホのシェアは、世界規模で見れば、これまでずっと取るに足らないものに過ぎなかった。Pixelシリーズは、米国および西ヨーロッパではトップ5に割り込んだものの、市場全体で見れば、シェアは1%に満たない。もちろんGoogleは、スマホのハードウェアメーカーとしては後発だ。だいぶ長いこと、Samsung(サムスン)やHuawei(ファーウェイ)といった企業が、何百万台ものAndroidデバイスを出荷するのを、横目で眺めていただけだった。

今年の初めにGoogleは、減速しつつあるスマホ市場のさらなる縮小を認識していることを認めた。もちろん、それは業界全体の問題だ。Alphabet(アルファベット)の第1四半期の決算報告で、CEOのサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)氏は、ハードウェアの売上が落ち込んでいるのは「高級スマホ業界の苦悩」を反映したものだと説明していた。

Google I/Oで発表されたPixel 3aは、比較的低価格帯のデバイスを導入することで、期待はずれが続いていた販売台数を増大させる試みだった。販売価格は399ドル(日本では4万8600円)からに設定され、狙い通りの売れ行きを示した。より多くのキャリアパートナーも獲得でき、Pixelシリーズの前年比の売上を実質的に2倍にすることに成功した。これらを考え合わせると、新しいPixelと、その数字に「a」を付けたモデルを、半年ごとに出していくという戦略が、今後も継続するのはほぼ確実と見ていいだろう。

もちろん、ミッドレンジのモデルを追加したことで、フラグシップのモデルを差別化するためのメーカーとしての負担は増えた。Pixel 4の799ドル(日本では8万9980円)から、という価格は、現在のフラグシップとしては、けっして高い方ではない。しかしGoogleとしては、両者の間の400ドル(日本では4万1380円)という価格差を正当化するのに十分な機能の違いを明示する必要があった。特に同社は、フラグシップモデルに導入したソフトウェアのアップグレードを、安価なモデルにも順次適用するという方針を明らかにしているのだから、なおさらだ。

事前の噂も多く、頻繁に情報がリークされてきたPixel 4には、当然ながらこれまでとは一線を画する特徴が盛り込まれている。Googleは、Pixel 4にも同XLにも、ついにデュアルカメラ構成を採用してきた。またディスプレイのリフレッシュレートは、最大90Hzとなり、顔認識によるロック解除、レーダーチップを利用したジェスチャー認識、その他ソフトウェアによって実現可能なさまざまな機能を実現している。

実のところ、これまでのPixelは、スマホ業界では常にちょっと特殊な位置を占めてきた。Googleが色々なハードウェアメーカーと提携した作っていたNexusの後継シリーズとして、Pixelは、Androidデバイスの最も魅力的な機能のショーケースと見なすことができる。ただし、OSの最新バージョンを優先的に搭載して、他をリードするという役割は過去のものとなった。すでに、OnePlusのデバイスにAndroid 10が搭載されているという事実は、手頃な価格で高品質なデバイスを実現している他のメーカーとGoogleが、正面からやり合う状況となっていることを意味する。

Pixelシリーズは、「a」の付くモデルと付かないモデルを区別するために、デザインでも差別化を図っている。これまでのGoogleのスマホは、SamsungやApple(アップル)の製品とは異なり、それほどデザインに凝ったものではなかった。それは今回のモデルでもそうなのだが、新たに採用した両面がガラス(両面ともGorilla Glass 5)で金属製のバンドを挟むような構成は、じゃっかんのプレミアム感を醸し出している。また4は、3よりも実際にやや重く、厚みもあるため、デバイスにある種の貫禄も感じられるようになった。

現状では3色が用意されている。黒、白、そして「Oh So Orange」と呼ばれるポップなオレンジだ。オレンジは「限定エディション」となっていて、数量が限られている。色の付いた電源ボタンは、相変わらず優れた操作感で、そのままでは地味な黒や白のモデルにもアクセントを与えている。ディスプレイは、素晴らしい90HzのOLEDにアップグレードされた。Googleは、相変わらずノッチやパンチホールは取り入れていない。そのため、それなりの幅のベゼルが上端と下端にある。

Pixel 4では、画面サイズも同3の5.5インチから5.7インチに増加している。解像度は443ppiから444ppiへと、わずか1ppiだけ増加した。一方、Pixel 4 XLの画面サイズは6.3インチで、同3 XLと変わっていない。ただし、解像度は523ppiから537ppiに増加し、より繊細な表示が可能となっている。Pixel 3に特徴的だったデュアルフロントカメラは、Pixel 4では廃止された。代わりに同3aのものと同様の、シングルの8メガピクセルカメラを装備する。

ストレージについては変更されておらず、Pixel 4および同XLの両方とも、64GBまたはと128GBが選択できる。RAMは、同3の4GBから6GBに増強された。プロセッサもアップグレードされ、Qualcomm製のSnapdragon 845から、最新かつ最高のバージョン、同855になった。面白いことに、バッテリー容量はPixel 4ではダウングレードしているのに対し、同XLでは増加している。

Pixel 3および同XLでは、それぞれ2915、3430mAhだったものが、同4および同4 XLでは、それぞれ2800、3700mAhとなっているのだ。バッテリーの持続時間は、Android 10から導入された新しいバッテリー節約機能によって、多少は延長されるはずだが、それでもPixel 4のバッテリー容量が減っているのには納得できないという人もいるだろう。

カメラは、素晴らしいの一言に尽きる。実を言えば、先週このスマホを手に入れてから、私はそれを使って、TechCrunchの記事のための写真を撮影してきた。Google Nest MiniのレビューAmazon Echoのレビュー、それにVirgin Galacticの宇宙服のニュースの写真は、すべてPixel 4で撮影したもの。もちろん、このスマホのカメラは、まだ「デジイチを家に置いて行こう」と提案できるレベルのものではないが、必ずしも理想的ではない状況で、専用の照明を用意したりせず、設定をあれこれいじったりすることもなく、間違いなく素晴らしい写真を撮ることができる。

これが、Googleの哲学において、小さいながら重要な変化を反映したものであるのは間違いない。画像処理に関して、もっとも重要なのは、ソフトウェアによるソリューションだということを、Googleは何世代ものモデルを通して主張してきた。しかし結局は、苦渋の決断によって2つめのカメラを採用するに至った。前に進むために、過去の姿勢を破棄しなければならないことは、珍しいことではない。以前にもGoogleは、ヘッドフォンジャックを装備することに固執しているように見えながら、その翌年にはあっさりと廃止したのを憶えているだろう。

セカンドカメラを追加するのも、小さな変化ではなかった。当然、それに気付かない人はいないだろう。Googleは、デバイスの背面に、見慣れた正方形の枠を配置する方法を採用した。これは、現在のスマホのトレンドの1つのようだ。正方形の中には、2つのレンズが水平に並び、上にセンサー、下にフラッシュが配置されている。真面目な話、集合体恐怖症の人でも、これならすぐに慣れるので大丈夫だろう。製品の発表会では、説明者が半分冗談で、「フラッシュは懐中電灯として使っていただきたいと考えています」と言っていた。

もちろん、それはPixelの低照度での定評ある撮影能力を踏まえた上での発言だ。ほとんどのスマホユーザーが、むやみにフラッシュを使うことで、写真をダメなものにしてしまう状況を考えると、これは歓迎すべき機能だ。低照度の撮影能力がさらに向上すれば、フラッシュを使いたい衝動に駆られる人も、やがてはいなくなるかもしれないが、そこまで行くのはなかなか難しいような気もする。身についた習慣は断ち切り難いのだ。

Pixel 4と同4 XLのカメラ構成は同じ。前任機から引き継いだ12.2Mピクセルの広角レンズ(ただしF値は異なる)カメラに加えて、16Mピクセルの望遠カメラを装備した。こうした構成について、私はすでにこれまでに、ある種の感慨を表現してきた。もちろん、2台のカメラという構成自体が、特筆に値するからではない。なにしろ、周囲を見渡せば、すでに、3台、4台、さらには5台のカメラを備えたフラッグシップモデルがごろごろしている世界なのだ。その感慨とは、これらの新モデルに至るまで、数世代に渡ってGoogleが築き上げてきた基盤についてのものだ。

つまり、こういうことだ。まず、Googleがソフトウェアと機械学習によって、シングルカメラという構成で成し遂げたことに注目しよう。そこに、2つ目のカメラとして、望遠を追加した。これまでも言われてきたとおり、「超解像ズーム」機能は非常に印象的なものだ。とはいえ、その処理によって画像を劣化させることなく、さらにシャープなピントの写真が撮れるようにしたいのなら、光学ズームを採用するしかないだろう。

Pixel 4のカメラは、このクラスで最高のもの、という強い意見があるのもうなずける。写真の品質は、それ自体が物語る。すでに述べたTechCrunchの記事のショットは、手動の調整や後処理を、ほぼまったく加えていないもの。Googleは、デュアル露出コントロールのような、画面上での調整機能を新たに実現している。これにより、全体の明るさと、シャドウ部の明るさを、それぞれその場で手動で調整できる。しかし、正直に言って、スマホのカメラをテストする最良の方法は、ほとんどのユーザーがそうしているように、ただ被写体に向けてシャッターを押すだけだと、私も信じている。

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実際問題として、このようなスマホを購入した人の大部分は、あまり設定をいじったりはしないものだ。そこでメーカーとしては、たとえどんな条件でも、デフォルトの設定で最高の写真を確実に撮影できるようにしなければならない。そのため、やはりソフトウェアの働きが重要になってくる。超解像ズームは、新しいレンズとの組み合わせでうまく動作する。また「ライブHDR+」は、画像が最終的に完全に処理されたらどう見えるかを、その場で近似的に見せてくれる。ポートレートモードの撮影では、素晴らしい結果が得られる。しかも、深度はあまり気にする必要がない。つまり、被写体からの距離には関係なく、素晴らしい人工的なボケ味が得られるのだ。

編集部のビデオプロデューサー、Veanne(ビアン)は、私などとてもかなわない優れた写真家だ。週末にカメラをテストしてもらった。

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Veanneは、Pixel 4のカメラと写真編集機能には、大いに感心したというが、以下のような大きな不満も3つほど指摘した。

「デジタルズームはゴミだ」。

「暗い環境では、雰囲気が失われる。土曜の夜の、くつろいだ、温かみのある明かりで照らされた夕食が、カフェテリアの食事のように見えてしまう」。

「暗い環境でも明るく写るので、動いている物体にも焦点が合っているという印象を受けるが、本当はそうではない」。

その他の機能としては、頻繁に撮影する被写体の顔を学習する「よく撮影する人」といった機能もある。これについてもGoogleがはっきりと示しているのは、この機能はデフォルトではオフになっていて、オンにした場合も、すべての処理がデバイス内で実行されるということ。この機能をオフにすると、それまでに保存した学習情報も、すべて削除される。その一方で、SNS関連の機能は強化され、SnapchatやInstagramといったサードパーティのプラットフォームにも、簡単にアクセスできるようになった。

Googleは「レンズ」も進化させ続けている。最近では、言語の翻訳、ドキュメントのスキャン、テキストのコピー&ペーストといった処理が、簡単なタップで操作できるようになった。現状では、言語の翻訳にはまだ少し制約があり、英語、スペイン語、ドイツ語、ヒンディ語、日本語のみをサポートしている。同社によれば、他の言語についても「近いうちに実現します」という。

ジェスチャーは、ちょっと異色な機能だ。私も、このような機能をGoogleが早い段階で試してくると、まったく考えていなかったわけではない。最近では、LGのG8 ThinQが、ジェスチャーを実現して差別化しようとしている目立った例となっている。これまで、私はこの技術がうまく実装された例を見たことがない。私自身が、日常的に使えるような実装に出会ったことがないのだ。

実際、どんなに興味深く、革新的な機能でも、それが能書き通りに動作しなければ、使う人はいない。LGの実装は、かなり大きな失望だった。

ひとことで言えば、Pixelのジェスチャーは、それとは違う。とにかく、ほぼ能書き通りに動くのだ。その点では優れている。採用している技術が異なるからだ。他のシステムのようにカメラを利用するではなく、PixelではProject Soliを採用した。だいぶ以前から定評のあるシステムで、小型のレーダーチップを利用して、動きをかなり正確に検出できるもの。

Soliは実用になるが、ユーザーごとに検出精度がかなり異なる可能性がある。それに、単に動きを検出するだけでは不十分なのだ。Soliによって、ユーザーの意図を理解する必要がある。このシステムは、ユーザーがスマホの周りで絶えず動いていることによる偶発的なジェスチャーを排除するように設計しなければならない。そのため、よりはっきりした、意図的な動きを念頭に調整されることになる。

たとえば、再生トラックを進めるような動作を検出するのは、ちょっとやっかいだろう。実際、オビワン・ケノービのようにデバイスの周りで手を動かす方が、画面に触れて操作するよりも大幅に時間と労力を節約できるような例が、それほど多くあるとは考えにくい。ただしGoogleが、やがて機械学習を利用して、個人ごとに検出動作をカスタマイズできるようになれば、ジェスチャーも本当に便利な機能になるはずだ。

その上で、ようやく次の重要なポイント、機能性について議論できる段階となる。とりあえず、スマホの中に貼り付けられた、小さくて巧妙な新しい小型レーダーが手に入った。それが低消費電力で、プライバシーの点でもカメラより優れている。素晴らしい! さて、これを使って何ができるのだろうか?

現状では、主な用途として、次の3つが考えられる。

  • 音楽再生
  • アラームの停止
  • ポケモンに手を振る

最初の2つが便利なのは分かるだろう。私が思いつく主なユースケースは、たとえば、ユーザーが机の前に座っていて、その机の上にスマホが乗っているような場合に有効だ。実際に今、私はそういう状況にある。ここで、デバイスの10センチほど上を、左から右にスワイプすれば、再生トラックが次に進む。逆に右から左にスワイプすれば、前のトラックに戻る。手の移動は、デバイスの端から端まで、確実に動かす必要がある。

そしてもう1つは、「Pokémon Wave Hello」の登場だ。Google Playからダウンロードできるアプリだが、ゲームではない。これは、Pixel 4のモーションセンス機能を試用するようなものに過ぎないが、それにしては非常に楽しいアプリだ。

先日の基調講演で、見た人もいるかもしれない。ほんのわずかな時間だけ登場していた。突然、まるで野生のカビゴンのように、ピカチュウがどこからともなく登場して、聴衆に手を振る。そして、あっという間にいなくなってしまう。

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このアプリは、ジェスチャー機能を見せびらかすため以外の何ものでもない。ピカチュウから始まって、順に登場する5種類のポケモンは、ユーザーが手を動かしてコミュニケーションできるようになっている。シンプルでくだらないものだし、3分もあればすべて終わってしまう。しかし、そんなことは問題ではない。Pokémon Wave Helloの存在意義は、以下のようなところにある。

  1. ユーザーをジェスチャーに慣れさせる
  2. 標準的なもの以外の機能をデモする。ゲームやARといったものは、最終的にSoliを活用する楽しく革新的な方法を開拓することになる

今のところ、残念ながら用途はかなり限られている。手の動きに反応する動的な壁紙など、ちょっとした楽しい機能は考えられる。ジェスチャーを検出すると、画面は微妙に光る。アシスタントの反応にも見られるような、気の利いた工夫だ。

最も実用的なのは、たぶんユーザーがスマホに近づいたときに、それを検出しアンロックのプロセスを開始するというものだろう。それにより、すでに高速な新しい「フェイスアンロック」を、さらに高速にできるはずだ。今回Googleは、指紋センサーを廃止し、身体センサーも画面内指紋リーダーも採用しなかった。特に画面内指紋リーダーについては、先週英国の女性が、たまたま数百円の画面保護フィルムをデバイスに貼ったところ、他人の指紋でもアンロックできてしまったという、目立つセキュリティ上の災難がSamsungを襲ったばかりだ。それを考えると採用しなくて正解だった。

Pixel 4のロック機能には、いくつか優れたセキュリティ上の配慮が盛り込まれている。中でももっとも重要なのは、アンロックが、完全にデバイス上で実行されること。アンロックに必要な情報は、すべて内蔵のTitan Mチップに保存され、処理される。つまり、クラウドに送信されることはない。それにより、高速な処理が可能になるのはもちろん、Googleがユーザーの顔のデータを、他のサービスと共有したりしない、というメリットも生まれる。この事実は、Googleが声高に主張したいと考えるのも当然だ。

少なくとも私たちの中には、Recorderアプリが正真正銘のゲームチェンジャーだと感じている人もいる。その使いやすさと実用性を見れば、Otter.aiのようなスタートアップを震え上がらせるのに十分なポテンシャルを備えていることがわかる。もしGoogleが、この機能を一般のAndroidやiOSデバイスにも提供するようなことになれば、なおさらだ。

最初に先週の発表会で試してみたときは、それほど大したものだとは感じなかった。ノイズの多い環境では、音声を抽出するのがうまくいかないことがある。ソフトウェアだけでなく、ハードウェアによる制約もあるのだろう。自分一人で直接話しかけるようにすれば、はるかにうまく動く。また、コンピュータからオーディオを入力するような場合には、もう少し改善の余地があるようだ。

アプリを開いて録音ボタンを押すと、波形がポップアップ表示される。人の声を検出すると波形の線は青になり、その他の音の場合は灰色になる。Transcript(文字起こし)ボタンをタップすると、聞き取ったテキストがリアルタイムでページに表示される。それにタイトルを付けて保存する際には、位置情報も付加される。

このアプリでは、自動的にキーワードを抽出してタグを付け、簡単に検索できるようにしてくれる。すでに最初のバージョンで、完全にAppleのボイスメモなどのはるか上を行っている。実際、比べるべくもない。まったくジャンルの異なるアプリだ。私が長年愛用してきた「Voice Record」などのアプリも、もはや蚊帳の外だ。

製品として評価すれば、まだ認識は運任せといった部分もある。まだ完璧ではないが、現状のAIはそんなものだ。とはいえ、かなり使える。もちろん、生成されたテキストを何かに利用する前には、もう一度確認した方がいいだろう。Otterや、その他の音声入力アプリと同様に、音声の再生中には単語がハイライトされる。カラオケスのタイルだ。

テキストはGoogleドライブに保存できるものの、まだこのアプリ自体では編集できない。オーディオだけをエクスポートすることは可能だが、テキストと結合したファイルとしてはできない。句読点の付加についても、課題として残っている。またRecorderは、まだ個人の声を区別してくれない。こうした機能は、すでにウェブベースのサービスでも、スタンドアロンのアプリでも実現されている。というわけで、そうした企業が、今すぐに廃業を余儀なくされるわけではない。しかし、もし私がそうした会社の経営者なら、もはや危機感を抱かざるを得ないだろう。

インタビューを1つの仕事にしている人間として、このアプリの持つ潜在能力には大きな期待を持っている。Recorderが、私が仕事で最もよく使うアプリの1つになることは間違いない。上で述べたような、いくつかの不備が、次のバージョンで解消されれば、もう文句はない。仕事でインタビューをすることのない人の場合、このアプリが便利だと感じられる場面は限られているかもしれない。しかし、たとえば学校の授業の記録など、インタビュー以外の用途も、いろいろ考えられるだろう。

Pixelシリーズは、ソフトウェアの進化とカメラ機能の向上によって、差別化を実現し続けてきた。6か月前の3aと比べても、より洗練されたデザインや、90Hzのディスプレイなど、全体的に大きく進化した部分がある。フラグシップとしてのスペックを実現しながら799ドル(日本では8万9980円)という価格は、SamsungやAppleのような競合に比べて、大きなメリットと言える。

Pixel 4は、Googleが将来的にPixelをこうしたい、という方向に必ずしも沿ったものではない。Pixel 3aは、ユーザーがもっとずっと安価な製品を欲しているということを確認するためのものだった。それに対してPixel 4は、OnePlusなどの素晴らしいデバイスを上回る価格に設定された。それでも、この製品は、デザイン的に見ても、本当にプレミアムなものとは言えない。

Googleは変化し続けるスマホ環境に対応するよう取り組んでいるため、将来がどのようになるのかは不透明だ。ただ当面の間は、カメラのイメージング技術についての未来は明るいと思われる。Googleは、その分野の推進力であり続けている。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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Google Pixel 4のカメラはAIと機械学習で圧倒的、ハイブリッドズームも可能に

これが長らく噂になっていたGooglePixel 4だ。Googleのハードウェアイベントで実機に触ることができたのでご紹介しよう。現場で撮影した写真も何枚か掲載した。

Googleの日頃の水準からしても新しいスマートフォンに関する情報は大量にリークされていた。このリークは頭打ちのスマートフォン需要を喚起するためにGoogleが意識的に情報を流していたのだと一部では推測している。いずれにせよ新Pixel 4の出荷は1024日、799ドルから(日本での公式発表は間もなくの予定)となる。.

新デバイスのフロント側の見た目はさほど大きく変わってはいない。標準のPixel 4には従来どおりかなりの幅のベゼルが天地にある。フロントカメラは流行の切り欠きやスクリーン透過式で設置されてはいない。

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しかしリアは大きく進化している。ここ2世代ほど単一カメラで来たGoogleだが、ついにトレンドのカメラアレイを採用した。 iPhone 11に似た四角い枠の中に2台のカメラが設置されている。

水平に並んだ2台のカメラの上にセンサー、下にフラッシュがある。カメラは広角と望遠で、それぞれ12メガピクセルと16メガピクセルだという。 撮影した写真は下を見ていただきたい。ほとんど理想を実現したカメラだと感じた。本格的レビューは落ち着いてテストができるようになってからとなるが、とりあえずの印象はお伝えできるかと思う。

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正直、このカメラには興奮させられた。Googleは(いつものとおり)人工知能、機械学習には圧倒的な力を発揮した。単一カメラでもソフトウェアによって高い撮影能力を実現していたが、今回デュアルカメラに進化したことで現在の市場で最高水準のカメラに仕上がっているようだ。

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詳しくはカメラのレビューを中心とした記事に譲るが、撮影能力はあらゆる面で進化してる。現行モデルでも非常に優れている夜景モード、ポートレートがさらに改良され、AIを活用したハイブリッドズーム機能が加わった。これは新しい望遠レンズによる物理的ズーム画像とデジタル処理によるズームをAIによって最適に組合わるものだという。今日のイベントにはエリザベス女王のポートレートを撮影したことでよく知られている世界的写真家のアニー・レイボヴィッツ氏が登壇してGoogleと共同でPixel 4を使った撮影プロジェクトを進めていると語った。レイボヴィッツ氏に十分ならもちろん私にも十分以上だ。

 
 

録音機能も進化しており、特に我々のようにインタビューを仕事の重要な一部としているジャーナリストには大きな期待を抱かせるものだった。正直、今回は周囲があまりに騒がしく十分なテストができなかったが、これも後日、ちゃんとレビューする予定だ。ともあれ、いちいちクラウドにアップせずにデバイス内で音声の文字起こしができるようになったのは大進歩だと思う。

これによりレスポンスが速くなったのはもちろんだが、機密性の高いインタビューの場合でもプライバシーがはるかによく守られるようになることが大きい。録音をスタートさせると、録音中を示す灰色の帯が音声を探知するとブルーに変わる。ここで「文字起こし」(transcript)をタップすればその場で結果が表示される。その後はソーシャルメディアに投稿してもいいし、Googleドライブに保存してもいい。

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Googleがマイクロジェスチャー認識とデバイスを握ることで反応するアクティブエッジ機能したのは興味深い。他のメーカーも各種試みたもののあまり成功していない分野だ。Googleが採用したレーダー処理チップが指のジェスチャー認識の向上にどの程度の効果を発揮するのか検証してみたい。

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Googleはマイクロジェスチャーを認識するSoli機能を普及させるためにピカチューに手を振る、指差すなどの動作をすると応えてくれるポケモンゲームを作っている。正直言って私はそれらの効果にやや懐疑的だ。指のジェスチャーを高精度で認識できるというのは画期的テクノロジーだが、ユーザーに新しいインプット方式を学習させるのは容易なことではない。

ただしデバイスを取り上げて覗きこめばアンロックされる機能は便利だし、ユーザー側で新しい動作を学ぶ必要はない。ここでもPiexl 4内蔵のレーダーがユーザーの顔の認識精度のアップにひと役買っているという。

Piexl 4の出荷は1024日から、価格は799ドルからだ。準備ができしだいもっと本格的なレビューをお届けする。

Japan編集部追記】 Pixel 4他の新ハードウェアに関してはGoogleストアで間もなく(1016朝)公開の予定。ジェスチャーを認識するSoli機能は端末発売時には日本はカバーされないものの「近日対応」とのこと。小出力レーダーが日本の技適をクリアしていないためという情報がある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Pixel 4やPiexbook Goの登場は確実か、来週のGoogle新製品発表イベント予測まとめ

米国ニューヨークでは紅葉も始まり、すっかり秋の気配。つまり新ハードウェアがお披露目される季節だ。マンハッタンでは来週水曜の10月15日(日本では10月16日)にハードウェアイベントを予定している。

例年どおり、メインとなるのは同社のハードウェアのフラグシップであるPixelシリーズだが、Google Nest(Google Home)のアップデートも多数登場するだろう。スマートディスプレイ、Google Nest Hubが発表されたのは昨年のこのイベントだった。

Google(グーグル)の新しいハードウェアについての予測や噂はしばらく前から渦巻いている。Pixelシリーズに加えてPixelbookシリーズがアップデートされるだろう。Pixel Budsの新製品も発表されるかもしれない。現在判明していることをことをまとめてみた。まずはメインテーマから見ていこう。

最新スマートフォンのPixel 4とPixel 4 XLが発表されるのは間違いない。 グーグル自身が上のビデオのように新製品を予告している。この間のリーク写真で一貫しているのはiPhoneに似た四角い枠の中に2台のカメラを水平に並べた三角形のアレイというデザインが採用されていることだろう。Evan Brassの新たなリーク写真でもカメラが2台になっていることがわかる。

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グーグルはこれまでの「カメラは1台で十分」という方針を捨ててメインカメラ2台方式とした、Pixel 3ではカメラは1台だったがAI画像処理ソフトが駆使され夜景モードなど非常に高い画質を実現していた。今回はソニー製の1600万画素で望遠レンズ搭載のカメラが追加されており、写真性能が驚異的なものになっているのではないかと期待されている。

赤外線ビームにより撮影した画像の各ピクセルごとに光の反射時間を計測して一挙に3次元マップを生成できるToF(Time of Flight)センサーについてはまだ情報が少ない。ユーザーの顔でロックを自動解除する機能や手のジェスチャーで楽曲をスキップしたりボリュームを下げたしする3D認識機能が追加されることも予想されている。

OSはAndroid 10がプリインストールされる。5Gモデルも以前から噂に上っているが、今回登場する確率は低い。録音の自動文字起こし機能も噂されており、実現すれば私のようにインタビューを職業の一部としている記者にとってはこのうえなくありがたい。

まとめると、Pixelは5.6インチ標準サイズと、縦長6.3インチのXLの2シリーズとなる。カラーバリエーションにはホワイト、ブラックに新しくオレンジが加わる。

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ChromeOS搭載デバイスではプレムアムモデルとして新しいPixelbook Goが発表されるはずだ。 9to5Googleの記事によれば、これは現行Pixlebookのアップデートというよりまったくの新製品と考えたほうがいい。ストレートなノートパソコンというより、軽量化や携帯性に重点を置いたMacbook Air的な製品となるようだ。

GoogleはPixelbookシリーズの今後の展開について詳しいことは明かしていないが、Chromebookカテゴリーの製品が全体として大きな成功を収めている以上、なにか計画していることは間違いない。高性能化して低価格化するというのが順当な方向だが、そうなるとライバルと同程度の価格帯になるかもしれない。

リーク情報によれば13.3インチ、4Kのタッチスクリーン、ポートはUSB-Cが左右に設置される。ポート数が少なすぎるというのが前モデルに対する最大の不満だったから、2基のまま変化なしというのはやや不満が残る。

新しいスマートイヤフォン、Pixel Budsは出るだろうか?出てもいいはずだ。オリジナルのGoogle Budsは市場では空振り気味だった。しかしアップルやBeats(ビーツ)、Samsung(サムスン)、ソニーなどライバルがそろってスマートイヤフォンに力を入れているのだからグーグルが単に眺めているということはないだろう。同社のソフトウェア能力をもってすれば、他社と差別化できるような製品を開発できるのではないか?

来週のイベントにはGoogle Nest/Homeシリーズの製品が多数登場するはずだ。長くベストセラーを続けているGoogle Home Miniもとうとうアップされるらしい。Google Home MiniもNestファミリーのメンバーになったのだから、それらしい製品名に変える必要もある。音質を改善しカラーバリエーションを増やすなどが考えられる。本質的な部分に大きな変化はないだろうが、あの低価格なら気にすることはない。

もうひとつ以前から期待されているのがGoogle Wifiのアップデートだ。これもHomeからNestに分類が変わるはず。噂によればGoogleはスマートハウス、スマートディスプレイなどNestシリーズの各製品とのスマートシナジーを期待しているというのだが、どんなものだろう。

TechCrunchはGoogleのイベントをライブ(日本時間10月15日午後11時から)でカバーする。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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PGF生命が「ご契約内容のお知らせ」に音声案内電子サービス導入 送付物に「音声コード」、保障内容を読み上げる

 プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険(PGF生命、東京都千代田区)は、高齢者や目が不自由な人へのサービス向上の一環として10月から、全ての契約者に年に1度送付する「ご契約内容のお知らせ」に、音声案内電子サー …
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Galaxy Note 10は約10万円で米国向け出荷開始

Samsung(サムスン)は年に2回フラグシップモデルを発表するというプロダクトサイクルを守っている。つまり消費者は年に2回ハイエンドの最新Androidハードウェアを手に入れるチャンスがあるわけだ。今年もGalaxy S10シリーズのリリースから半年が経過し、新しいGalaxy Noteが出荷される季節となった。ちなみにGalaxy S10+は、ディスプレイが6.8インチと巨大なのが一番の特色だ。しかしGalaxy S10のディスプレイも6.3インチで十分大きい。

前にも書いたように、Galaxy Note 10は(ほんのわずかだが)前モデルよりスクリーンもフットプリントも小さくなっている。サムスンによれば、これは初めてNoteを購入するユーザーにアピールするためだという。もしかするとこのスリム化は、Galaxy Sシリーズのユーザーに対し、S-Penが使えるNoteの訴求ポイントになるかもしれない。

小型化によるもうひとつのメリットは価格だ。Galaxy Note 10は949ドル(約10万円)からと、ハイエンドの大型スマートフォンとしては異例の1000ドル以下の設定だ。需要が一巡してスマートフォンの購入がダウンしているため、多くのメーカーがモデルを値上げしている中、Galaxy Note 10の価格はライバルにとってショッキングだろう。Galaxy S10+ですら、1100ドル(約11.6万円)からとGalaxy Note 10より高価だ。

Samsung Galaxy Note10先週の紹介記事を要約するなら「もともと優れたプロダクトがさらに改良された」といえる。革命的な新機能が新たに搭載されたわけではないが、デザインはスマートでカメラ始め各種機能はすべてトップクラスの能力を備えている。ピカピカで大画面モデルがお好みならGalaxy Noteは有力な候補だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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インターネットに潜むワナ 夏の終わりに親子でセキュリティ対策

 そろそろ新学期が見えてきた。夏休みの締めくくりに、親子でサイバーセキュリティを学べる機会がある。「けいしちょう!サイバーセキュリティ最前線! ~体験!実感!インターネットに潜むワナ!~」が8月24、25日の2日間、東京 …
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サムスンの新Galaxy Noteの画面は6.3と6.8、出荷8月23日で価格950ドルから

新しいGalaxy Note、Note+はすごいプロダクトだった。スタイラスが復活したが、それだけではない。2011年には5.3インチのスマートフォンというのは突拍子もない考えに思えた。当時4インチのiPhoneをプッシュするのに忙しかったスティーブ・ジョブズ氏はプレスカンファレンスで「そんなもの誰も買うわけがない」とGalaxyの大型モデルを批判したのは有名だ。

しかし現在のスマートフォンのディスプレイの平均的サイズは5.5インチ前後。サイズに関してサムスンが勝ったのは明らかだ。もちろんスクリーン対ボディの比率が年々改善されたことも大きい。ジョブズはスクリーンが大型化するとボディが平均的なユーザーの手に収まらなくなると考えたのだが、この心配は無用だった。

サムスンは米国時間8月7日、米国ニューヨークのブルックリンで開催した大掛かりなプレスカンファレンスで大型化のトレンドをさらに進めた。新しいGalaxy Note(写真左)とNote+(写真右)はどちらも優秀なプロダクトだったが、サイズは特に注目の部分だ。

Note 10+は6.8インチのデバイスで、いくつもの面で他のフラグシップモデルとの差別化が図られている(しばらく前に発表されたNote S Plusはその名前のとおり、スマートスタイラスを復活させたのが最も大きな特徴だった)。

Note 10、Note 10+の両モデルを少し使ってみて、まずサムスンのデザイン能力に強い印象を受けたことを認めざるをえない。10+は6.4インチのNote 9と筐体サイズはほとんど同一だ。つまりスマートフォンとしては6.8インチという大きなデバイスでありながら持ち歩きに邪魔にならない。

また別の注目すべき点は、サムスンが標準タイプのNoteのディスプレイを6.4インチから6.3インチに縮小したことだ。いや、そのとおり。小さくなったのだ。これは最近のマートフォンでは非常に珍しい。

このデザイン変更の背景には、「スクリーンの小型化は最初のユーザーの購入バリアを下げる」という考え方があったに違いない。0.1インチの違いにそんな効果があるかどうかは別として、スクリーン対ボディ比率の改善によってNote 10は現行Note 9よりはるかに小型に感じられる。

以下、プレスカンファレンスで発表された両モデルのスペックを比較しておこう。両モデルとも出荷は8月23日だ。米国向けには5Gモデルも用意される。

Galaxy Note 10

  • ディスプレイ:6.3インチ、FHD+ AMOLED、 解像度2280×1080(401ppi)
  • バッテリー:3500mAh
  • メモリー:8GB
  • ストレージ:256GB
  • 価格:949ドルから

Galaxy Note 10+

  • ディスプレイ:6.8インチ、Quad HD+ AMOLED、解像度3040×1440(498ppi)
  • バッテリー:4300mAh
  • メモリー:12GB
  • ストレージ:256GB、512GB
  • カメラ:5GモデルではメインカメラにTOF(タイムオブフライト)検知センサーを装備。奥行きを検知しAR環境で必須となる周囲の3次元モデル化に役立てる
  • 価格:1100ドルから

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Galaxy Noteイベントで何が発表されるのか予測してみた

これまでもサムスンの情報ガードはあまり固いとは言えなかった。もっともこれはわざとそうしていた疑いが強い。サムスンは実際の製品発表に先立ってネット界隈が噂で盛り上がるのを期待しているようだ。

米国時間8月7日にブルックリンで開催されるGalax Noteイベントも例外ではない。われれはすでに大量のリーク情報を得ているが、わかっていることを振り返ってみよう。

先週、サムスンはGalaxy Tab S6を発表した。これはiPad Proに対抗するサムスンのタブレットのフラグシップだが、発表方法が比較的地味だったのは、来るべきイベントに対する配慮だったかもしれない。またApple(アップル)とGoogle(サムスン)はハイエンドタブレットをすでに発表しており、タイミングが少しばかり遅かったきらいはある。いずれにせよGalaxyイベンドでは多数の製品が発表されそうだという期待は大きくなった。

Galaxy Note 10

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サムスンが「ひとつのデバイス」より好きなものがあるとすれば「たくさんのデバイス」だ。 Galaxy Sにたくさんのモデルを投入したなに続いて、さらに2、3のデバイスが発表される予定だ。

Galaxy Noteについては、Plus、Proが追加されることは確実だ。現行のGalaxy Noteのスクリーンのサイズが小さ過ぎると考えて買い控えている人間がどのくらいいたかはともかく、新モデルは現在の6.3インチよりわずかに大きい6.8インチディスプレイをサポートする(どちらもAMOLED)。このサイズは普通に考えればタブレットだが、サムスンはボディーに対するスクリーンのサイズを拡大することで注力しているのでマンホールの葢のような大きく重いデバイスにはなっていないかもしれない。

こちらは大型Noteほど確実ではないが、 5Gモデルが発表されるかどうかが注目されている。戦略的観点からいえば、ここで5Gを出すことには意味がある。サムスンは先月発表したS10では全モデルを5Gにした。キャリヤの対応は遅れぎみとはいえ、デバイスの5G化のトレンドの先端を走っていることにサムスンは大きなプライドを持っているはずだ。

噂ではメインカメラは3基となるという。うち1基は1600万画素の超広角レンズとなり、Pro/Plusモデルには奥行きを検知できる反射時間測定センサーが装備される。プロセッサーはSnapdragon 855 PlusというQualcomm(クアルコム)のトップエンド製品になる。このチップは数週間前に発表されたばかりでNoteは初めての商用プロダクトの一つだ。

バッテリーも強化され、3600mAhまたは4300mAhが搭載される。メモリーは標準が8GB、Plusが12GBとなる。おっと、それからUSB-Cをヘッドフォンジャックに変換するドングルが出るはずだ。

Galaxy Watch Active 2

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ウェアラブル方面ではGalaxy Watchに新モデルが投入されるだろう。Galaxy Watch Activeが発表されてからまだ半年経っていないが、早くも新バージョンが出ると噂されている。サイズは直径40mmと44mm、最新のApple Watchに対抗してECG(心電図)、転倒モニター機能も追加されているはずだ。またタッチセンサーが採用され回転式の物理的ベゼルは廃止されるという情報もある。

その他

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折り畳み式ディスプレイを採用するGalaxy Foldに関してさらに何か情報が出てくることは間違いない。今のところプロダクトの発表は9月ごろという大まかなスケジュールはわかっているが、もうすこしはっきりしたスケジュールの発表を期待している。鳴り物入りで期待を持たせたあげくテスト用に配布された初期製品がトラブルに見舞われ、実機の発表が大きく延期されたいわくつきのプロダクトだ。

同様に行方不明になっているのがGalaxy Homeだ。HomePodのライバルとなるべき製品でほぼ1年前にアナウンスされた。正確にいってどんなプロダクトが用意されているのか、発表はいつか、後続の情報がまったくない。

日本時間では、すべは8月8日明け方に始まるイベントで明らかになる。我々はイベントを現地でカバーする予定だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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「順調な上半期」という発表の裏でファーウェイが語らなかったのは「スマホの伸びゼロ」

米国時間7月30日、Huawei(ファーウェイ)は「順調さ」を強調した上半期報告を発表し、メディアはおおむね受け入れれたようだ。しかしここで語られていない大きな問題がある。第1四半期から第2四半期にかけて同社のスマートフォンの売上の伸びはゼロだったのだ。

テレコム機器とスマートフォンの有力メーカーであるファーウェイは2019年上半期の決算を発表し、米国の制裁措置にもかかわらず、上半期の売上が23.2%増加し、4013億元(583.1億ドル、約6.3兆円)に達したと発表した。 同社の上半期のスマートフォン出荷台数は1億1800万台となり、対前年比24%のアップだった。

なるほど好調な上半期だったといえようが、では四半期単位ではどうなっていたのだろう?ファーウェイは発表していないが、簡単な計算で語られなかった事実を知ることができる。同社は第1四半期に対前年比で収入を39%を伸ばしている。つまり上半期の成績が好調だったのは第1四半期のせいで、第2四半期は足を引っ張っていたことが分かる。

ファーウェイは上半期の売上が前年比23.2%アップしたと言っている。しかしQ1が39%アップだったことを考えれば Q2はそうとう悪かったに違いない。

ファーウェイは第1四半期にスマートフォンを5900万台出荷している。つまり上半期の出荷合計1億1800万台から5900万台を引けば第2四半期の出荷台数も5900万台だったとわかる。テクノロジージャーナリストのAlex Barredo(アレックス・バレード)氏が Twitterで指摘したように、 これまで同社の第2四半期のスマートフォン出荷台数は第1四半期を大きく上回ってきた。

ファーウェイのスマートフォン売上はこれまで第1四半期から第2四半期にかけて大きく伸びていた(平均(32.5%のアップ)。ところがトランプ大統領の制裁発動の後、今年は伸びゼロ。これはすごい効果だ。

中国国内ではファーウェイのスマートフォン売上は伸びている。市場調査会社、Canalysが調べた国内販売のデータでは、第1四半期(2990万台)に対して第2四半期( 3730万台)となっている。しかし国内販売の伸びは国際市場での落ち込みを帳消しにするほどの力がなかったわけだ。実際ファーウェイのファウンダーの任正非(Ren Zhengfei)氏自身、6月に同社の海外市場でのスマートフォン売上は最大40%程度下落する可能性があると予想していた

この打撃が生じた理由は複数ある。制裁によってファーウェイは米国の提携企業が開発したコアテクノロジーから締め出されることになった。例えば、Google(グーグル)はファーウェイに対しAndroidサービスの重要な部分を提供することを停止した。Android OSそのものはオープンソースであり引き続き利用できるが、米国の貿易規則はグーグルがファーウェイにソフトウェアアップデートを提供することを禁じている。

半導体メーカーのARMもファーウェイとの関係を断つことを余儀なくされた。米国による制裁措置の打撃を緩和するためめに、ファーウェイは独自の半導体やスマートフォンOSを開発しているというニュースも流れた(のちに同社はこのOSは産業向けのものだと主張している)。しかしこうした措置が効果を挙げるとしても、だいぶ時間がかかるだろう。

もちろんファーウェイという巨人にとってスマートフォンのような消費者向けプロダクトは事業の一部分に過ぎない。しかし同社のエンタープライズ向け事業もまた攻撃を受けている。米国では価格の安さから小規模な地域キャリアの多くがファーウェイを利用してきた。しかし制裁措置以来、関係を断つ会社が増加している。トランプ政権は西側諸国に対し5Gネットワーク構築にあたって同社の機器を採用しなよう強く働きかけている。

簡単にいえば、米国のブラックリストに載せられ、米企業とビジネス関係を持つことができなくなったことはファーウェイに対して非常な圧迫となっている。ワシントンは一定の猶予期間を設け、一部製品については同社との輸出入の再開を認めたが、すでに大きな打撃が与えられたことは明らかだ。ファウンダーの任氏は先月、「米国の制裁措置はひっくるめて300億ドルの収入の落ち込みをもたらすかもしれない」と述べている。

ファーウェイの会長、 梁華(Liang Hua、写真)氏は本日の声明で「我々は困難な時期を迎えている」と認めたが、同時に「前途が明るいものであることに確信がある。1200億元にのぼる今年のR&D関連投資を含め、我々は予定どおり投資を進める。いくつかの困難を克服し、最悪の時期を後にして、今後は新たな成長段階に入れることに自信を持っている」と述べている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Google Pixel 4は顔認証とレーダー利用の「モーションセンス」を搭載

 Googleの次世代スマートフォン、Pixel 4についてはだいぶ以前からリーク情報が出ていた。それに加えてGoogle自身が、発売直前のプレゼンですべてを明らかにする伝統的手法ではなく、外観写真など情報を少しずつ出すPR戦術を採用している。

米国時間7月29日、GoogleはPixel 4の新しいビデオクリップをYouTubeにアップした。実際に入手できるのは今秋になってからのはずだが、ビデオで紹介された「モーションセンス」と顔認証は魅力的な新機能だ。

「モーションセンス」はPixel 4がユーザーの手のジェスチャーを認識し、対応する動作をするというものだ。 音楽を聞いているならスキップして次の曲を再生したり、アラームをスヌーズさせたり、着信音を消したりできる。Googleによれば対応動作は今後拡大されるという。Pixel 4のモーションセンスはGoogleが開発したSoliをベースにしている。これはカメラではなくレーダーを利用して手のジェスチャーなどを認識するテクノロジーだ。

最初に発表されたのは20015年のGoogle I/Oカンファレンスだったが、しばらく音沙汰がなく、2016年のGoogle I/Oでいくつかの応用が発表された。ここでは指で時計のリューズを巻くジェスチャーなどの微細な動きを認識できることがデモされた。また今年1月には電波利用機器とし連邦通信委員会から認証を得ており、実用化が近いことが予測されていた。

Pixel 4はSoliテクノロジーを搭載する最初の商用プロダクトとなるが、Googleは「Piexe 4販売開始の際にSoliが搭載されるのは一部の国となる」と述べている。米国の場合と同様、各国でも電波利用機器としての認証を得る手続きが必要だからだろう。

Googleはまた顔認証によるロック解除機能も搭載する。これはAndroid OS自体でもサポートされていたが、Pixel 4の実装はこれまでとは大いに異なるようだ。これにもSoliテクノロジーが用いられている。ユーザーがデバイスに手をのばすとSoliがそれを認識して顔認識センサーを起動し、データが一致すればアンロックされる。つまりユーザーがスマートフォンを顔の前に持ってきたときにはすでにアンロック済みで、すぐに使える状態になっているわけだ。この自動アンロックシステムは他のアプリの認証にも利用できるという。

顔認証によるアンロックは支払いを含めて各種のAndroidアプリへのログインに用いることができる。またこうした顔認証はデバイス内で完結する。 これはAppleがFace IDで用いているのと似ているが、ユーザーのプライバシーを確保するために顔認識情報をデバイスの外に出さない仕組みだ。さらにセキュリティを確保するために、顔認識関連情報は他の情報と別個にTitan Mというカスタムチップ内に保管される。これもAppleのFace IDと同様のアプローチだ。

公開までだいぶ期間があったが、Googleでは6月に外観写真(あるいは写真的精細度のCG)を公開し、メインカメラが複数台になるなど新機能を見せて消費者の関心をかき立ててきた。今回のアップデートも同様のアプローチだが、使い勝手に関する重要な機能が明らかになった。これまでの例からするとプロダクトの最終的な発表は10月になる見込みだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Google Pixel 4カメラはメインが3基でセルフィーはベゼルに2基か

先月の今頃、GoogleはPixel 4の写真をツイートで公開して、皆をびっくりさせた。この写真で判明したのはおもにリア側だったが、リリースは今年10月の予定だったから、多少ネタバレの気味もあった。Googleはメディアによるリークが起きないうちに摘み取ってしまいたかったのかもしれない。もちろんAppleが新世代iPhoneの宣伝に力を入れる前に、Pixel 4では複数カメラが採用されることを強調するのがこの写真の主なメッセージだったはずだ。

OnLeakがアップした映像によれば、Piexel 4には3基のメインカメラと2基のセルフィーカメラが装備される。フロントのセルフィー・カメラは上部ベゼルに設置されるようだ。前回の写真でGoogleがフロント上部の公開を急がなかった理由がわかる。6.25インチのディスプレイの上部ベゼルはかなりの幅があり、Googleがディスプレイ透過型のホールパンチカメラを採用するつもりがなかったことが分かる。

ライバル各社がセルフィーカメラをディスプレイの後ろに隠したり、本体からポップアップさせたりすることを試みているのに対してGoogleが追随しなかったのにはそれなりの理由があるのだろう。それに大型のPixel XLのディスプレイにはセルフィー用ノッチが設けられている。小型のPixelには設ける必要がなかったというだけだったのかもしれない。

幸い興味をひいているようなので1月前の写真に続く#Pixel4のリーク画像をアップした。ビデオは#Pixel4XLの最初の360°ビデオだ。5Kで描写しているし寸法もつかんだ。

もちろん実機が初期のリークのとおりにリリースされとは限らないのでこうした情報は多少割引しておく必要はある。しかしこの情報源はこれまで高い実績を誇ってきた。

外観は別として今回流れた噂には魅力的な新機能の情報がいくつか含まれている。Pixe 4では背面の指紋センサーが廃止されたので、Googleはロック解除を顔認証ないしディスプレイ内指紋認証に変えたようだ。Qualcommの超音波指紋認証が利用されているのかもしれない。

Pixel4はセルフィーカメラは2基で、トップベゼルが広いのは(まだ推測にすぎないが)何らかのジェスチャーを認識するためらしい。Pixelのカメラの改良は続いており、リアカメラは3基が並んでいる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Samsung、「Foldで問題を起したのは残念、折りたたみディスプレイ開発は続行」

The Independentによれば、Samsungのモバイル事業のCEO、DJ Koh氏はジャーナリストとの会見で同社の最近のGalaxy Foldのハードウェア問題に触れ、「残念だった。十分な準備が整う前に出荷してしまった」と述べた。

この感想には誰も異存がないだろう。Samsungが何年も前から予告していた折りたたみ式ディスプレイだが、われわれも報じたとおり、 出荷は時期尚早だった。折りたためるディスプレイはここ10年のモバイル・デバイスで最大のイノベーションになるはずであり、Samsungは何がなんでも一番乗りしたかったらしい。一般販売前に配布した評価用のデバイスにはたちまち多数の故障が見つかり、Samsungは急ブレーキを踏むことを余儀なくされた。

当初Samsungは問題を一部のレビュアーのせいにしようとした。しかし不具合が広範囲に発生していることを知り、結局はディスプレイ自体に問題があったことを認めた。Samsungの最初のフォールディング・スマートフォンが発売されるはずだった期日を過ぎて2月以上になるが、まだ出荷時期が発表されていない。もっともSamsungは近々はっきりした出荷時期を発表すると約束している。

Samsungは折りたたみ式スマートフォンの出荷がキャンセルされたという噂を強く否定している。 Koh氏もプレス・ミーティングで次のように述べた

われわれは現在もSamsung Foldの出荷準備を続けている。私がミスを犯したことは認めるが、折りたたみできるディスプレイは復活を目指している。現在2000台以上のデバイスがあらゆる条件でテストされている。われわれはすべての問題を検討している。一部の問題は部内の開発プロセスでは認識されていなかったが、多数のテスターのおかげではっきり知ることができた。

今回もKoh氏はFoldの新しいリリース期日は明らかにしなかったが、情報によればNoteの次世代バージョンはこの8月にリリースされるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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スマホの処分、どうしてる? 半数以上が放置

イメージ  確かに、データの削除は気になるところ。それにしてもかなり多くの人が、買い替え後の旧スマホを処分しかねているようだ。スマホの買い換えに関するアンケート調査(インターファーム・東京)によると、スマホを処分せずに放 …
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スマホでハイレベルな美ショットが撮れる! スマホカメラ用アクセサリー2種

 光学機器のケンコー・トキナー(東京)は、スマートフォン撮影用アクセサリーのリアルプロクリップ・シリーズにLEDライトの「リアルプロクリップライト」(市場価格3,880円前後・税別)と「リアルプロクリップレンズ 望遠8倍 …
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Googleの次世代スマホPixel4はメインカメラは少なくとも2基に

Googleが準備中のPixel 4がどういうスマートフォンになるのか、今週に入って各種の噂が渦巻いている。 そこでGoogleはTwitterの公式アカウントで裏と表の外観写真をリークした。

下にエンベッドしたのが@MadeByGoogleによるそのツイートだ。Googleは「かなり注目を集めているようなので、写真をお目にかけよう!実機が出させるようになるまでしばし待たれよ」と書いている。

Pixel 4のデザインは今週、まずPricebabaというスマートフォンの情報を扱うブログに掲載された。

裏側のデザインが現行製品と比べて大きく変わっているのが目を引く。Pixel 3の場合、レンズ、センサー、フラッシュが1基ずつ横に並び、長方形の枠に囲まれている。これに対してリーク写真のデバイスではカメラ部分が正方形になっている。ここにカメラが少なくとも2基、フラッシュ、他のセンサー2基が収まるもようだ。さらに現行製品にある指紋センサーが見当たらない。

表側は下半分の写真しか公開されておらず、この部分には目立った変化はないようだ。

Pixel 3の場合、(カメラの夜景モード以外では)ハードウェアの能力にあまりこだわらず、Googleが力を入れていたのはもっぱら機械学習の成果を活かすソフトウェア面だった。

今回Googleは他社にかなり遅れてデュアル・カメラを採用した。Pixel 3でGoogleは「他の多くのデバイスが複数のカメラで実現する以上のレベルを機械学習アルゴリズムによって1台で達成している」と主張していた。もちろんこれはこれで事実だったが、カメラを追加できれば当然そのメリットがある。Googleも遅ればせながらデュアル・カメラの時代に参入するようだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TikTokの親会社ByteDanceがスマホを開発しているという噂

世界でもっとも企業価値の高いスタートアップであり、世界的に人気の動画アプリTikTokの運営会社ByteDanceにとって、この2カ月間は何かと忙しかった。北京に本社を置く同社は、仕事の共同作業アプリLark、インスタントメッセージ・アプリFeiliao音楽ストリーミング・アプリなどなど、アプリの品揃えを次々に増やしてきたが、ついに、ハードウエアの世界への野心的な一歩を踏み出そうとしているようだ。

Bytedanceは、自前のスマートフォンの開発を計画している。Financial Times(有料版)は、2つの情報筋からの話として伝えている。ByteDanceの広報担当者は、この件に関してコメントを控えたが、中国のインターネット企業の間では、ユーザー数を増やす方法として、最初から自社アプリをインストールしたスマートフォンを販売するスタイルが長期にわたって人気だったことから、その噂に特段の驚きはない。

しかもByteDanceには、もっと多くのユーザー獲得チャンネルを開拓しなけらばならない差し迫った事情がある。Bloombergの記事によると、この2年ほどで急速に成長したByteDanceだが、昨年、中国での広告収入低迷の煽りを受け、目標収益の達成に初めて失敗している。

ByteDanceよりも前から市場にいる企業の中に、自撮りアプリのメーカーMeituがあるが、同社は写真編集アプリなどの自社製アプリ一式をあらかじめインストールしたスマートフォンを開発した。先日、その部門はXiaomiに売却され、Xiaomiは女性ユーザーや新規ユーザーの獲得数を増やそうと試みている。Snowが所有するカメラアプリB612やByteDanceのFaceuも、Meituのすぐ後に迫っている。

中国のインターネット業界の黎明期においては、その他の企業は、多くの資産を持たないアプローチを好んだ。Baidu、Alibaba、Tencentは、中国の技術界を牽引する企業として、まとめて「BAT」と呼ばれているが、彼らはみな、Android ROMをカスタマイズして使っている。これなら、スマートフォンのメーカーがプリインストールした市販のROMよりも、多くの機能が使える。

Alibabaの野心は、2016年のMeizuに対する5億9000万ドル(約650億円)の投資からも伺える。このEコマースの巨人は、携帯端末メーカーのためにオペレーティングシステムを注文生産するという冒険に打って出た。最近では3月、WeChatのオーナーであるTencentが、ゲーム用スマートフォンのメーカーRazerと手を組んで、ハードウエアをカバーする数々の構想に挑むことにした。

 

TikTokの親会社ByteDanceは無料音楽ストリーミング・アプリの立ち上げを計画(本文は英語)

ByteDanceのスマートフォン開発には、以前から兆候があった。同社は、1月、スマートフォンのメーカーSmartisanからいくつかの特許を買い取り、従業員も数名引き抜いたことを認めている。しかしその当時、同社は、この取り引きは「教育ビジネスを研究するため」と話していた。Smartisanの事業は教育とはほとんど関係ないことを考えると、この声明はおかしい。少なくともこの提携は、このモバイルインターネットの新興企業にハードウエア開発能力を与えている。

事実、Financial Timesの情報筋は、ByteDanceの創設者Zhang Yimingは「ByteDanceのアプリがあらかじめインストールされたスマートフォンを長年夢見ていた」と伝えている。とは言え、これは非常に厳しい戦いになるはずだ。少なくともスマートフォンの売り上げが低迷し、Huawei、Vivo、Oppo、Xiaomi、Appleといったメーカーがしっかりと堀を固めている中での過酷な競争となる。

ByteDanceは、モバイルアプリの帝国を築いたお陰で、古巣を遠く離れても有利な立場にいられる。同社は、世界的な足場をしっかりと固めることに成功した数少ない(最初だと主張する人も多いが)中国のインターネット系スタートアップのひとつだ。TikTokは、この数カ月間、世界のアプリランキングのトップの地位を保っている。しかし、世界のより大きな市場では、障害物に悩まされてもいる。

アメリカでは、連邦取引委員会が子どものプライバシー保護ための法律に違反したとして、TikTokに罰金を科したTikTokの近年の成長をおもに支えているインドでは、不法なコンテンツが含まれているとして、政府から一時的にアプリを使用禁止にされるという問題が降りかかった。

中国企業にはセキュリティー問題がついてまわるとするワシントンの懸念があるために、アメリカ市場に浸透するのは難しいかも知れないが、インドには現在、中国ブランドがひしめいている。Counterpointの調査によれば、第一四半期はXiaomiを筆頭とする中国メーカーが、インドのスマートフォン市場の66パーセントという大きなシェアを握っているという。ということは、ByteDanceは、同盟を組むであろうSmartisanと共に、インドの地元ライバルのみならず、故郷の市場で見慣れた顔ぶれとも戦うことになる。

[原文へ]
(翻訳:金井哲夫)

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北米のスマートフォン出荷台数が過去5年間で最低に

スマートフォン調査会社からまたまた暗いニュース。 Canalys によると、2019年第1四半期の北米スマートフォン市場は過去5年間で最低だった。それだけではない。これは全世界の傾向とも一致している。市場は停滞し、メーカーはまだ大パニックに陥っていないようだが、考慮すべき事態であることは間違いない。

第1四半期の出荷台数は昨年の4440万台から3640万台へと減少した。Canalysによると、この落ち込みは同社が記録を取り始めてから最大であり、その主要因として「アップルの精彩を欠いた実績とZTEの凋落」を挙げている

アップルは依然として集団の先頭を走り北米市場の40%を占めている。これには旧機種の値下げ販売も貢献している。しかし、サムスンはGalaxy S10の発売を追い風にして差を縮めている。同社は対前年比3%アップで市場の29.3%を占めている。

LG、レノボ、およびTCLがトップ5の残りに入り、中でも後者の2社は大きくシェアを伸ばした。それ以外のメーカーは大きく落ち込み、出荷台数は65%減少した。アナリストは差し迫った5Gの登場が今後の市場を活気づかせると確信しているようだが、その勢いを維持することはメーカーにとって容易ではない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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スマホやタブレットでテレビが見られるテレビチューナー

 PC関連機器のアイ・オー・データ(金沢市)は、スマホ/タブレットに最適化したシングルテレビチューナー「GV-NTX1A」を、5月中旬に発売する。ネットワークを通して家の中はもちろん外出先からもテレビを見ることができる。 …
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スマホやタブレットでテレビが見られるテレビチューナー

 PC関連機器のアイ・オー・データ(金沢市)は、スマホ/タブレットに最適化したシングルテレビチューナー「GV-NTX1A」を、5月中旬に発売する。ネットワークを通して家の中はもちろん外出先からもテレビを見ることができる。 …
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「スマホがないと生きていけない」 そんな人は1,000人中の何人?

 アドビ(東京)は、消費者のモバイル利用に関する意識調査「Mobile Marketing Research 2019」を実施した。この調査の対象は、日本国内のスマートフォンを所有する消費者1,000人。  調査では、日 …
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Motorola Razrが縦に折り畳みで復活か?

MotorolaのRazrは上のスクリーンショットのようなデザインで近くリバイバルするかもしれない。Weibo他のオンラインに新しいRazrのものだとするリーク画像が流れて注目を集めている。ディスプレイはGalaxy Foldとは逆に縦に畳む方式で、オリジナルのRazrにたいへんよく似た外観となっている。

折り畳みテクノロジーのユースケースとしては他のデザインより納得性が高い。Galaxy Foldなどは「広げるとタブレットになるスマートフォン」であるのに対して、Motorolaのデザインは「広げるとスマートフォンになるコンパクトなデバイス」を目指しているようだ。

価格については依然として不明だが、ウォールストリートジャーナルは「市販される場合、1500ドル前後になるだろう」と観測していた。 つまりこのデザインで実際の製品としてリリースされるかどうかはまだ分からない。.

折りたたみディスプレイはサムスンのGalaxy Foldがパイオニアだった。市販に先立ってジャーナリストにテスト機が配られたが、一部はわずか数日で不具合を生じてしまった。Samsungは初期ロットの不良を確認し出荷をキャンセルした。

リーク画像が流れた後もMotorolaはリリースに関する情報を発表していない。サムスンのトラブルを考えると、Motorolaが実機の出荷に関して慎重な姿勢を取っているのは理解できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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Galaxy Foldの画面は驚くほど脆い、分解レポートが公開される

サムスンが初期調査に乗り出す中、iFixitは折り畳みスマートフォン「Galaxy Fold」の詳細な分解レポートを公開した。その内容は第1世代デバイスの野心を褒め称えつつも、いくつかの明らかな欠陥を指摘している。

iFixitによるおなじみの19ステップの徹底的な分解レポートで注目したいのは、「驚くほど脆い」と評されたディスプレイの構造だ。iFixitが同サイトにて「驚くほど」とまで表現することは、めったにない。

サムスンが発売日の延期と共に発表した声明では、「初期調査では、上下のヒンジの露出部分からの衝撃が、ディスプレイに問題を生じさせた可能性がある」としていた。その脆い構造が、レポートでは実際に確認された形となった。

また、サムスンの他のデバイスにも付属しているので、多くのレビューアーが間違えて剥がした画面の保護レイヤーについても、iFixitは報告している。「確認されたすべてのケースにおいて、この保護レイヤーを剥がすことはディスプレイの損傷につながる。ディスプレイは保護レイヤーなしでも動作するが、密接に接着されており、ディスプレイが壊れるほどの力をかけない限り取り除くことはできないほど画面は脆かった」

一方で、iFixitはヒンジの構造には感心していたが、蝶番部分の大きな隙間は異物の混入を招き、ヒンジやディスプレイの間に挟まる可能性があると指摘している。これはサムスンによる「なんらかの物質がデバイス内部に入り込み、ディスプレイのパフォーマンスに影響を与えた可能性がある」という説明とも一致している。

そして分解レポートは、このような問題がごく少数のレビュー用端末に限らない可能性にも触れている。サムスンが上記の問題を解決することを願うばかりだ。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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格安スマホ使ってる? 10・20代では半数が「利用したい」

 家族が4人いて、全員がスマホを使っている家庭なら、月々の通信費だけでもそれなりにかかっているのでは? マイボイスコム(東京)は、「格安スマホ」について、10~70代の男女1万365人を対象にアンケート調査を行った。最初 …
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不具合報道から6日目だが私のGalaxy Foldは異常なし

iPhoneの電話番号からSMSする必要があってGalaxy FoldからiPhone XSに戻ってみると、画面がおそろしく狭く感じられた。Foldに対する苦情のニュースが浮上してから「このデバイスをサムスンに返品するつもりはあるのか?」と何度か尋ねられたが、答えたは「ノー、まったく考えていない」だ。スマートフォンのスクリーンが大型化するのは必然の流れだし、折りたためる画面は重要な一歩だと思う。

もちろんこのトレンドがメインストリームになるのは1、2世代先のことだろう。最初のプロダクトだけにFoldは大きすぎ、かさばりすぎる感じがする(この点はメディアでもすでに何度も指摘されている)。今日空港を通ったが航空会社やセキュリティーのスタッフ(職業がら毎日大量のスマートフォンを見ている)は私のGalaxy Foldを目にしてとても感心していた。

今朝はバスルームのシンクにFoldを45度の角度で立てかけ、歯を磨きながらニュースを見たがこれは具合がよかった。飛行機に乗る予定だったのだから、ついでに映画を数本ダウンロードしておけばよかったと後で気づいた。デルタ航空のシートバックのモニタよりFoldの画面のほうがはるかにきれいだ。

外側画面には指紋がつきやすく、開いて使うと内側画面はむやみに埃を集める。特にスクリーンプロテクターの端に埃がつきやすい。スクリーンプロテクターは普通のスマートフォンのスクリーン保護フィルムのように見えるが、フォルディングスクリーンの重要な一部となるレイヤーでこれを剥がせば正常に作動しなくなる。

記事トップの写真はアスレチックス対マリナーズの試合だ(中央の黒い線は影)。もちろん畳んだ状態でもフロントカメラで写真を撮れるが、こだとモニターが小さすぎる。人前でFoldを広げてリアカメラを使うとiPadで写真を撮るような居心地の悪さを感じる。しかし慣れてしまえばとても快適だ。

というわけで今のところ私のFoldは快調に作動している一方、ジャーナリストとしては報道された不具合についてのサムスンの公式見解の発表を待っているところだ。中国でのリリースは延期されたものの、 米国でのリリース予定は4月26日で変更はない。.

引き続きレポートする。

【訳者注】Heater記者によるSamsung Foldの詳しい紹介記事はこちら

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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スマートフォン出荷台数は2020年に回復へ(ガートナー調査)

幾度かの苦難の年を経て、2020年は携帯電話出荷台数が復活する年になるとGartner(ガートナー)の最新予測が伝えた。しかし端末メーカー各社はまだトンネルを抜け出していない。2021年には再び数字が下がると予測されている。

アナリスト会社のGartnerは、このカテゴリーが2019年に0.5%下降すると見ている。これは、この数年同社が計測を始めて以来始めてのマイナス成長だったこととも一致する。来年は成長の伸びが期待されており、これはアップグレードサイクルによるものだが、端末メーカーは今後数年の成長鈍化を覚悟しておく必要がある。2021年には、さらに下降することが予想されている。

商品の高額化、中国などにおける経済成長の鈍化、および買い替え動機の減少などが停滞の要因だ。Gartnerは、高級端末の平均寿命が現在の2.6年から2023年には2.8年に伸びると考えている。丸め誤差のようにも思えるが影響を与えるには十分だ。

私は、来る5G移行への流れがある程度の成長要因になると予想している。一方のGartnerは、先月のMWCでフォームファクターが注目の的となった折りたたみ型について、当然ながら慎重な構えだ。

「ユーザーは折りたたみ型端末を通常のスマートフォンと同じように使い、1日に何百回も手にとって、時々折返してはプラスチック画面でタイピングすると思われるので、折りたたみ方によってはすぐに傷がつくだろう」とGartnerのリサーチ・ディレクターであるRoberta Cozza氏が調査結果のリリース文で語った。「向こう5年間折りたたみ電話は、製造上の課題からニッチ製品であり続けるだろう。画面の表面だけでなく、価格も今後下がっていくとわれわれは予想しているが障壁になるだろう。現在2000ドルの折りたたみ端末は、新しいもの好きのユーザーにとっても、まだトレードオフが多すぎる」。

納得。ただし長期的には良くなっていく見込みで、2023年の折りたたみ型出荷台数は3000万台になるだろう(市場全体の約5%)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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シャオミが3つ折りスマーフォンを再度チラ見せ

Xiaomi(シャオミ)は今年1月に続き、再度折りたたみスマートフォンを披露した。

Weiboアカウントに投稿された今回の動画では、タブレットとしても、あるいは折りたたむことでスマートフォンとしても使える「三つ折りスマートフォン」の姿が確認できる。また、折りたたみ状態ではインスタントヌードルの上に載せられるほどコンパクトなようだ。

Xiaomiは現在もこの折りたたみスマートフォンの開発をすすめている。すでに端末を投入しているSamsung(サムスン)やHuawei(ファーウェイ)、中国Royole(ロヨル)とは異なり、すぐに製品が登場することはなさそうだ。

Xiaomiのスマートフォンは2カ所を折り曲げるという点で、1カ所を折り曲げる上記の端末とは異なる。その開発が難しいことは容易に想像できるが、実際のプロトタイプは実に印象的だ。動画を見る限りハードウェアやソフトウェアの完成度は高いのだが、折りたたみ機構が端末を分厚くしているのもまた事実である。

現時点では、Xiaomiがこのままの姿で折りたたみスマートフォンをリリースするかどうかは、はっきりしない。ただし廉価な端末で知られる同社のこと、SamsungやHuaweiの第1世代折りたたみスマートフォンとは異なり、2000ドル以下で製品が投入されることを期待してもいいかもしれない。

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(文/塚本直樹 Twitter

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Galaxy Foldの画面折り曲げテスト動画が公開

Samsung(サムスン)の折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」はまだ謎が多い。2月のアンパックイベントにて公開された同端末は、MWCではガラスの向こう側に鎮座していた。

そしてSamsungが本日公開した動画では、Galaxy Foldをストレステストにかけている様子が確認できる。

Samsungによれば、Galaxy Foldのディスプレイは20万回の開閉動作に耐えられるとしている。これはおよそ、5年間で1日に100回折りたたんだ回数に相当する。

動画では、Samsungなどのメーカーがどのようにして耐久回数を決定しているのかが見て取れる。同社によれば、この機械を使えば約1週間で20万回の折り曲げ試験が実施できるそうだ。なんにせよ、製品をこの手に取る日が楽しみである。

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(文/塚本直樹 Twitter

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Huawei P30 Pro/P30発表 ペリスコープレンズと深度センサーでカメラ性能刷新

Huawei(ファーウェイ)はプレスカンファレンスにて、新型フラッグシップスマートフォン「P30 Pro」「P30」を発表した。両端末とも、前モデルの「P20シリーズ」から全面的にアップデートされている。

まず外観上の進化として、両スマートフォンは小型な水滴型ノッチを搭載。またディスプレイには指紋認証機能が内蔵されている。ディスプレイサイズはP20 Pro/P20の5.8/6.1インチから、6.1/6.47インチに大型化しており、画面のアスペクト比は18.7:9から19.5:9に変更された。

P30 ProはiPhone XRよりも細いのだが、それでも個人的には手に余るサイズに感じられた。

背面パネルの素材はガラスで、角度により美しい色の変化をみせる。フレームはアルミ製だ。カーブディスプレイと裏側側面のカーブした形状のおかげで、スリムに感じられるのは好印象。本体上下の縁は平らに仕上げられており、手のひらに馴染む感触だ。

P30 ProとP30のスペックは似ており、両方とも2340×1080ドットの有機ELディスプレイを搭載している。

2機種の大きな違いは、P30 Proがカーブディスプレイなのにたいし、P30は平らなディスプレイを採用していることだ。なお、イヤホンジャックを搭載しているのはP30のみとなっている。

両機種とも、本体カラーは5パターン。ブリーシング・クリスタル、アンバー・サンライズ、パール・ホワイト、ブラック、オーロラが用意されている。アンバー・サンライズはレッドとオレンジのグラデーションカラーで、パール・ホワイトはホワイトとピンクのグラデーションカラー、オーロラはブルーとターコイズのグラデーションカラーだ。

 

背面には4カメラを搭載

カメラ性能には特にこだわりのあるHuawei。P30 Proではなんと背面に4カメラが搭載されている。

 

  • メインカメラは4000万画素/焦点距離27mm/f値1.6で光学手ブレ補正に対応
  • 超広角カメラは2000万画素/焦点距離16mm/f値2.2
  • 望遠カメラは800万画素/f値3.4かつ5倍ズーム(焦点距離125mm)を実現。こちらも光学手ブレ補正に対応
  • フラッシュ下には赤外線の照射で物体の深度を測定するToFセンサーを搭載

P30 ProではToFセンサーのおかげで、より上質なボケ効果が楽しめる。またメインカメラと望遠カメラの組み合わせにより、10倍のハイブリッドズームも実現した。

望遠カメラにはペリスコープレンズを採用。ガラスで光軸を曲げるこのレンズのおかげで、スマートフォンが分厚くならずに高倍率ズームが可能となった。

次に、P30のカメラスペックをみてみよう。

  • メインカメラは4000万画素/f値1.8で光学手ブレ補正に対応
  • 超広角カメラは1600万画素/f値2.2
  • 望遠カメラは800万画素で3倍の光学ズームを実現
  • ToFセンサーはなし

さらに、ハードウェアだけでなくソフトウェアの支援により、光学/電子手ブレ補正のおかげでナイトモードの性能がずっと進化している。また、フロントカメラも2400万画素から3200万画素に進化し、HDR撮影や暗所下での高感度撮影が楽しめる。

内部スペックまとめ

プロセッサには、Mate 20シリーズにも搭載されているKirin 980を採用。OSはAndroid Pie 9.1で、独自インターフェイスのEMUIが搭載されている。

USB-C経由では40W充電に対応し、最高15Wのワイヤレス充電も利用できる。P30 Proのバッテリー容量は4200mAhで、ワイヤレスリバース充電により他のデバイスの充電も可能だ。

P30 ProはIP68、P30はIP53の防塵・防水性能に対応。またディスプレイを振動させることで、スピーカーとして利用する。

ワイヤレスイヤホンも登場

新型ワイヤレスイヤホンのFreeLaceは、BeatsXのようにネックバンドが存在。こちらはネックバンドを取り外し、スマートフォンに直接差し込んで音楽を視聴することもできる。

USB Type-C経由で5分充電すれば、4時間の音楽視聴が可能。本体色はグラファイト・ブラック、アンバー・サンライズ、エメラルド・グリーン、ムーンライト・シルバーが用意されている。

イヤホン同士は磁力でくっつき、首にぶら下げて持ち運べる。それぞれを外せば、自動で電話にでたり音楽を再生することが可能。逆にくっつければ、電話をきったり音楽が停止する。なお、FreeLaceは単品で販売される予定だ。

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(文/塚本直樹 Twitter

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EnergizerのP18K Popはスマホ付き18000 mAh大容量バッテリー

これこそが、みんなが求めていた機能だ。

スマートフォンのレビュー記事を読むとき、最初に知りたいことの一つはバッテリーの持続時間が自分の利用形態に合っているかだ。もしスペックの中で意味があるのはバッテリー寿命だけだったらどうなるだろう?

バルセロナで行われているMWCで、携帯電話メーカーのAvenir TelecomはEnergizerブランドの強烈なパンチ力をもつ巨体で注目を集めている。

P18K Popには18000 mAhという超大型バッテリーが組み込まれている。メーカーは丸2日間動画を見続けてもバッテリーがなくならない、と言っている。ちなみに今読者のポケットの中にある携帯電話のバッテリーは2500~3500 mAhくらいなので、ふつうの使い方なら数日間もちそうだ。

消費者は、果てしなく端末を薄くしたいというメーカーの欲求に必ずしも興奮していない。もちろんいちばん薄い部分の厚さが18 mmのP18K Popにとってそんな問題はない。ふしぎなことにここまで厚くしたのに、ヘッドホンジャックをつける余裕はなかったようだ

この大きな図体にどの程度の市場があるのかまったくわからないが、パリ拠点のAvenir Telecomは、この夏には消費者向けに出荷を始めると言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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OPPOのOnePlusもMWCで5Gプロトタイプをデモ、今夏発売へ

2019年に入って、中国のスマートフォンメーカー、OnePlusは5Gハンドセットを近く発表すると予告していた。今週バルセロナで開催されているMWCカンファレンスで同社は約束を半分だけ果たした。MWCではLG始め5Gデバイスのラッシュが続いているが、OnePlusのデバイスはプロトタイプで、内容の詳細はまだ明かされなかった。

今年のMWCでのOnePlusはクローズドな招待オンリーのイベントが主だったため、デモ機が展示されたのはQualcommのブースだった。QualcommからするとAndroidの大群の中で自社のチップがいかに広く使われているかを示す好機だったのだろう。

同社は次のように説明している。

OnePlusは、われわれのチップを利用して、未来的な5Gクラウドゲームをシミュレートした。プレイするためにはこのスマートフォンとゲームパッドしか必要としない。5Gの高スループットと高速な応答性により、強力なクラウド処理能力を利用することでプレーヤーは大規模なゲームをオンラインでプレイできる。これまでこうした大規模なゲームはパソコンにアプリケーションをダウンロードしなければプレイできなかった。Snapdragonの比類ないゲーム能力と最適化を利用して、プレイヤーはこれまでにない高精細度、低レイテンシーのクラウドゲームを体験することができる。

これまでのリリースの例からすると、5G OnePlusは夏のアップデートで正式に登場することになりそうだ。過去のリリース・サイクルが参考になるなら、さらにその後一回程度のアップデートが行われるかもしれない。ただしOnePlusは急速な規模の拡大に伴って親会社のOPPOとの差別化を含め、市場のメインストリームに食い込むために製品のシフトを進めている。

デモされたデバイスはOnePlus 7と呼ばれることになるはずだが、第2四半期に発売されるだろう。残念ながら5Gバージョンはアメリカでは発売されない

一方、今年5Gへのアップデートが行われることで、OnePlusが既存のテクノロジーを使ってデバイスの価格を引き下げるより、最新のテクノロジーをいち早く採用する方向に動いたことが判明した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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Android新端末にはGoogleアシスタント起動ボタンがつくようになる

現在、AndroidスマートフォンGoogleアシスタントを起動するにはホームボタンを長押していた。今日(米国時間2/24)のバルセロナで開幕したMWCカンファレンスでは間もなくLG、Nokia、Xiaomi、TCL、Vivoが新製品を発表するが、各社の製品は専用のGoogleアシスタント起動ボタンを備える。これはSamsungのスマートフォンに以前から同社のアシスタント、Bixbyの起動ボタンが備えられていたのに似ている。

今週発売されるボタン付きの新しいスマートフォンは、LG G8 ThinQとK40、Nokia 3.2と4.2だ。近くXiaomi Mi Mix 3 5GとMi 9、Vivo(Vivo V15 Proを含む)、TCLにも専用のアシスタントボタンが装備される。Googleは1億台を超えるデバイスが近くアシスタント起動ボタンを備えるようになると期待している。

GoogleはAndroid OSに専用ボタンを利用する新機能を組み込むことができる。これにより現在数回タップしなければならない機能が簡単に利用できるようになるはずだ。

専用ボタンを1回タップするとアシスタントが表示さるのは(現在のスマートフォンでホームボタンを長押しするのと同じ効果)。ダブルタップすると、アシスタントの今日のスナップショット機能が表示される。天気、予定、予定、位置情報などユーザーのコンテキストに応じた情報が得られる。長押しすると「ウォーキートーキー機能」が呼び出される。これにより、アシスタントは長いセンテンスjを最後まで聞き取るようになるという。Googleでは「メールなど長いテキストを音声入力するのに最適」としている。

GoogleがこのボタンをAndroidスマートフォン自体に組み込んでいることは興味深い。Google自身の次期Pixelスマートフォンや、発表が期待されている低価格版のPixel 3にも組み込まれるだろう。アシスタントを発見しやすくなれば利用の頻度もアップするに違いない。すくなくともGoogleはそう期待しているはずだ。

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滑川海彦@Facebook Google+

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今日発表されたGalaxy S10、4モデルのスペックを比較する

今日(米国時間2/20)のイベントでSamsungは一挙にS10を4モデル発表した。フラグシップのGalaxyファミリーに追加されたのは、S10e、S10、S10+、S10 5Gだ。全モデルのスペックを簡単にチェックしたいという読者も多いだろう。下記を参考にしていただきだい。

こちらは現地で取材したBrian Heater記者のS10各モデルの詳しい比較記事だ。下の表はごく簡単なものだが、各モデルのスペックを一覧して比較するには便利だろうと思う。

スペックの各項目は見ればわかるものばかりだが、PowerShareというのは何だろうと不審に思ったかもしれない。これはS10各モデルにSamsungが追加した他のワイヤレス充電可能なデバイスを充電できる新機能だ。つまりPowerShare機能のあるデバイスはワイヤレス充電パッドの役割を果たせる。もっとも供給できる電力は限られているのでSamsungが発表したGalaxy Budヘッドフォンの充電などに向いているかもしれない。

5G対応モデルの価格は未定。

TechCrunchのSamsungのS10イベント関連記事はこちら

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滑川海彦@Facebook Google+

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Samsung、Galaxy携帯の販売台数20億台を突破

今日(米国時間2/20)最も高価なスマートフォンを発表したSamsungは、これまで大量に販売したGalaxy携帯の発展過程についても話した。

壇上、Samsung Electronicsのプレジデント、DJ Kohは、過去10年間に同社が販売したGalaxy端末が20億台を超えたことを明らかにした。

同社のGalaxyブランド製品はスマートフォンだけではないが、この華々しい数字は彼らがこのブランドで成し遂げてきたことすべてを物語っている。SamsungはGalaxy端末のアクティブ・インストール数に関する詳細には触れなかったが、スマートフォンの販売台数については全詳細を公表した。

本日同社はGalaxy S10Galaxy Foldをはじめとする数多くの端末の情報を公開した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TCLのリーク画像、折りたたみスマホの奇妙な将来を示唆?

「折りたたみ」と名がつくプロダクトは、奇妙なものになりそうだ。CNETが入手した、中国TCLのリークされたレンダリング画像を見てほしい。これらの奇妙かつ興味深い、2つのタブレットと3つのスマートフォンは折りたたみ可能で、そのうち一つは腕に巻き付けることができる。また、タブレットもスマートフォンも外向き、あるいは内向きにも曲げられる点も注目だ。

確かに、これらのレンダリング画像の折りたたみ端末が製品化されれば、スマートフォンのデザインを新しく興味深い方向へと進化させるだろう。もちろん、現段階で確定している情報はなく、また初期の折りたたみスマートフォンが顧客の関心を引くことができるかどうかも、まだわからない。

我々は、来週から開催されるMWC 2019(モバイル・ワールド・コングレス)や、今週水曜日に開催されるサムスンのイベントにて、より多くの動向に触れることになるだろう。また、サムスンはGalaxyシリーズの折りたたみスマートフォンの詳細を公開すると期待されている。現時点で市場に投入された折りたたみスマートフォンは中国Royaleの「FlexPai」だけで、その完成度も高くはなかった。

TCLはあまり一般に知られているブランドではないが、TV製品やアルカテル、Palm、BlackBerryブランドの端末の製造などで、ディスプレイ業界にて経験のあるメーカーだ。

今回のレンダリング画像は、折りたたみ製品を開発しているすべての企業が、現在検討しているスタンダードなものだろう。現時点でわかることは、スマートフォン業界は定番となる折りたたみ端末のデザインをまだ見つけておらず、またその定番も時代と共に変化するということだ。

 

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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明日のS10イベントで公開されるSamsungの折りたたみスマホの名前がリーク

Samsungは明日サンフランシスコで開催されるビッグイベントで魅力的な外観の折りたたみスマートフォンを公開すると約束している。 昨年の11月のデベロッパー・カンファレンスですでに短い動画が披露された。しかしこのプロダクトがどういう名前になるのかについては今まで情報がなかった。

これはSamsungにとってまったく新しいカテゴリーの製品だ。したがってこれまでの製品命名システムを踏襲する必要はないはずだ。一時、Galaxy Fという製品名が候補として挙げられたが、評判が悪かった。しかし今日(米国時間2/19)、有力なツイートがあった。

リーク情報提供の常連、Evan Blass(最近ではS10のリークが記憶に残る)によれば、新製品はGalaxy Foldと命名されるという。悪くないかもしれない。Galaxy Fよりましなのは確かだ。正直、Glaxy FではFワードを連想させ、下品なからかいの対象にされるに決まっている。

ではたぶん製品名はGalaxy Foldとなるのだろう。どんなプロダクトなのか、詳しいことは明日判明する。来週バルセロナで開催されるMWCも折りたたみスマートフォンの新製品のラッシュになるのは間違いない。

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滑川海彦@Facebook Google+

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親が知らない子供のスマホ世界 内緒で課金は5人に1人

 子供がスマホデビューをする時にルールを決めるという親は多いが、6割の子供たちがルールを破った経験があることが、NTTドコモ(東京)の「子どものスマートフォン事情」についての調査で分かった。親に隠れてこっそり課金、という …